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【令和のリアル転職記】30代後半で初転職。子どもの教育のために移住を決意し、転職した女性を取材!

自分らしい働き方を手に入れた人の、転職活動のやり方、転職経験から学び得たことなどをレポート! 今回は、転職経験1回・子どもの教育のために転職を決意した、窪田美波さんを紹介。

デュアルライフ転職 窪田美波さん(37歳・IT)

転職活動を通じて、キャリアを高めたい自分がいることに気づきました

窪田美波さん (37歳・IT)

子どもの教育に理想的な学校を発見。移住を決意し、長く在籍した会社を離れることに

30代後半で初転職に成功した窪田さん。きっかけは「家族で山梨に住みつつ、都内の会社で働きたい」と思ったこと。

「娘の小学校入学のタイミングで、豊かな自然と自由な学びの環境がある学校を山梨県で偶然見つけたんです。そこで会社の上司にリモートワークができないか相談したところ、フルリモートを認める人事制度はなく、移住後もここで働き続けることは難しいんだなと思いました。14年も働いてきた会社だったので、事業にも会社にも愛着があって。色々悩みましたが、移住のためには転職するしかないな、と」

活動期間は3カ月ほど。年齢については、特に不安は感じなかったとか。

「育児や目の前の仕事に追われていて、世の中のことを知らなかったんです(笑)。ただ実際に転職活動を進めるなかで、自分が求める業務内容と、企業側が求めることにズレがあるなと感じました」

マーケティング実務に関わりたかった窪田さんだが、「勤務年数やこれまでの経歴を考えるとマネージャーになってほしい」と言われることが多かったとか。

「『子育て中の方に向いている仕事ですよ』というお話も多くいただきましたね。今の状況を考慮していただけてありがたかったですし、第1子の育休中にアクセサリー販売の副業も始めていたので、仕事のやりがいや収入はそちらで追求すればいいか、とも考えていたときに、登録していたエージェントのひとつ、withworkさんから紹介されたのが、現職のベンチャー企業でした」

思いもよらなかった会社との出会いで「自分はキャリアを積みたかったんだ」と実感!

リモートワークを推進する会社で、出社は月に数回。オフィスもシェアオフィス。フラットな社風に魅力を感じたとか。「親の仕事の都合で、高校時代にフィンランドに住んでいました。多感な頃に北欧の社会に触れたことで、男女ともにのびのびと働き、楽しく暮らす価値観を大切に生活してきました。現職の会社の代表は、日本の働き方や生き方の変革の必要性を強く感じており、私も共感できました。その上で新規事業に携わってほしいと言われ……。『移住するからとキャリアをあきらめなくてもいいんだ!』『まだ仕事でワクワクしたり、挑戦できる!』と思えたんですよね」

現在は、朝の5~7時の2時間と、子どもたちが学校や保育園へ行っている9~16時前までが、仕事の時間。

「昼間に用事があれば離席し、後からその分の仕事を進めておけば問題なし。それぞれの事情に合わせて働ける環境に助けられています。都内の家は、夫と私が東京へ出社する際の拠点として、そのままキープ。子どもの成長に合わせて、東京へ戻ることも視野に入れています。試行錯誤の2拠点生活ですが、山梨が素敵すぎて、移住先でも家を買いたいと思うようになってきました(笑)。朝、目が覚めて窓を開けると、澄んだ空気が部屋いっぱいに流れ込んでくるんです。この気持ちよさは東京では味わえなかったこと。移住を決めてよかったし、今の働き方で、日々が充実しています」

転職経験1回

転職ヒストリー


22歳 大学を卒業後、福利厚生サービスの会社へ入社
企業のよりよい福利厚生実現のためのマーケティングや営業・企画を担当。シンガポールやタイへ海外赴任も

プライベートでは20代後半に結婚。第1子の育休中にオンラインのアクセサリーショップ「Miina.gems」を開始

37歳 2023年➡リモートワークを推奨するベンチャー企業㈱HQに転職
’23年5月から現職。企業のリモートワークをサポート、「自分らしい生き方を支える」という理念に共感。新規事業にも参加中
毎週木曜日が「出社推奨日」。都内にあるシェアオフィスに出勤する日もあるが、出社しなくてもOK。ほかの日は山梨県でリモートワーク

新卒の就活のときから「よりよい働き方」に興味があったため、1社目は福利厚生を推進する会社に入社。その後、結婚、二人の出産などプライベートの変化を経験し、昨年秋に都心からの移住を決意。それに伴い30代後半で初転職を経験。現在はフルリモート、東京の本社には月1程度出社するスタイルで勤務をしている。

私、転職でこう変わりました!

仕事で「ワクワクしたい!」と 思えるようになった!

仕事で「ワクワクしたい!」と思えるようになった!
「移住を決めた時点では、勤め人としてのキャリアやスキルアップは、少し後回しにしていた部分もあったのですが……。焦らずに転職活動を続けるなかで、世の中には今の私の暮らしにマッチしながらも、ワクワクした気持ちで働ける仕事もあると知り、視野が一気に広がりました」

撮影/藤澤由加 取材・原文/石井絵里 ※※BAILA2023年10月号掲載

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