夜が少しずつ長くなってきた今日この頃。そんな夜のお供にしたいのが、やっぱり韓ドラ! 仕事を終えてベッドに入る前、「もう1話だけ」と見始めたら止まらなくなるのも韓ドラの醍醐味です。そこで今回は、2026年に見て「これは見てよかった!」と思える8本を厳選。胸キュンしたい気分の夜も、思いきり泣いてすっきりしたい夜も、先が気になって一気見したい夜も。その日の気分にぴったりの1本を見つけて。
※記事発信時点での情報のため、最新情報は公式サイト等でご確認ください
韓ドラマニアのライターがおすすめ!

ライター
KAORU
Kカルチャー・旅・お酒・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年数回は海外へ。2025年はソウル、シアトル、ソウル、台北へ。2026年はソウル、ソウル、台北、ソウルを予定。

ライター
YUKI
K-POPアイドル、俳優にインタビューを行うフリーランスライター。TOPIK6級取得。
CONTENTS
こんな夜向け:胸キュンで元気をチャージする!仕事から疲れて帰ってきた夜に
共感&胸キュン必至のオフィスロマンス『残念ながら明日も出勤です!』

写真:Prime Video
『残念ながら明日も出勤です!』
全12話
出演:ソ・イングク、パク・ジヒョン、カン・ミナ、チェ・ギョンフンほか
Prime Videoにて独占配信中
あらすじ
仕事にも恋にも疲れ切った会社員7年目のチャ・ジユン(パク・ジヒョン)。不穏な噂と共に現れた無愛想な上司カン・シウ(ソ・イングク)とひょんなことから関わることに。冷たい口調の裏に隠された真心に触れ、忘れていたときめきを取り戻し始める。
ここが見どころ!

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本作は、人気ウェブトゥーンを原作としたオフィスロマンス。大手電子メーカーで働くジユンは、同期よりも早く課長の座につくほど優秀でありながら、通勤ラッシュや職場の人間関係に疲れ果てている中堅社員。いつしか仕事に対する情熱は消え、現在はそこそこに働いて、“定時で上がること”をモットーとしています。
同僚から「定時の妖精」と呼ばれるジユンが退勤後に向かう先は、ジムでもデートでもなく、家。Home Sweet Homeです。職場ではビシッとしているジユンですが、家では前髪を結んだ“ちょんまげヘア”×メガネ姿で、チメク(チキンとビール)を食べてリフレッシュするギャップが、まず最高(笑)。『ウンジュとサンヨン』『財閥×刑事』シーズン1のパク・ジヒョンが演じていて、これまでの優雅でクールなイメージから一転、現実感満載な姿もいい感じ。

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退勤と同時に仕事用の連絡をオフにしたり、「辞めてやる!」と思ってもクレジットカードの請求額を見ると一瞬で冷静になったり、指示がコロコロと変わる理不尽な上司に振り回されたり。働く人なら誰もが経験したことのある“日常”がリアルに描写されていて、クスッと笑いながら「わかる~!」と頷いてしまうこと間違いなしです。
また、OSTにも注目していただきたく。第1話、この日も真っすぐ帰宅したジユンがビールを飲んで「ぷは~!」 と生き返るシーンの挿入歌をよく聴くと、「仕事帰りの道がたまらなく幸せ♪」と歌っているんです(笑)。ドラマ開始20分ほどにして、「このドラマ好き!」となりました。

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そして、ソ・イングクです。歌手デビューから17年、俳優デビューから14年のベテランで、『ショッピング王ルイ』『空から降る一億の星』など数々のドラマで視聴者をとりこにしてきた彼。最近出演した『マンスリー彼氏』の一見冴えなさそうで実はメロい一途男子のキョンナムにも沼りましたが、本作のシウは「3なし男」(笑顔なし、雑談なし、謝罪なし)と呼ばれる孤高のエリート社員ということで、ぐぐぐっとシャープな印象に。

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ほっそりとしたフェイスラインが彫刻のように美しく、シワひとつなさそうな黒スーツ姿もお似合いで、成熟したかっこよさがたまりません。歴代でいちばん刺さったビジュアルかも。今年39歳(10月23日生まれ)になってもなお黄金期を更新してくるソ・イングク、すごすぎます!

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ジユンの優秀さを以前から知っていたシウは、自身が率いる特別プロジェクトチームにジユンをスカウトします。2人は衝突しながらも共に働く中で自然と惹かれ合い、やがて秘密の社内恋愛に発展していきます。無愛想なシウがジユンだけに笑顔を見せるなど、ツンデレのギャップにキュンキュンが止まらなくなるはず。王道ストーリーですが、だからこそ安心して胸キュンできるところが本作の魅力です。
一方で、シウがバツイチだったり、ジユンにはプロポーズを控えて突然消えてしまった恋人がいたりと、過去と将来が絡んでくるところは30代の恋愛ならでは。

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でもって、ソ・イングク主演の恋愛ドラマに欠かせないキスシーンです。本作は第2話の冒頭からさっそくキスシーンが登場し、その後も、心が通じ合ったキス、和解のキスなどキスシーンが豊富。そのどれもが濃厚かつ美しくて、画面から目が離せなくなること間違いなしです。
特に、大人っぽさ全開の第7話のキスシーンでは、そのキス職人ぶりが炸裂。思いがけずジユンの家でシャワーを浴びることになったシウが、バスタオルを持ってきたジユンを浴室に引き寄せてキスをするという、なかなか突飛なシチュエーションなのですが、ソ・イングクの手にかかれば極上に甘くてセクシーなキスシーンになるんですよね。背中が太平洋かってくらい広いところもキュンとするポイント……! もはや芸術作品です。
厳しいけれど努力や能力を正当に評価してくれるシウのもとで、忘れていた仕事のときめきを取り戻していくジユン。AI家電を開発するお仕事ドラマとしての見応えもたっぷりで、「明日からまた仕事を頑張ろう」という気持ちが湧いてくるドラマです。
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『残念ながら明日も出勤です!』
全12話
Prime Videoにて独占配信中
“執着系俺様メンズ”は好きですか? 『主役の初夜、私が奪っちゃいました』

