誰かと楽しむ趣味もいいけれど、ひとりで気軽に楽しめて、日々のストレスまでとかしてくれる趣味があったなら、私たちの日常はもっと健やかになるはず。五感を使って“没入”できる、心を整える趣味を始めてみませんか?




\マイフルホビー/マインドフルネスな趣味が欲しくなる1問1答
心理カウンセラー
大嶋信頼先生
カウンセリング歴32年、臨床経験10万件以上。著書に『脳を休めればすべてがうまく回り出す』(WAVE出版)など。
Q マインドフルネスってなんだっけ?
A 簡単に言うと、“今だけ”に集中している状態です。
「マインドフルネスとは、過去の後悔や未来への不安にとらわれず、今その瞬間の体験に、評価や判断を加えず意識を向けている状態を指します。単にダラダラと過ごすリラックス状態とは異なり、考えごとを手放して、目の前の作業や身体感覚に集中しているのが特徴です」(大嶋先生、以下同)
Q 本当に趣味への没頭でストレスは解消されるの?
A はい。中でもマインドフルネスな状態になれる趣味が脳ストレスに効果的です。
「研究では、マインドフルネスな状態を保つことでストレスホルモンの低下や、不安・ネガティブな考えの繰り返しの減少、注意力や感情のコントロール力の向上、睡眠の質の改善などが報告されています。つまり、マインドフルネスになれる趣味を行うことが、脳のリフレッシュにつながるのです」
Q 脳が疲れるひとり時間と、癒されるひとり時間の違いは?
A 同じ活動(趣味)でも心理状態で脳への鎮静効果に違いがあります。
「脳が疲れやすいのは、ショート動画やSNSのように、次々と情報を受け取る受動的な活動。反対に自ら手や体を動かす能動的な活動は、気持ちを切り替えやすく、作業による小さな達成感も得られます。ひとつの区切りをつけながら取り組むことで、脳を休ませ、心身のリフレッシュにもつながるとされています」
\脳を癒す/マイフルホビーに必要な5つの要素
マインドフルネスな状態に欠かせない“没入感”を高め、無理なく継続するための5つのポイントがこちら。
五感を使う
「五感が刺激される趣味は自然と没頭しやすく、マインドフルネスな状態につながりやすいです。さらに、手触りや香り、音など“心地よい”と感じるものを選ぶと、続けやすくなります」
ほどよい難易度
「簡単すぎず、適度な難しさがあると余計な考えごとが減り、ひとつの作業に自然と没頭しやすくなります。また、小さな上達を実感するたびに達成感が得られ、続けるモチベーションに!」
始めるハードルが低い
「準備や移動に30分以上かかる趣味は負担になりやすく、三日坊主の原因にもなりがち。毎日の生活の中で、思い立ったときに始められる手軽なものを選ぶことが、無理なく続けるコツです」
「自分ってすごい!」と思える
「自分が満足できることが、充実感や没頭、継続にもつながります。一方で、生産性や他者からの評価を気にすると雑念が生まれ、マインドフルネスな状態から離れてしまうため注意して」
リズミカルな動きがある
「一定のリズムで体や手を動かすと背外側前頭前野が活性化され、集中しやすい状態に。ウォーキングや水泳はもちろん、編み物や塗り絵など、手もとでリズムよく繰り返す作業も効果的です」
イラスト/サレンダー橋本 取材・原文/中西彩乃 ※BAILA2026年10月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。

















































