六花亭好きライターが秋冬に店舗で手に入れたいもの3選【ときめく手土産スイーツ】

心ときめく雑貨やスイーツに目がないライター轟木愛美が、今おすすめの手土産をご紹介する連載。
「初めまして」の挨拶や、お世話になっている方への御礼、友人との食事会などにぴったりなアイテムをご紹介していきます。

北海道土産といえばやっぱり一番に思い浮かぶのは六花亭。
帯広に本店を置く、北海道を代表する和洋菓子メーカーです。

幼い頃坂本龍馬ファンだったある私にとって、坂本龍馬の末裔で画家の坂本直行さんが描く、北海道の花や野草の包装紙も印象的。

六花亭のスイーツを購入するのは専ら百貨店の物産展。有難いことに北海道展は非常に開催頻度が高いため、比較的いつでも手軽に手に入るというイメージがあるものの、やはり店舗に直接足を運び手に入れるのは特別。丁寧に梱包された色とりどりのお菓子たちがお行儀よく、びっしりと並んでいる光景を見るといつも胸が躍り出すし、催事で見かける定番のマルセイバターサンドやチョコレート以外にこんな商品もあったんだという嬉しい発見も。

そこで今回は催事ではなかなか出合えない、店舗ならではのアイテムや、レアな季節限定の商品をセレクトしてご紹介します。

六花亭の店舗を訪れたのは今年の1月のこと。
雪に足をとられながらやって来たのは六花亭苫小牧店。

北海道自体はフィギュアスケートの試合観戦のためよく訪れる場所ですが、苫小牧は初訪問。
路面店というだけでも期待値が上がるのに、その佇まいの美しさたるや。
空の青さと雪の白さのコントラストにほれぼれしてしまいます。

天井が高く開放感がある店内。入るとまず販売スペースがあり、左奥には喫茶室も。

ちなみにこの日はお買い物の前に喫茶室へ。
注文したホットケーキは焼き上がりに時間がかかるため、その間に店内を物色して目星を付けておくと、悩む時間が短縮され、後の買い物がスムーズになります。
六花亭のカフェは、スイーツはもちろん、ピザなど食事メニューも豊富。店舗ごとの凝った内装にオリジナルのカトラリー……店舗を訪れたときだけの楽しみがたくさんあります。

ここからは本編。
今回購入したおすすめの商品をご紹介します。

肉まん／260円
ほたてまん／280円

六花亭が扱うのはスイーツだけにあらず。
なんとポテトチップスに始まり、ドレッシングやおこわまで取りそろえており、そのどれもがリピート買いしたくなる美味しさ。

今回購入したのは、冷凍コーナーにある中華まん。店舗にもよりますが、苫小牧店にあったのはかなり小さな冷蔵庫なので、スイーツに気を取られていると、思わず見落としそうになることも。

ラインナップは「肉まん」と「ほたてまん」の2種類で、販売時期は秋～3月の終わり頃の季節限定商品。見かけると自宅用にストック買いするほどお気に入りの商品です。

解凍方法は2パターン。蒸し器の場合はふきんをかけて蒸すこと15～20分程度。電子レンジの場合は水にくぐらせラップをかけて約2分加熱すると食べごろに。説明書には、より出来たてに近い味を楽しむためには、蒸し器がおすすめとのこと。実は以前六花亭の中華まんを買った際、この記載を見て蒸し器購入を決めた我が家。もちろん電子レンジでも美味しくいただけますが、蒸し器を使用するとふかふか度が増してさらに幸福度が増すのでおすすめ。

「肉まん」には、豚ひき肉に白菜、たけのこ、玉ねぎ、しいたけ、生姜の5種類の野菜を混ぜた餡がぎっしり。もちもちした生地を半分に割ると、しいたけの芳醇な香りが。お肉はそぼろのような食感で、少し甘めの味付け。

帆立の焼き印が目印の「ほたてまん」は、帆立と白身魚のすり身を合わせた北海道ならではの一品。一口食べると口の中いっぱいに魚介の旨味が広がります。具材もたっぷりで、ちょっとリッチな中華まん。自宅に常備しておいて、小腹がすいたときのおやつにも。

こちらはオンラインでも購入できるため、今年も中華まんの季節が来るのを首を長くして待ちたいと思います。

次にご紹介するのは、冬の1か月間だけしか店頭に並ばない「いちご大福」。
しかも取り扱い店舗も限られており、その稀少性も相まってか、毎日お昼頃には売り切れてしまうという超人気メニュー。
2024年の販売期間は、1月13日～2月25日。今回たまたまタイミングが合い、初めてお目にかかることができました。

レジ横のケーキのショーケース内には、店名が書かれた木の番重があり、その中に堂々たる姿で並んでいます。お隣には、同じく季節限定の「パイナップル大福」。
消費期限は当日なので、お土産にする方は買うタイミングにご注意を。

いちご大福／260円

愛しさを感じずにはいられない、まん丸のフォルムにずっしりした重さ。
このままかぶりつきたい気持ちを抑えて包丁を入れると、現れたのは色鮮やかなグリーン。
そう、六花亭のいちご大福は、粒あんでも、白あんでもなく、抹茶あんなんです。
香り豊かなだけでなく、真っ赤な苺とのコントラストも見事。

抹茶のふくよかな香りに包まれながら、苺のフレッシュな甘酸っぱさを堪能。
また来年のこの季節が楽しみになる特別な味わいです。

最後は番外編として、商品ではなく、無料で利用できる詰め合わせ用ボックスをご紹介。
店舗では箱単位ではなく、1枚1枚単品で買えるのがよいところ。
しかも好きな商品をこのような素敵なボックスに詰め合わせることもできるんです。

自分だけの偏愛セレクトをこの箱に好きなだけ詰めて、ほくほくしながらレジへ。
お願いすると包装紙もかけてもらえるので、気がおけない友人にちょっとした手土産を贈るときにぴったり。お家に遊びに行った際にこれをテーブルに広げると、いつも感嘆の声が上がります。

今回ご紹介した以外にも、店舗限定の商品が盛りだくさんの六花亭。
北海道を訪れた際には、ぜひ店舗の隅から隅までチェックして、まだ食べたことのない商品を探してくださいね！