一夜を共にした翌朝のイ・ボン(オク・テギョン)とチャ・ソンチェク(ソヒョン)。
『主役の初夜、私が奪っちゃいました』
全12話
出演:ソヒョン、オク・テギョン、クォン・ハンソル、ソ・ボムジュン、チ・へウォンほか
Licensed by KBS Media Ltd. © 2025 KBS. All rights reserved
U-NEXTにて独占配信中
あらすじ
大好きな恋愛小説の脇役チャ・ソンチェク(ソヒョン)に憑依してしまった、平凡な女子大生の私。目立たず華麗な生活を満喫し、原作通り、主人公イ・ボン(オク・テギョン)とヒロインであるチョ・ウネ(クォン・ハンソル)の恋を見守るはずだった。しかし、酔った勢いでボンと一夜を過ごしてしまうという大失態を犯す。「初夜を過ごした男女は当然、婚姻すべきだ」と執拗に迫るボン。ソンチェクは物語を正そうと奮闘するが、冷酷だった彼の一途な想いに心は揺れ動き始め……。運命は少しずつ原作から外れていく。
ここが見どころ!
今回紹介する作品は、少女時代・ソヒョン×2PM・テギョンによるロマンスファンタジーです。ヒロインのソンチェクを演じるのは少女時代のソヒョン。そして、小説の主人公イ・ボンを2PMのオク・テギョンが務めます。
ところで、主演二人を名前を聞いて、なにか思い出しませんか? そう、少女時代のユナと2PMのイ・ジュノが主演を務めたドラマ『キング・ザ・ランド』ですよね~。爆発的な人気を博した『キング~』の二人と同じグループの別メンバーが共演する本作の主演のケミストリーは格別。少女時代と2PM、K-POP第二世代をけん引した人気グループだけに、二人の掛け合いも息ぴったりなんです。実際、『2025年KBS演技大賞』では、ミニシリーズ部門 女性・男性優秀賞、ベストカップル賞の3冠を獲得するほどでした。
というわけで、本作の見どころをピックアップ!

意図せず小説の世界にトリップしつつも、状況把握に努める順応力の高いソンチェク。
同名人気ウェブ漫画が原作の、小説の世界という異世界に転生して繰り広げられるロマンス史劇。ドラマ版では背景や時代の設定などはかなり味付けされていますが、物語のテンポの良さ、主人公の執着ぶり、イケメン度、キュン度は増量しております♡
散らかった部屋で、愛して止まない恋愛小説を読みふけっている平凡な女子大学生(ソヒョン/一人二役)は、ある日、突然、その小説の世界に入り込んで、脇役のソンチェク(ソヒョン)に憑依。その小説では、男性主人公のボン(オク・テギョン)と不遇な生い立ちのヒロイン・ウネ(クォン・ハンソル)が、悪役にイジワルをされながらも恋に落ちるのですが、女子大生がソンチェクに憑依したことで、物語の展開が変わってしまいます。
ある晩、ソンチェクは酒宴を開いて、“爆弾酒”を披露して泥酔。挙句の果てに、ボンと一夜を共にしてしまい……。
ここまでは、よくある“韓国ドラマあるある”。ですが、本作ではボン、というか、イケメンでたくましいボディのテギョンが、上着を脱いで肉体美を見せつけながら、「あなたのほうが積極的だった」「あなたが僕の初夜を奪ったのだから、婚姻するのが道理」と言って、ガンとして譲りません(笑)。ヒロインならいざ知らず、“初恋神話”ならぬ“初体験神話”を涼しい顔して、ゴリ押ししまくる男性主人公は、ちょっと記憶にないです(笑)。

韓服がお似合いなテギョン。
みなさん、想像してみてください。
「おまえに初体験を奪われた!」と半裸で主張するテギョンを。会うたびに「結婚しろ!」とヒロインにがぶり寄る猪突猛進なテギョンを。ソンチェクの興味を引いた男全員に嫉妬の炎を燃やすテギョンを。
もう、“キュン♡”しかないですよね(笑)。

こんな爽やかな姿なのに、中身は肉食かつ初体験神話を信奉しているチェリーボーイのボン。
ソンチェクへの愛情表現を惜しまないボンの愛を伝えるセリフと仕草にも注目です。
なんてたってボンは恋愛小説の主人公。歯の浮くような甘いセリフも、何の迷いもなく実践します。
「たった今、最高の宝物を得たんだ」
「狂った。チャ・ソンチェクに」
「私に似合うような女性主人公としての能力を見せてくれ。勝つためなら、何をしても全部許そう」

この顔で甘いセリフを吐かれた日には……。
などなど、聞いているだけで恥ずかしくなるセリフがズラリ。このようと書くと、「ボンって、そもそもチャラ男なんでしょ?」と思うかもしれませんが、基本的には心に傷を抱えた言葉少ななキャラクター。ソンチェクに愛を伝えるときだけ、饒舌になるという、どこまでも主人公仕様の人物です。演じたテギョンも「普段の自分だったら、絶対しないような表現が多かった」と振り返りインタビューで語っていたぐらい、ドロ甘セリフがゴロゴロ。照れるどころか、大真面目に言い切るテギョンの男気に惚れます。
そして、甘いのはセリフだけじゃありません。キスシーンもてんこもり! しかも、テギョンがひと昔前のトレンディドラマに出てくるようなキザ男のような演出をさせられているのが、逆に新鮮!
たとえば、ソンチェクを待たせる時、「すぐ戻るから、どこにも行かずにここで待ってて」と、彼女の額にデコピンをして離れるボン(笑)。城壁で二人がいい雰囲気になった時は、グイッと腕を掴んでワイルドに壁ドン……からの~アゴクイキスの古典的コンボ(笑)。ドンからキスまでの一連の動きが流れるように上手で、キュンとさせられると同時に、なぜか爆笑してしまうという、おもしろ魔法をかけてくれます(笑)。
韓服の着こなしも、乗馬や殺陣も、なんなら初体験シーンまで手練れ感を醸し出す、万能テギョンから目が離せなくなることでしょう。

こちらはライトな壁ドン。バージョン違い、あります。
対するソヒョンも負けていませんでした!
追い回してくるボンになんとか嫌われようと色々と試みる、ソンチェクの振り切れっぷりは素晴らしかった~。酔っぱらって爆弾酒を作る手際の良さには惚れ惚れしますし、ボンに人相書きまで出されてヒゲ面の庶民に男装して逃走したり、肥料たっぷりの畑で土まみれになりながら生のサツマイモをほおばるなど、両班のお嬢様とは思えない醜態をさらす姿が印象的でした。奮闘むなしく、ボンにはまるで通じませんでしたが、汚れまくったソンチェクを全肯定で受け入れ、ほめそやすボンの恋は盲目ぶり、執着ぶりが際立っていて、K-POP人気を盤石にするために尽力した、少女時代と2PMメンバーによる、阿吽の呼吸が感じられて最高でした!
なお、ストーリー的にはライトノベルやマンガのような軽い展開でとても観やすく、ロマンスと時代劇、そして笑いの部分が絶妙なバランスをとっているロマンチック・ファンタジーに仕上がっています。あれこれ考えずに、「ちょっと息抜きしよっと」という感じで、気軽に楽しめる作品です。
ソンチェクは、本来のストーリーに修正し、元の世界に戻ることができるのか?
ボンは、本懐を遂げられるのか?
みなさん、本編でチェックしてくださいね!
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『主役の初夜、私が奪っちゃいました』
全12話
U-NEXTにて独占配信中
「こんなチョン・へインが見たかった♡」が全部詰まってる!『恋は飴模様』
『恋は飴模様』
全12話
出演:チョン・へイン、ハヨン、ホ・ソンテほか
Netflixシリーズ「恋は飴模様」独占配信中
あらすじ
意識不明の重体で病院に運び込まれたコ・ウンセ(ハヨン)。目覚めたものの、医師から解離性健忘症と診断される。過去の記憶はもちろん、手がかりも一切なく、ウンセは自分が何者か分からず……。そんな彼女の前に現れたのは、彼氏を名乗るボクシングコーチのチャン・テハ(チョン・ヘイン)だった。
ここが見どころ!

