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「細くてうらやましい」「肌白いね」って実はアウト!?  気にしている人もいるかも【もやっと発言の見直し方⑥】

BAILA読者から集まった「私、相手に嫌な思いをさせたかも!?」と思ったフレーズたち。価値観をアップデートし続けているイラストエッセイストの犬山紙子さん&漫才コンビ・ラランドのサーヤさん&ジャーナリストの中野円佳さんの3人が、改善策をお答えします。「細くてうらやましい」「ハーフって憧れる」は今の時代はNG!

痩せている後輩に「細くてうらやましい」と言ってしまったのですが、病気で通院中だとあとから知りました……。(39歳・金融)

「細くてうらやましい」と言ってしまった

犬山紙子さんならこうする!
細い=良いというルッキズムに加担してしまうことにも
「これ、“きれいだね”って伝えたかっただけで、悪気はないんですよね……。細さじゃなくたたずまいを褒めるのがいいと思います。“○○さん憧れます!”とか。このケースは違いますが、相手がめちゃくちゃダイエットを頑張っていたのであれば、一緒に喜んでもよいのかも。でも、海外ではもうNGの案件で、いずれ日本もそうなっていくと思います」

サーヤさんならこうする!
「何でも似合うね」と直接体型だけを褒めていると聞こえない言い方で
「体型のような生まれ持ったもの、本人では変化させづらいものに言及することに対しては、かなり気をつかったほうがいいと考えています。体そのものには、どういう事情があるかわからないですよね。だから、スタイルがいい!と褒めたいときでも“何でも似合っていいね”など、直接体型に言及しないような言葉を選ぶようにしています」

色素が薄いハーフの子に「肌白くていいよねえ。私、ハーフって憧れる!」と言ってしまったけれど、もしかしたら相手にとってはコンプレックスだったかも。もしくは言われ飽きてうんざりしているかも。(36歳・自営業)

中野円佳さんならこうする!
自分で選択していないものを褒めるのは避けるべき
「まず“ハーフ”という言葉自体がアウトです。そして、国籍や肌の色などの選べないものは、本当にあなたはいいと思っていたとしても、褒めないほうがいいでしょう。“そのリップの色いいね!”など、その人がチョイスしたものやセンスを褒めましょう」

サーヤさんならこうする!
ルーツに触れずに素敵だと伝えればいい
「私、小さい頃によく“ハーフなの?”と間違えられて色々と言われることがあったんですけど、いい気分ではなかった気がします。“肌がきれいだね”でいいじゃないですか。わざわざルーツに触れなくても褒められますよ!」

教えてくれたのは
サーヤさん(ラランド)

サーヤさん(ラランド)


1995年生まれ。漫才コンビ・ラランド。広告代理店で働きながら芸人としても活動、「M-1グランプリ2019」準決勝に出場し話題に。バラエティTV番組「トゲアリトゲナシトゲトゲ」(テレビ朝日系 月曜深夜2時16分〜)レギュラー出演中。

犬山紙子さん

犬山紙子さん


1981年生まれ。イラストエッセイスト。著書に『アドバイスかと思ったら呪いだった。』(ポプラ社)など。児童虐待問題に声を上げるタレントチーム「#こどものいのちはこどものもの」を立ち上げるなど社会問題にも積極的に取り組んでいる。

中野円佳さん

ジャーナリスト

中野円佳さん


1984年生まれ。フリージャーナリスト。経済産業省「競争戦略としてのダイバーシティ経営の在り方に関する検討会」委員を務めた経験も。著書に『上司の「いじり」が許せない』(講談社)など。

撮影/押尾健太郎(犬山さん・サーヤさん) ヘア&メイク/サイオチアキ〈Lila〉(サーヤさん) スタイリスト/西村茜音(サーヤさん) イラスト/大窪史乃 取材・原文/東 美希 ※BAILA2021年11月号掲載

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