始めたきっかけや目的は? 金融機関や商品をどうやって選んだ? 始めてみて今どうなった? 何が変わった? 新NISAになったらどうする? バイラ世代のリアル収支について、気になることを全部聞きました。それぞれの金融機関や商品の選び方、ペースは必見! 今回は、つみたてNISA歴3年のAさんのケースについて。
Aさん【つみたてNISA】×【3年】
30歳・IT関連会社
老後の資金のために2020年8月から
毎月3万円を楽天証券に
“思っているよりも簡単に始められた!複利効果でお金が増えるのを実感”
3年間で資産残高 88万3057円
評価損益 +15万6757円
周囲でNISAを始めている人の話を聞いたり、SNSで同世代の人の資産運用についての発信に刺激を受けて、つみたてNISAを始めたAさん。「もともと楽天経済圏で生活をしていたので、楽天銀行と連携して投資額に応じたポイントがもらえる点に魅力を感じ、楽天証券でNISA口座を開設しました。初めはまったく投資の知識がなかったため、SNSやYouTubeを参考にハイリスク・ハイリターンに偏りすぎない国内・海外両方の商品をバランスよく選択。ひふみプラス、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を選び、そのまま運用商品は変更していません。3年たった今、銀行に預け続けるより、少額でも長期的に投資することで“複利の力”により自分が何もしていなくてもお金が動いて利益を生み出してくれていることを身をもって実感。お金の勉強にもなり、始めてよかったです。世の中の情勢に運用額が左右される不安もありますが、長期的に投資することでリスクを軽減しながら、“老後2000万円問題”に将来悩まなくてもよいようにコツコツ続けていきたいです」
2024年1月 新NISA になったら、どうする?
投資枠が増えるので、ボーナス月など投資に回せる資金ができたら増額したい
今は毎月、投資はつみたてNISA3万円とiDeCo5000円、貯蓄は3万5000円と、投資と貯蓄の割合を半々に。基本はこのペースで、ボーナス月などに投資に回せる資金ができたらつみたてNISAを増額したいです。
Aさんにとってお金とは?
お金がすべてではないけれど確実に自分の人生を豊かにするもの。老後2000万円問題で悩みたくない
取材・原文/佐久間知子 ※BAILA2023年11月号掲載