ノワールなチョン・へイン
38歳だというのに、“母胎ソロ(生まれてから一度も恋人と交際したことのない人)”役が超絶似合うチョン・へイン。ナチュラルボーン美少年な彼の魅力を余すことなく詰め込んだのが本作です。
『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』『D.P. -脱走兵追跡官-』で視聴者のハートを掴みまくったチョン・ヘインが、『イ・ドゥナ!』『トラウマコード』で知られる強気検事を演じるハヨンに、メロメロ&タジタジになるワケありの元ボクサー役に挑戦。ノワールな場面からロマンスコメディまで、さまざまな魅力を発揮しております。
それでは見どころを解説しますね~。

目覚めて指の指紋が焼けてたら、ウンセ(ハヨン)じゃなくても驚くくよね……
ヒロインであるウンセ(ハヨン)が郊外にある病院で目覚めるところから、物語は始まります。記憶喪失のうえ、身分証も、スマホもなく、なんなら指の指紋も全部ケガで本人確認ができない状態。自分が何者か、まるでわからない彼女の前に現れたのが、彼氏を名乗るチャン・テハ(チョン・ヘイン)。
田舎くさいボクシングジムのネーム入り運動着を着た薄汚い男を見て、「こんな野暮ったい男が彼氏ですって?」とショックを受けるウンセにテハは続けます。ウンセが飴工房のアルバイトの33歳で、2年の同棲生活を経て自分と結婚予定だと。「“顔の天才”のチャ・ウヌがタイプで、自分は芸能人でもおかしくない美貌の持ち主だと思っていたのに……ありえない!」と思いながらも、「お尻にある三角形のほくろ」まで言い当てた彼を、ひとまず信じることにして、ウンセはテハの故郷のクジン飴村に身を寄せるのですが……。

ウンセの彼氏だと言い張るテハ(チョン・へイン)。普通にカッコいいですけど……
はい、この設定、ぜーーーーーーーんぶ嘘で~~~す!
飴工房のアルバイトどころか、ソウル検察のエース検事だったウンセ。汚職事件を追っている過程で決定的証拠を掴んでしまったがゆえに、ヤクザのフロント企業の会長ペク・サンギル(ホ・ソンテ/代表作『イカゲーム』など)に襲撃されてしまったのです。その頃、ヤクザ稼業から足を洗おうとしていたサンギルの部下であるテハが、最後の任務として請け負った「処理」の相手を見てびっくり! 自分の初恋の人・ウンセだということを知ったテハは、サンギルの目を欺いて彼女を救い、暴力団の世界からも足抜けしたのでした。
ウンセを守るため、「韓国ドラマあるあるのドラマジャンルと設定を詰め込みすぎ!」と思わざるを得ない嘘をつくことにしたテハは、彼女を船に乗せて、日本へ逃がす計画を立てるのですが……。
果たして、テハはウンセを守り切れるのか!? 彼らの恋の行方は? というのがストーリーの見どころです♡

二人が暮らしていたという(嘘)愛の巣に戻ってきたテハとウンセ。
本作最大の見どころは、「チョン・ヘイン」そのもの。これまで見せてきた彼の魅力を余すことなく織り込んだ、チョン・へインのアソートドラマなんですよ。
冒頭でも言いましたが、壮年(!)のナチュラルボーン・美少年役をやらせたらチョン・へインの右に出るものはおりません。本作では、高校時代から現在(34歳)まで、たったの二度しか会ったことのないウンセに思いを寄せ続けているという、不器用なまでに純情な感情を持っている母胎ソロ男子。一方のウンセは、出世欲とハイブランド志向の強め女子で、パッと見の相性としては絶望的なんですね~。

これで実年齢38歳って嘘でしょ(嘘ではありません)。
「こんな人を、自分が選ぶわけない!」「ありえない!」と、ウンセにこき下ろされるたび、目を伏せては寂しげに笑う表情が! 悲しい時ほど儚げにほほ笑むチョン・へインが! かわいそうなんだけどかわいくて、もっといじめたくなるくらいいじらしくて、ずっと見たい、おかわりしたいと思うほどクセになるんです! 視聴中、「もっといじめてちょうだい、ウンセ!」と何度思ったことか(ごめんなさい)。
テハにとってウンセは、人生でたった一人の想い人。それゆえ、不器用で気の利いた言葉は何一つ言えないくせに、何気ないとき、「何を着てもきれいだ」と、観ているこっちが息が止まるほどの甘ったる~い飴玉を剛速球で投げつけるんですよ。
その最たるセリフがこちら。
ウンセが、テハの不器用すぎる愛情表現に疑問を投げかけてのアンサーなのですが……。
「お前以外の女を知らず、愛し方もわからない」
!!!!!!!!!
彼女を見つめる優しい眼差し。緊張のせいで言葉少なだけど、まれに溢れ出てしまうストレートな愛情表現。カッコかわいすぎて苦しくなりますね(心臓が)。

子犬のような目♡
そして、ノワールドラマらしく、アクションでのチョン・へインも素晴らしいです。韓ドラあるあるの「早く脱いで(薬塗るから)」シーンでは、すでに彼の身体が仕上がっていることが確認できるのですが、黒スーツで繰り出すパンチのスピードが! 上半身の動きのキレが! その他出演者の倍速で体を張る“つよつよへイン”をお楽しみいただけます。
最初に、“本作最大の見どころは、「チョン・ヘイン」そのもの”と言いましたが、それは、世界中の韓ドラフリークが求めていた「フィジカルは最強。だけど、唯一のヒロインの前では不器用だけどまっすぐで、ひどいことを言われても寂しげにほほ笑む、かわいそうでカッコかわいいチョン・へイン」が具現化されているから(きっぱり)。
メロさ1000%の母胎ソロ男子チョン・へインと、ヤクザなチョン・へインとのギャップたるや、「最高かよ!」です。

狂犬のようなテハ
韓国ドラマって、ラストで失速する作品が少なくないんですけども、本作は最終回が一番面白いと思います(※個人差があります)。なんなら、ラスト2話でここまでちゃんと回収できている作品はあまりないかも。
本作は、韓国ドラマの王道要素~記憶喪失、初恋の人との再会、偽装恋愛、元暴力団員、出生の秘密~を詰め込んだ作品ですが、ヒロインが最初から記憶喪失だったり、「処理」する相手が「初恋の人」だったりと、古典的な設定を、ありきたりにならないように組み合わせているので、新鮮な気持ちで観れました。なにより「欲しかったチョン・へイン」を詰め合わせてくれているので、満足度はかなり高めな作品です。
配信サイト
『恋は飴模様』
全12話
Netflixシリーズ「恋は飴模様」独占配信中
こんな夜向け:涙活におすすめ。泣いてすっきり、ぐっすり眠りたい夜に
穏やかなときめきを求めている人に! 『ブラームスは好きですか?』

