SNSでも大人気の料理家・管理栄養士、長谷川あかりさん。簡単でおいしく、体に優しい“ご自愛ごはん”のレシピを月2回ご紹介いたします。第47回のレシピは、くたくたに疲れた日でも包丁なしですぐに作れる「鶏手羽とキャベツの酒鍋」です!
鶏手羽とキャベツの酒鍋
今回ご紹介するのは、買ってきた材料をそのまま鍋に入れてコトコト煮るだけで完成するお助けレシピ。滋味深い味わいが疲れた体に染みわたります。
「ようやく涼しくなり、スーパーでもお鍋の具材を見かけるようになりましたね。鍋シーズンが開幕したらぜひ作っていただきたいのが、たっぷりの酒と水で鶏手羽を煮たスープが絶品のこちら。
市販の千切りキャベツを使えば包丁要らず。シンプル&ヘルシーだから、毎日食べても飽きないですよ。残ったスープで作る〆のラーメンも楽しみなんです」
材料(2〜3人分) 調理時間/約15分
鶏手羽中(スペアリブ) 300~400g
市販の千切りキャベツ 2~3袋(およそ300~400g)
料理酒 500ml ※塩分の含まれない清酒の場合は塩10gを加える
水 500ml
ポン酢、柚子胡椒 お好みで
※具材は豆腐やきのこ類を追加したり、ベースの野菜を白菜やほうれん草に変えたり、なんでもOK。骨付きの鶏肉を使うとよく出汁がでておいしいですが、もも肉をカットしたものでもかまいません。豚肉やお魚でもおいしくいただけます。
① キャベツ以外の材料を鍋に入れて火にかける
鍋に鶏手羽中、料理酒、水を合わせ強めの中火にかける。
煮立ったら軽くアクをとって蓋をし、弱火で8分煮る。
② 千切りキャベツを少しずつ加える
千切りキャベツを少しずつ加え、しんなりしたら火を止め、スープも一緒にお皿に盛りつける。具だけ取り分けてポン酢で食べたり、柚子胡椒をそえて食べても。
完成! 鶏手羽とキャベツの酒鍋
「寒くなってくると週に1~2度は食卓に出す、私にとっての“常夜鍋”。疲れると「この鍋が食べたい…」と思うのです。おいしいスープを吸ってしんなりしたキャベツはいくらでも食べられそう。具材は私のおすすめ(一番ラクで、おいしく作れる組み合わせ)ですが、実際のところなんでもあり! 料理酒(または清酒):水は1:1、メインになるお肉かお魚が1種類、あとは好きなお野菜1種類、を押さえておけばOK。豆腐やきのこ類をプラスして、ごちそう鍋に変身させても楽しいですよ」
献立:プラスワンメニュー「〆のラーメン」で栄養バランスアップ
「たっぷりのお野菜をいただいた後は、炭水化物で〆ましょう。お野菜から食べて、たんぱく質の補給源となるお肉をいただき、最後に炭水化物を食べるという順番は血糖値の急上昇を抑え、ダイエットにも効果的です」
「〆のラーメン」(2人分) 所要時間/約5分
残ったスープの味をみて、煮詰まっていたら水を足す。別の鍋に湯を沸かし、中華麺1玉を袋の表示時間通りに茹でたらザルに上げ、水気をきって鍋のスープとあわせてさっと煮たら完成。器に取り分け、あらびき黒胡椒をふっていただきます。
次回もお楽しみに!
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■長谷川さんは、BAILA CHANNELにも登場してレシピを披露してくれています! 長谷川さんのトークも楽しく、野菜の下ごしらえのコツなどもよくわかって大人気。こちらからぜひチェックしてみてください。
『なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん』をテーマに、食べ疲れないのにちょっぴりおしゃれで自己肯定感の上がる“新しい家庭料理”のレシピを発信。最新刊は『水曜日はおうちカレー~クタクタな日こそ、カレーを食べよう。』(大和書房)