平皿にさりげなく。上から春を楽しむチューリップ【カトパンのあえて小さく飾る花レッスン】

2019-02-24 17:00
  • フラワー界の身近なアイドルであり、球根植物ゆえ長もちする花として人気のチューリップ。ピーンと元気いっぱいに生けるほかに、ちょっとしんなりさせて色っぽく見せるワザを学びます。
  • カトパン 1
  • ワンピース¥40000/ノーブル コレド日本橋店(ザ アイロン) ピアス¥32000/プラージュ 代官山店(ナタリー シュレッケン ベルグ)
  • 器の中でくるくる。水に浮かべるように生けるとほんのり色っぽい表情に

  • カトパン チューリップ
  • 上からや側面から見て映える生け方なので、テーブルやキャビネットに置くと◎。今回は、普段の食事では出番が少ない直径約30㎝の大皿を使用。ほかにはサラダボウルや花が小さい場合はカフェオレボウルなどでも
  • 色の選び方や交互に重ねる本数によってもイメージががらりと変わる

  • 加藤 先日、花屋さんでガーベラを買い、“使える器はあるかしら?”と食器を探す自分がいて……大ざっぱな私も変わったな、と思ったところでした(笑)。

    平井 うれしい! 専用の花器ではなく普段使いの器に気負わずちょこんと生けるのは、手軽だし、違った表情になるから新鮮。今日のレッスンの主役になるお花は、春の代名詞・チューリップです。

    加藤 身近すぎて、自分では買ったことないかも!?

    平井 チューリップの原産は、実はトルコ。17世紀半ばには人気に火がつきすぎて、球根がダイヤモンドと同等の価値を持ったとか。人気ゆえに品種改良もさかんで、今では5000種を超えるといわれています。

    加藤 実はロマンあふれる品種だったのですね。

    平井 そうです。チューリップを含めた球根植物は水の吸い上げがいいので日もちがするし、状態によって多彩な表情を見せてくれる。ダイナミックに生けてもサマになるし、ひと晩水につけずにおいたものを(数日生けて茎がゆるんだものでも)、大皿のカ
    ーブに沿わせ、くるくるさせて生けるのも素敵です。

    加藤 この生け方だと普段のチューリップよりもなんだか色っぽい印象。色の選び方や交互に重ねる本数によってもイメージががらりと変わりますね。なにげなく置くだけで、素敵なホテルにいるみたいです!
  • 初心者でもうまくいく!【ちょこっとテク】

  • ちょこっとテク1
    ちょこっとテク2

    1. 吸水力があるのでまっすぐにカット
    チューリップなどの球根の花は、水の吸い上げ力が高いので、斜めに切ると根元が弱り、くたっとすることも。水平に切るだけで充分

    2. 花の位置や高さを変え、くるくるさせる
    茎を大皿の内側のカーブに寄り添わせるように生ける。花の部分が水
    につからないよう、リムやカーブにかるく引っかけ、これを繰り返す

  • 他にもある、さりげなく飾るチューリップの楽しみ方

  • チューリップ多数生け方
  • チューリップをたっぷり購入したときは、葉っぱを手で多少間引いてから単体でばさっと生けるのも素敵。花器と花の高さの割合は1:2 が理想
  • チューリップ球根
  • 交配種のほかに野趣あふれる原種も素敵。球根から根っこが伸びる成長を見守るのも楽しいので、透明のグラスへ。原種は花屋さんでも購入可 
  • Teacher by
    ●平井かずみ
    フラワースタイリスト。明るく的確な指導ゆえ、自身が開く教室はいつも大人気。近著は写真家の大段まちこさんと料理家の渡辺有子さんとの共著『花と料理 おいしい、いとしい、365日』(リトルモア)。
    http://ikanika.com/
撮影/熊木 優〈io〉 ヘア&メイク/陶山恵実 スタイリスト/斉藤くみ アレンジメント指導/平井かずみ 取材・文/広沢幸乃
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