『ブラームスは好きですか?』
全32話
出演:パク・ウンビン、キム・ミンジェ、キム・ソンチョル、パク・ジヒョンほか
各動画配信サービスにて配信中
©SBS
あらすじ
バイオリンをこよなく愛するチェ・ソンア(パク・ウンビン)はソリョン大学の音楽学部に通いながら、オーケストラの一員として大舞台に立つことを夢みていた。しかし努力とは裏腹に実力を認められないソンアは、オーケストラから外されてしまう。一方、世界的なピアニストとして活躍するパク・ジュニョン(キム・ミンジェ)は、親友のハン・ヒョノ(キム・ソンチョル)の恋人イ・ジョンギョン(パク・ジヒョン)と再会する。ジュニョンは長い間ジョンギョンへの思いを心に秘めていたのだった。一方、卒業後の進路に悩むソンアは、キョンフ文化財団のインターンとして働くことを決め、そこで才能にあふれたジュニョンと出会う。それぞれに葛藤を抱えた2人は少しずつ距離を縮めていくが…。
ここが見どころ!

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名門大学の経済学部を卒業するもバイオリニストの夢が諦めきれず、3浪して同じ大学の音楽学部に入ったソンア。幼少期から音大を目指してきた周囲とは埋められない経験や才能の差があり、4年生になっても実力順で決まるオーケストラの配置は常に末席。自信のなさからオドオドしてしまい、名前を「すみません」という意味の「チェソンハムニダ」と聞き間違えられることもしばしば。
そんなソンアですが、音楽への愛は揺るぎなく、10分でも時間ができれば練習に費やす努力家。そうした誠実な人柄や内面の強さ、そして上品で透明感のある雰囲気がパク・ウンビン自身と重なると感じていまして。どんなジャンルやキャラクターもこなす演技力の高さは言うまでもありませんが、厳しい音楽の世界でもがき苦しみながらもバイオリンを真摯に愛するチェ・ソンア役を演じた本作は、彼女の代表作であり、人生キャラクター(ハマり役)だと思うのです!

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親友ミンソンの元恋人で、音大進学を応援してくれたバイオリン職人のドンユンに片思い中のソンア。そんなある日、一年間の休暇を取って韓国に帰国した国際的ピアニストのジュニョンと出会うのですが、ジュニョンも親友ヒョノの恋人であるジョンギョンに長年想いを寄せていて……。
本作は、才能を見出してくれた恩人シューマンの妻クララに長年想いを寄せていたと言われる、ドイツ出身の音楽家ブラームスの恋がモチーフとなっています。劇中、ジュニョンは自分の恋をブラームスに重ねていて、ブラームスの曲は弾かないんですよ……。 ロマンチックで切なすぎる。設定の巧みさに唸らされます。
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ジュニョンが思いを寄せる相手ジョンギョン役に『ウンジュンとサンヨン』のパク・ジヒョン、彼女思いな優男ヒョノ役に『その年、私たちは』キム・ソンチョルと実力派が揃っており、終始穏やかな展開だけど没入感は抜群。主演を筆頭に、繊細な心理描写を丁寧に体現する俳優陣の表現力が光ります。

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長い片思いは、そう簡単に決別できないもの。ゆえに、ソンアとジュニョンのラブロマンスは、「アダージョ(ゆっくりと静かに)」という音楽用語がぴったりなほどにスローテンポ。「それ、好きってことですよ! 気づいて!」と言いたくなっちゃいますが、友情を壊さないように自分を犠牲にしてきた優しい2人ですから、このじれったさが醍醐味。同い年なのに敬語を崩さないもどかしさもいいんですよね~。
一方でドラマでは、それぞれの立場の違いや音楽家として生き残る厳しさ、将来への不安など、人生の悩みや葛藤も描かれます。これが結構シビアで心がじくじく痛むのですが、マイナスイオン溢れるソンア&ジュニョンの純愛ケミがサーッと浄化してくれるんです。ゆっくりと心を通わせていく様子がなんとも清らかで、キラキラと光る水面のようなときめきに心が洗われます。SBS演技大賞でベストカップル賞に輝いたのも納得!

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もちろん、演奏シーンも見逃せません。パク・ウンビンは幼い頃にバイオリンを少し習ったことがあるそうですが、本作のために約6カ月間猛特訓したそう。弓の扱いやビブラートをかける指の動きまで、本物の音大生さながらの演奏シーンは見事。
本作は演奏シーンだけでなく挿入曲にもクラシックが多数登場します。それがストーリーにも絡んでいたりもするので、曲の背景を調べながら見るのもおすすめです。

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ジュニョン役を演じたキム・ミンジェも、撮影と並行して7カ月間ピアノを猛特訓。ピアノの演奏シーンってバストアップになりがちなのですが、キム・ミンジェは鍵盤をたたく手もとまで、がっつりフルショットでこなしております。筆者的には、ジュニョンにとって特別な曲「トロイメライ」の演奏シーンがとても印象に残りました(同曲はSBS演技大賞でも生演奏を披露)。
音楽ドラマとしても見応えのある演奏シーンを完成させた俳優陣の努力には感服するばかり。クラシック通にも自信をもっておすすめできる“well-made”ドラマです。
配信サイト
『ブラームスは好きですか?』
全32話
Netflixにて配信中
注目俳優ホ・ナムジュンの学ラン姿を堪能できる!? 『100番の思い出』
『100番の思い出』
全12話
出演:キム・ダミ、シン・イェウン、ホ・ナムジュン、キム・ジョンヒョン、イ・ジョンウン、パク・ジファン、ユン・ジェムンほか
© SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.
U-NEXTにて独占配信中
あらすじ
1980年代の韓国。100番バスの車掌となった2人の女性。乗り物酔いに苦しみながらも、母親を助けるため働くコ・ヨンレ(キム・ダミ)と、不幸な家庭環境からの脱出を夢見るソ・ジョンヒ(シン・イェウン)。正反対ながらも友情を育む2人は親友になる。そんな日々の中、ハン・ジェピル(ホ・ナムジュン)という青年が彼女たちの前に現れる。
ここが見どころ!
今回の紹介する作品は、1980年代の100番バスの案内係ヨンレとジョンヒの間で芽生える、切なくも輝かしい初恋を描いた“ニュートロ”(New+Retro)青春ロマンス。ヨンレ役はキム・ダミ(ドラマ『梨泰院クラス』『ナインパズル』など)、ジョンヒ役はシン・イェウン(ドラマ(『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』など)。シン・イェウンは『ジョンニョン: スター誕生』でキム・テリとのバチバチな真剣勝負を繰り広げましたが、本作では、キム・ダミとの愛憎にまみれた友情ケミを生み出しています♡
そんな美女たちに思いを寄せられるのが、あの『素晴らしき新世界』で大ブレイクを果たした俳優ホ・ナムジュン演じる、ジェビル。こちらの彼は、「資本主義が産んだ怪物」とはかけ離れていて、悪辣さゼロの好青年。ホ・ナムジュンの初主演作にして、現実的かつ常識的なイチャラブ姿が見られるのが本作なのです!

