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【令和のリアル転職記】転職経験3回。転職先でスキルを獲得し、年収を積み上げたバイラ読者をルポ

自分らしい働き方を手に入れた人の、転職活動のやり方、転職経験から学び得たことなどをレポート! 今回は、転職経験は3回・語学やマーケティングのスキルで年収を積み上げてきた佐藤ののさんを紹介。

スキルで年収積み上げ転職 佐藤ののさん(33歳・IT)

転職後も改善したい点は会社に相談。口に出さないと伝わらないことを実感!

佐藤ののさん (33歳・IT)

1社目は手取り10万円台! やりがいはあるが賃金に限界を感じ、年収UP転職を開始

短大卒業後に入社したブライダル関係の会社。人を幸せにする仕事にやりがいを感じ、先輩や上司に恵まれつつも、収入面では不安があった佐藤さん。

「残業代なしで、手取り月収が約19万円。学生時代の貯金を切りくずして生きていました。もっと月収をアップさせたかったし、仕事で30歳以降のプランが描けないことから、入社3年目で転職を決めました」

ただし日本国内での収入アップ転職は四大卒以上が圧倒的に有利と知る。

「親が中国人で私も少し中国語を話せたこともあり、ひとまず中国の大学へ留学。言語や文学、文化を徹底的に学びました。その後、現地就職に特化したエージェントやサイトで仕事を探しました」

日本語と中国語に堪能、という強みを生かし2社目は日系企業の上海法人へ。「現地の工場へのインフラ整備の営業が中心でした。初めてtoBの仕事を経験できたのと、大きなチームの中に入って仕事を進める面白さを味わいました。現地採用なので報酬は中国の元だったのですが、家賃補助も支給されました」

ただし28~29歳ぐらいまでに自分の働き方を確立したかったため、人材紹介会社のインテリジェンスへと転職。

「労務コンサルチームに入ったことで、企業が求める人材が理解できるように。伸びしろがある業界も見えてきて、その中のひとつ、デジタルマーケティングに携わりたいと思ったところ、仕事を通じて現職の社長との出会いがありました」

3回目の転職。自分の“コスパ”を紙に書いてプレゼン!

「まずは社長にメールで直談判して最初の面接にエントリー。その際に、希望の年収とともに、“私を雇うとこれだけコスパがいいですよ!”という金額を一覧にして、提出したんです」

さらに面接やSPIなどを経て入社。ただしそこから先も、収入アップへの長い道のりが。

「手取り金額は32万円ほどありましたが、現地採用なので、福利厚生はなし。駐在の同期は家賃補助があると知り、これは自分で待遇を上げていかねばと。でも私はコスパのよさが売りだったので、一年は我慢して(笑)。『業務と収入のバランスをとりたい』と相談しました。すると翌月から家賃補助が出るように。弊社の社長のポリシーが、“地位は待つものではなく奪いにいくもの”なのですが、まさにその言葉どおりに結果を出しながら、駐在、本社採用へと雇用を変えてもらいました」

’21年からは東京本社に勤務中。今は越境ECなど新規ビジネス開発部署の副部長に。収入は1社目のブライダル会社勤務時代に比べると3倍以上に!

「今の上司に『実績をつくり、役員クラスの年収を目指します』と宣言。1社目では給与に満足できなかったからこそ、仕事に見合った報酬を得るのは大事だと思いますね。働く上で意識しているのは、スキルのかけ算。語学、営業、労務、デジタルマーケティング。どの分野も専門職の方がいますが、私はかけ合わせスキルを持つことで、“佐藤がいれば何とかなる”と、思ってもらえる人材を目指しています」

転職経験3回

転職ヒストリー


20歳 ブライダル会社へ入社

短大を卒業後、学生時代にバイト経験のあったブライダルの世界へ。やりがいはあるも、収入面で不安が


23歳 中国の大学に進学
転職の可能性を広げるために留学。中国語と中国文化をみっちり学ぶ

25歳 2015年➡NTTコミュニケーションズ上海法人に転職
大学を卒業後、自らエージェントなどを駆使して就活。IT業界に魅力を感じ、大手通信会社の現地法人へ
上海での現地採用だったため、報酬は中国の元。家賃補助も出たため、ブライダル会社時代から年収はややUP!

26歳 2016年➡インテリジェンス(人材紹介会社)の上海法人に転職
前職は、自分が抱いていたイメージと少し違ったため、人材紹介会社へ転職。労務、現地の社内研修をはじめとする人事の仕事へ携わる
働きつつ、伸びしろのある業界、自分に向く仕事をリサーチ。収入は横ばいでも、現職の社長との出会いにつながった

27歳 2018年➡㈱NOVARCAに転職
デジタルマーケティングを主力としたベンチャー企業に転職。現地採用→駐在採用→日本本社勤務と条件を変えて、収入は1社目の3倍に!

賃金が安く、将来の自分が想像できない職種に限界を感じたのが、佐藤さんの最初の転職のきっかけ。稼ぐ力をつけようと、語学留学を経て、転職先で様々なスキルを習得。そして、キャリアも年収も大幅アップ。

私、転職でこう変わりました!

「自己営業能力」が高まった!

「自己営業能力」が高まった!
「1社目にいた頃は自分の工夫がお客さまに伝わらないとすねていたんです。でも先輩に『伝えていないのは、何もやってないのと同じ』とプレゼンの重要さを諭されて。複数回の転職、現職のクライアントとのつきあいを通じ、自己営業能力はさらに高まっていったと思います」

撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/今関梨華〈P-cott〉 取材・原文/石井絵里 ※※BAILA2023年10月号掲載

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