ヨンレとジェピル、運命の出会い
いかにホ・ナムジュンがカッコよかろうと、事情を抱えながらも互いを想い合うヒロインたちの友情には叶いません!
ヨンレ一家は4人きょうだい。家族5人の生活を屋台で支えるヨンレの母(映画『パラサイト』のイ・ジョンウン)のためにヨンレも寮住み込みで働いています。一方のジョンヒは暴力的な兄から逃走し、寮のあるチョンア運輸に勤め始めます。夢を追うヨンレと、勝気で芯の強いジョンヒ。家庭にそれぞれ事情を抱えながらも、職場や寮生活の中で互いを気遣い支え合う2人の姿が胸熱すぎて。
ジョンヒは、寮でボス格のヘジャ(イ・ミンジ)に目をつけられますが、いじめに屈しない強さを見せ、ヨンレは彼女に好感を抱きます。そんな中、寮での下剤騒動を2人で解決し、いつしか夢を語り合う仲に。ヨンレが「大学で国文学を学びたい」と語り、ジョンヒは「ミス・コリアから女優を目指す」と明かすと、彼女たちの友情は急速に深まっていきます。
ある日、リヤカーの事故でヨンレ母が入院してしまいます。一家の危機に絶望するヨンレに、「ボーナスで願いごとをひとつ、貯金しておくよ」と大金を差し出しながら、冗談を飛ばすジョンヒ。ツライ現実に打ちひしがれていたヨンレを救い、笑わせたのでした。さらに、バスのラジオを付け、モップをマイク代わりに2人だけのオンステージ! ジョンヒの真心はヨンレの心の闇を吹き飛ばし、再び笑顔を取り戻させたのでした。
「持っているものは何もなかったけれど、互いにとって、何より大切な力になれた時代」。
そんな共感を視聴者の心に呼び覚ますと同時に、キム・ダミとシン・イェウンの“親友ケミ”が、ヨンレとジョンヒにリアリティを吹き込んでくれたのでした。

業務中のヨンレ。
前半は、ヨンレとジョンヒとの出会いやそれぞれの初恋、そして、職場の労働問題を通して友情が深まっていく様子が描かれますが、途中、取り返しのつかない大事件が起こって……。後半では、事件後、大きく変わってしまった2人の人生にフューチャーしながら、ジェピルとのその後が描かれます。ヨンレのジョンヒの友情、そして恋の行方やいかに。
波乱に満ちた人生の波に揉まれながらも、必死に生活を紡ぐ彼女たちの姿。そして、2人の家族や周囲の人々の姿も、優しく丁寧に描かれ、回を追うごとに共感度&没入度が深まっていくのですが、こんなにも優しく、あたたかい人たちがそばにいるなら、「人生もそう悪くない」、そう思わせてくれる物語です。

シン・イェウン演じる、ジョンヒ。
友情の次は、恋模様について語ります。
映画館でジェピルがヨンレの“口をふさぐ”エンディングで幕を閉じた第1話に続き、第2話でも運命のいたずらが発動!
期末試験を終えたジェピルが、同級生のマ・サンチョル(イ・ウォンジョン)の必死の頼みによって、4対4の合コンに(しぶしぶ)参加することに。そこで、合コンの席を埋めるカタチでやってきたヨンレとジョンヒと、偶然の再会を果たします。ジェピルが自分を救ってくれた人だと気づくヨンレ、ジェピルを興味深げに見つめるジョンヒ。そして、2人を交互に見返すジェピル。3人の視線が交差した瞬間、危うい三角関係の幕が上がるのでした……。
友情と恋愛が3人の関係にどう影響していくのかは、本編でお確かめください♡

キム・ダミ、渾身の涙の演技。
ヒロインに思いを寄せられるジェピルを演じているのは、2026年に株を爆上げした俳優ホ・ナムジュン。というわけで、彼のこれまでの歩みについてご説明いたしましょう!
1993年生まれ。2019年に映画デビュー、2020年に『ミッシング〜彼らがいた〜』でドラマデビューを果たします。20代後半という遅咲きのデビューでしたが、2023年以降、ドラマ『婚礼大捷<こんれいたいしょう> -愛結ぶ二人-』での主人公の兄役、『Sweet Home -俺と世界の絶望-』シーズン2&3での軍人役、『YOUR HONOR~許されざる判事~』でのやんちゃくれな息子役、『その電話が鳴るとき』での二番手役など、物語のキーマンとして存在感のある俳優として認知されるように。
そして、「2024 MBC演技大賞」では、『その電話が鳴るとき』で新人賞を受賞。歌手IUのミュージックビデオで相手役に扮し、『100番の思い出』で主演を務め、そして、『素晴らしき新世界』で一躍スター俳優へ!
出世作『素晴らしき新世界』以外にも、ホ・ナムジュンの魅力の爪痕は多数の作品に残されています。180㎝の長身、鍛え抜かれたマッチョな体を活かし、ドラマ『Sweet Home -俺と世界の絶望-』で見せたキム・ムヨル(この方もワイルド系)との硬派なブロマンス、ドラマ『予期せぬ相続者』で見せた禁欲的な検事姿、『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』の落ち着いた精神科医など、ボーダーレスの演技でがぶり寄り、視聴者を魅了するのです!

白衣のホ・ナムジュン。眼福♡
そんなホ・ナムジュンは、最近話題の“北部大公系男子”の代表格に。“北部~”とは、韓国のロマンスファンタジー風のウェブ小説やウェブトゥーンに登場する、「冷徹で近寄りがたいけれど、自分の女性には一途で、裏では圧倒的な強さと色気を持つ黒髪の権力者(=北部大公)」のような魅力を持つ男性のこと。野性味のあるビジュアルと、日々のトレーニングで鍛え上げられた筋肉質な体型、硬質で落ち着いた低音ボイス、キリッとした深みのある目元、重みのある低音ボイスが、まさに『素晴らしき新世界』で見せた「冷徹なエリート」のイメージにピッタリ♡
ワイルドでクールな外見の一方で、ふとした瞬間に見せる無邪気な笑顔、実は料理上手という家庭的な一面も(『素晴らしき新世界』の主題歌を歌ったDAY6のYoung Kと親友になるキッカケとなった、ENAバラエティ番組『ウリ・マウル・トンガンアジ(ウチの村の可愛い子犬)』でその姿が確認できます♪)。そのギャップの大きさが多くの韓ドラフリークをナムジュン沼に引き込んでいます。
それは本作でも。
ホ・ナムジュンは名門校に通う高校3年生、ジェピルを演じました。母親の死や家庭崩壊の過去と父親への複雑な感情から、心に深い傷を負うのですが、ヨンレとジョンヒとの出会いが、彼の人生を大きく揺るがしていきます。
劇中、学ラン姿も披露。ホ・ナムジュンが醸し出す存在感が大きすぎるというか、あまりにも貫禄がありすぎて、まったく学生に見えないんです(笑)。これが3周まわっておもしろい! 「韓国ドラマあるある」の大人のデート“レンタル制服で遊園地デート”のようで萌えるので、皆さま、お楽しみに。

同級生マ・サンチョル(イ・ウォンジョン)なだめるジェピル。サンチョルはジェピルを合コンに連れて行った恩人。
配信サイト
『100番の思い出』
全12話
U-NEXTにて独占配信中
こんな夜向け:気づいたら朝4時だった……。少し濃いめの物語に浸りたい夜に
かつて師弟関係にあった天才医師ふたりのメディカル心理サスペンス『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』
『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』
全8話
出演:パク・ウンビン、ソル・ギョング、ユン・チャニョンほか
ディズニープラスのスターで全話独占配信中
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あらすじ
卓越したメスさばきで期待された天才外科医チョン・セオク(パク・ウンビン)は、恩師であり指導医でもあるチェ・ドッキ(ソル・ギョング)に裏切られ、医師免許まで剥奪されてしまう。外科医としての輝かしいキャリアを奪われた数年後、路地裏で違法な手術を引き受けていたセオクのもとを、不治の病を患ったドッキが訪ねてくる。そして、セオクの腕を見込んで手術を託したい、と懇願する。恨み抜いたかつての恩師を見殺しにするのか、それとも――。
ここが見どころ!
今回も、猛暑を忘れるスリリングな作品を紹介します。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で大ブレイク、現在は『恋は命がけ』(Netflixで配信中)で注目を浴びているしたパク・ウンビン、そして韓国映画界の名優ソル・ギョングが共演する『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』です! 歪み続ける師弟関係の向かう先がハチャメチャ過ぎて、一瞬たりとも目が離せない、予測不能のメディカル心理サスペンスの見どころは? いざ!
まずは、主要3人の人物紹介から、どうぞ~。
チョン・セオク(パク・ウンビン)

17歳で医科大学に首席で入学するほどの天才。しかし、とある事件をキッカケに、指導医であり、尊敬する存在であるチェ・ドッキ教授と衝突、医師免許を剥奪される。手術が好きで、夢は「手術台で死ぬこと」。人命を救いながら、人間の命を簡単に奪うサイコパスでもある。
チェ・ドッキ(ソル・ギョング)

世界的に有名な神経外科の教授。弟子であるセオクをどん底に落とした人物でもある。ぱっと見は落ち着いていて優雅な知識人だが、その内面は、セオク同様にサイコパス。すべてを内に秘め、感情に流されることなく冷静に、そして合理的に物事を判断する。
ソ・ヨンジュ(ユン・チャニョン)

セオクのボディガード(?)。過去にセオクによって命を救われて以来、”お嬢様”と慕って、つねに彼女のそばにいる人物。セオクが“殺人者”であることを知っているが、それでも“人の命を救う医者”として、セオクの良心を信じて献身的に彼女を支える。

かつての師弟の姿。セオクの笑顔が明るい!
有名医大に17歳で入学して首席で卒業したチョン・セオクは、誰も口にしないけれども、そのへんの教授より優秀なインターン。世間一般の常識もなければ、人の命など何とも思っていないのだけれど、手術での失敗は絶対しない。なぜなら、三度のメシより手術が好き、というイカれ外科医だからです!
そんなセオクが唯一、尊敬しているのが、世界屈指の天才脳神経外科医チェ・ドッキ教授。彼女は「先生の頭の中にあるものを、すべて教えてほしい」と、がぶり寄りで弟子入りします。優秀で、熱意もある弟子を憎からず思っていたドッキ。しかし、ある事件によって自身の逆鱗に触れたセオクを医師免許を剥奪の上、医療界から追放してしまうんです。

狂犬のようなセオク。
医療界から通報された彼女を受け入れる場所はなく……。手術がしたい彼女は、表沙汰にはできない裏社会の人物や、ほかの医師からさじを投げられた命を“違法手術”で救う、いわゆる“闇医者”として生きていたのでした。普通だったら「表舞台に戻りたい」というキッカケでストーリーが進んでいくものなんですが、そこはハイパーナイフ。そんな王道ストーリーとはかけ離れていました。
セオク自体、「死ぬまでずっと、手術をしていられればいい」という欲望で生きている人間なので、それ以外はだいたいどうでもいいんです。しかし、自分の日常を乱そうとする相手が現れると、容赦なくあの世送りにしちゃうんですよ……(怖)。

再会後、ドッキに会うたびに噛みつくセオク。
そんなある日、セオクの元をドッキが数年ぶりに訪ねてきます。その目的は……やっぱり手術!「脳幹部グリオーマ」という、難しい位置にある脳腫瘍を抱えるドッキは、かつての弟子・セオクだけがオペできることを確信していて、自分が彼女から未来を奪っておきながら、「執刀しろ。後遺症が残らぬように」と言い放ちます(怖)。
この教授にしてあの弟子ありといった感じで観ている側としては「えぇ……」の連続なんですが、師弟二人の怪演ぶりにただただ魅入ってしまう、というのが本作のいちばんの魅力だと思います。

雨の中土下座でドッキに詫びを入れるセオク。だが、結果は……
序盤の魅入りポイントとしては、師弟関係が完全に終わった日と二人が再会するシーン。激しい雨の中、許しを乞いながら地面に這いつくばりながらすがるセオクを、無常にも置いて立ち去ったドッキ。再会後、病を抱えるドッキが常用している鎮痛剤の瓶を、彼の目の前で木っ端みじんに踏み割るセオク。別れの際、セオクに向けられたドッキの冷え切った眼差しは永久凍土のようだったんですが、再会後のセオクの鬼気迫る表情も、またすごくて。能面でいうところの般若……ではなく、その最終系“真蛇”そのもの。彼女の瞳には、「この思い晴らさずして死ねるか!」という、復讐の炎がごうごうと燃えていているのでした(怖)。

ドッキに詰め寄るセオク。
全編にわたって、「ほとんど共感できないけど、演技がうますぎて見ちゃうのよね」という感じなんですけれども、後半には、「これって愛と憎しみの復讐メディカルサスペンスドラマではなく、相思相愛のソウルメイトによるプラトニックラブ作品だったんじゃ……」と、思うように。
ドッキとセオクの関係は、ごく普通の師弟関係でも、ありがちな“師弟愛から男女の愛”に変化などしません。なぜなら、お互いを「もうひとりの自分」だと思ってるから。天才ゆえに常に孤独だった二人にとって相手は、「すべてを理解してくれる人」であり、「自分のすべてを見抜く人」。そして、「失ってしまえば、二度と手に入らない得がたい人」でもある。だからこそ二人は対立し、共謀し、時には相手を守るのです。

なんだかんだで引き合うドッキとセオク。
終盤、ある現場にドッキが駆けつけ、セオクが素直に「手伝ってください」と言って、二人が笑い合うというシーンがあるのですが……正直、笑える場面でもないのに、彼らが笑うことで、そこで起きている現実への認識を上書きする感じになっているのが印象的でした。「指導者と教え子」の構造の中で、「イカれた教授がイカれた学生に、歪んだ愛を注いで育てるとどうなるのか」に焦点を当てて描いた本作は、“愛”についての幅を広げたと思います。
二人の倫理観は常軌を逸していて、正直、手の施しようのないほどの、人でなし。しかし、二人の間に芽生えた感情は、まさに愛と呼ぶべきものでした。はらわたが煮えくり返るほど憎んでいても教授を救いたいというセオクの感情や、自分の身を挺して弟子を守ろうとするドッキの感情。師の持つ手術にまつわるすべての記憶や技術を教わりたいというセオクの気持ちと、弟子に自分の持つすべてを余すことなく教えたいと言う師の気持ち……。そのへんに転がっているような、ありふれた恋愛とは違うけれど、これも確かに愛のカタチのひとつでしょう。それも、かなり異質かつ、誰よりも深い愛情で結ばれた者同士=ソウルメイトだけが描くことのできるラブストーリーではないでしょうか。

セオクは、こんな顔してサイコパス。
見どころはまだまだあります。パク・ウンビンのクレイジー血まみれ演技も最高です!
本当にクレイジーな人って、ありのままの姿でいることに抵抗を感じませんよね。セオクもそう。自分自身の変人っぷりを隠しません。一度、「やる」と決めた相手は、後先考えずにちゃちゃっとやっちゃいます。天才外科医ですから、当然、急所も熟知しているので、もうスパッと。
といっても、恐ろしいスプラッタ展開ばかりが続くわけじゃありません。セオクの闇医者業を手伝う同居人であり、かつてセオクに命を救ってもらった医学生のソ・ヨンジュ(チャン・ユニョン)が、作品に漂う血生臭さを浄化してくれます。「お嬢様(セオクのこと)、ダメですよ」とか「今は堪えて」と、アワアワしつつも、彼女の危うい癖を諫めるんです。

セオクを守るために奮闘する、ソ・ヨンジュ(ユン・チャニョン)。
ただ、このヨンジュも少々ぶっとんでいまして、彼女の尻ぬぐいをするハメになっているというのに、ことの深刻さをわかっているのかいないのか、トーンが軽いんですよ……。
「あれだけ注意したのに、まーた食器を割っちゃって」と、長く務めた使用人のような口ぶりと手つきで、凄惨な現場をサラッと片づけるんですよ。それが絶妙な具合でして、いい感じで雰囲気をライトにしてくれるので、そこまで血みどろスプラッタ感はありませんのでご安心ください(個人の感想です。効果には個人差があります)。
主演二人の言動に共感はできないかもしれませんが、パク・ウンビンとソル・ギョングによる、孤高の天才同士の歪み&絡み合った師弟愛は、一見の価値アリ。というか、あまりにも現実離れした展開(=主演二人の思考とか価値観とか)は真夏の暑さも忘れるほどのレベルなので、一気見推奨です。
配信サイト
『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』
全8話
ディズニープラスのスターで全話独占配信中
パク・ウンビンが霊視能力を持つ財閥令嬢を演じるオカルトロマンス『恋は命がけ』
『恋は命がけ』
全12話
出演:パク・ウンビン、ヤン・セジョン、オン・ソンウほか
Netflixシリーズ「恋は命がけ」独占配信中
あらすじ
幽霊が見える財閥令嬢ヨリ(パク・ウンビン)と、将来有望な検事ガンウク(ヤン・セジョン)。互いの手に触れることでなぜか特別な力が得られると気づいた2人は、タッグを組んでいくつもの殺人事件を解決していく。
ここが見どころ!

Netflixシリーズ「恋は命がけ」独占配信中
韓国ドラマといえば、ファンタジー×時代劇のように異なるジャンルを掛け合わせたハイブリッド型が主流のひとつにありますが、本作もロマンスに“幽霊が見える”というオカルト要素が融合した作品。2011年にソン・イェジン×イ・ミンギ主演で公開された同名映画を原作としつつ、幽霊が見えること以外は平凡なヒロインは、ドラマ版ではホテルを経営する財閥令嬢、マジシャンだった男性主人公は検事として描かれており、2人が協力して霊視能力を手掛かりに事件を解決していくサスペンスも絡んできます。
すでに「オカルト」「ロマンス」「サスペンス」3つのジャンルが掛け合わさっていますが、財閥の後継者争い、ロマンスに欠かせない三角関係、ヨリに特殊能力が宿るきっかけとなったヨット事故、ガンウクの心臓移植、偽装婚約なども入ってくるんです……! そしてベースにはコメディが敷かれているという、 設定モリモリの超ハイブリッド! 新しい要素がどんどん追加されていく怒涛の展開がやみつきになります。
怖さの度合ですが、テレビでホラー映画のCMが流れたらチャンネルを変えるくらいに怖がりな筆者でも気楽に観られたのでご安心を。ゾクッとするシーンもありますが、ヨリとガンウクが幽霊たちの無念を晴らしていく姿は爽快で、中にはホロッと泣けるエピソードも。『主君の太陽』『ホテルデルーナ〜月明かりの恋人〜』などがハマった人は、本作もハマるはず!
ちなみに、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でヨンウが働く法律事務所ハンパダのハン代表を演じたパク・ジウォンが、後継者の座を虎視眈々と狙うヨリの叔母オク・ケヒ役で本作に出演しているんですよ~。パク・ウンビンとパク・ジウォンは『ブラームスは好きですか?』でも共演していて、いつもいい関係の役ではないのですが(笑)、抜群の安定感と安心感!

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そして、もちろん見どころはヨリ×ガンウクのロマンスです! ヨリの能力には、素手で互いに手が触れた相手にも1カ月間ほど効力が移るという特性があり、ひょんなことからヨリの手を握ったガンウクは、幽霊が大の苦手でありながら、幽霊が見えるようになってしまいます。
職場でも家でも幽霊にまとわりつかれ、そのたびに絶叫するガンウクがおもしろすぎて(笑)。歴代のロマンス作品だと、直球アプローチをする年下男子役でヌナ(年上女性)たちを沼らせた『愛の温度』、元アイドルと恋に落ちる大学生を演じた『イ・ドゥナ!』と、しっとり系のイメージがあるヤン・セジョン。シン・ヘソンと共演したヒーリングラブコメディ『30だけど17です』もありますが、ここまで振り切った演技は本作が初めてなんじゃないでしょうか! 表情筋と体を目一杯使ったヤン・セジョンの絶叫は爆笑必至です(笑)。
幽霊にめっぽう弱いのに、ガンウクはヨリのことを恨んだり恐れたりせず、「よく10年も耐えましたね。つらかったでしょう」と、常に手袋をして孤独に生きてきたヨリに寄り添うんですよ……! しかも、能力が移った日には「どうせ今日から1カ月なんだから」とヨリの手をギュッと握るんです! いいやつすぎる!! 良くも悪くもヨリを特別扱いしない実直さにキュンとくるのです。
一方でヨリは、頭脳明晰で、美貌も財力もすべて兼ね備えた財閥令嬢。護身術も身についており、強烈な蹴りで犯人を撃退できるくらいには強いんですね。周囲を寄せつけないツンとした雰囲気も合わさって、しばしばヨリのほうがイケメンに見えることも(笑)。そんな2人のケミが思った以上に良くて、少しずつ惹かれあっていく姿にニマニマ。序盤は甘さ控えめに感じられるかもしれませんが、第6話のキスシーンで心を撃ち抜かれること間違いなし。ハプニングのキスとは思えないほど、ガンウクが色っぽいのです。ヤン・セジョンの“ロマンス職人”たるゆえんを感じられるシーンですので、ぜひその表情にご注目くださいませ。
そして、ヨリを巡って三角関係を繰り広げる財閥御曹司ミンファン役には、Wanna One出身のオン・ソンウ。洗練された好青年かと思いきや、恐るべき裏の顔を秘めていて、ゾクッ。二番手男子もただでは終わらない展開に「回収できるのか?」なんて思ってしまいましたが、バラバラに撒かれた要素が徐々に繋がっていき、最後はスッキリ。見どころの大盤振る舞いゆえにツッコミどころもありますが、それもご愛嬌。ヨリとガンウクのケミにきゅんきゅん癒されながら楽しめる作品です。
配信サイト
『恋は命がけ』
全12話
Netflixシリーズ「恋は命がけ」独占配信中
斬新な恋の三角関係に釘付け!『王の愛 ウォル~幻想恋歌~』

『王の愛 ウォル~幻想恋歌~』
全16話
出演:パク・ジフン、ホン・イェジ、ファン・ヒ、ジウほか
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U-NEXTにて独占配信中
あらすじ
子供の頃に一族を殺されて生き残った王族の唯一の末裔、ヨン・ウォル(ホン・イェジ)。彼女は敵である現在の王、サジョ・スンを討つため、“ケラ”と名前を変えて刺客になっていた。一方、スンの息子・ヒョン(パク・ジフン)は謀反を起こした父親の殺りくを見たことで、彼自身にある変化が起こっていた。10年後、ウォルは踊り子に扮して王宮に潜入しスンの暗殺を試みるが、寸前で意識を失ってしまう。目を覚ますと記憶喪失になっていたウォル。自身に関することも思い出せないまま、どういうわけかヒョンの側室として王宮で過ごすことになり……。
ここが見どころ!

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本作は、謀反を起こして王座を奪った現王の息子と、スンに両親を殺された前王朝の一族の娘が織りなすロマンス時代劇。「結ばれてはいけない運命を背負った恋」を描いた韓ドラ時代劇は枚挙にいとまがないですが、鉄板ネタならではの安心感に加え、互いに惹かれながらも距離を縮められない切なさは、やっぱり2倍も3倍も感情を揺さぶられるもの。
一方で、ウォルが「睡魔香」を嗅いで記憶喪失になったり、ヒョンの中に野性的な性格の「アクヒ」というもう一つの人格がいたりと、本作はファンタジーならではの自由度の高い脚本が醍醐味。さらに、「アサテ」という架空の国と仮想の歴史を背景にしているので、拷問を受けてケガをしたウォルをかくまうボロボロの山小屋になぜかふかふかの布団があっても、そこでアクヒががちゃちゃっとアツアツのお粥を作ってくれても(しかもきれいなお盆つき)、オールオッケー。前半はコメディタッチで描かれるシーンも多く、「いや、ありえないでしょ!」とツッコミながら気楽に観賞できるところも本作の魅力です。「え、もう1話が終わったの!?」と気づいたらハマっているという(笑)。
もちろん、後半は時代劇らしい展開も。軽さと重みのバランスがよく、時代劇のシリアスな雰囲気が苦手という人も見やすいはず!

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なんといっても、本作の最大の見どころは、ヒョンとアクヒという異なる人格を演じ分けるパク・ジフンの演技力。
2つの人格のうち“本体”であるヒョンは、頭脳明晰ですが政治や権力に関心がなく、幼いころから絵を描くことや針仕事が好きな穏やかな性格。父スンから「男らしくない」と暴力を振るわれて育ち、先王一族殺りくの現場に連れていかれた幼少期のトラウマから自身を守るためにヒョンが作り出した人格がアクヒというわけです。アクヒは武術に長け、わがままで野性的な性格。相反する人格のヒョンとアクヒは、眠るたびに入れ替わるという設定になっています。
パク・ジフンのすごいところは、見た目が全く同じでも今どちらの人格なのかが伝わってくるところ。表情や口調に空気感、さらには瞳から溢れる生命力まで使い分けるパク・ジフンの演技は見物です。

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ヒョンには正室がいますが、ウォルに一目ぼれしたアクヒはヒョンと入れ替わっている間に「睡魔香」でウォルの記憶を消し、側室に迎えてしまいます。仕方なくウォルと関わっていたヒョンも、次第にウォルに惹かれていき……。
独占欲強めの小悪魔系のアクヒもかわいくてキュンとするのですが、「ウォルはアクヒが惚れた人だから……」と奥手なのにふとした拍子に気持ちが漏れ出たり、ウォルを守ろうとする純情なヒョンが尊くて! まさかの一番手も二番手も同一人物という、あるようでなかったYES or YESな(?)恋の三角関係が新鮮で面白く、パク・ジフンの多彩な魅力に心を掴まれること間違いなしです。

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ウォル役を演じるのは、『世子が消えた〜禁じられた愛〜』のホン・イェジ。華やかな猫顔がチャーミングで、たれ目のパク・ジフンとのルックス的なケミも◎。

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ウォルを手に入れるためにヒョンの体を乗っ取ろうとするアクヒの暴走は、次第に激化していきます。アクヒとの対決は自分自身と向き合うことでもあり、弱気だったヒョンの内面の成長が描かれているところもポイント。ヒョンとアクヒが対面するシーンなど、随所でパク・ジフンの技量が光ります。
そうそう、ヒョンの二重人格の鍵を握る巫女チュンタ役を、『彼女はキレイだった』のクセつよ編集長役が印象的だったファン・ソクチョンが演じているのですが、野心家なおじさんと愛にあふれた女性の人格を行き来する“面影ゼロ”の変身ぶりがすごいので、合わせてご注目を(笑)。
配信サイト
『王の愛 ウォル~幻想恋歌~』
全16話
U-NEXTにて独占配信中
秋の夜長に見たい韓国ドラマのポイント
少しずつ夜が長くなって、家で過ごす時間が増えてくるこれからの季節。そんな夜こそ、気になる韓ドラをじっくり楽しむ絶好のタイミングです。胸キュンしたい夜も、泣きたい夜も、何も考えず夢中になりたい夜も。今の気分にぴったりの1本を選んで、韓ドラ時間を楽しんでくださいね。
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