【UVケアQ＆A】今さら聞けない頻出「UV用語」をおさらい！

UV対策で出遅れないためにも、まずはUVケア用語をマスターしよう。教えてくれるのはBAILAでおなじみの美プロ3人。「SPFとPAって何？」「ディープUV、赤色光って？」など、疑問に思っていても今さら聞けない頻出UVケア用語を集めました。

教えてくれたのは

A.UVBとUVAをどれだけ防ぐかの目安です

【SPFとは？】

Sun Protection Factorの略。メラニンを増やし、シミ・ソバカスの原因となる「UVB」を防ぐ指標。肌が赤くなるサンバーンの発生をどれだけ遅らせられるかを数値化。日本では最高値がSPF50+。（貴子先生）

【PAとは？】

Protection grade of UVAの略。肌を黒くし、シワやたるみの原因となる「UVA」を防ぐ指標。肌が黒くなるのをどれだけ遅らせられるかを表示。最高値はPA++++。（貴子先生）

A.【ディープUV】波長が長く、肌の奥まで届くUVAのこと

肌の深部、真皮まで到達し、コラーゲンやエラスチンといった弾力組織にダメージを与えるUVAのこと。シミだけでなくシワ、たるみの原因に。地上に届く紫外線のうち、ディープUVは50%近くを占めています。（小田さん）

A.【酸化ストレス】活性酸素が肌細胞などを酸化。くすみや老化を促す要因に

紫外線、大気汚染、花粉、精神的ストレスなどで、肌には活性酸素が発生。細胞や組織を酸化させます。メラニンが生成され肌が黒くなるのも、チロシンという物質の酸化で起こるもの。私たちの肌は、常に酸化ストレスの危険あり。（小田さん）

A.【ブルーライト】第3の紫外線と呼ばれ皮下組織までダメージを

ブルーライトは第3の紫外線と呼ばれる「HEV」のひとつ。真皮より深い皮下組織や血管まで届き、エイジングの火種に。6時間以上ブルーライトを浴びると、日差しを20分間浴びるのと同程度のダメージを肌に与えるとの報告も。（貴子先生）

A.【赤色光】実は、浴びたほうが「いい」光。肌を強化し、ハリをアップ

肌の土台を構築し、立体的なメリハリ顔を保つのに欠かせない赤色光。太陽光に含まれ、UVコスメで防ぎすぎるとたるみの原因にも。近赤外線は赤色光と似て非なるもの。肌の土台を弱くして肌のたるみを招くので防ぐべき。（水井さん）

A.UVコスメの場合はほぼ同義語です

明確な使い分けはされていませんが、ウォータープルーフはマリンスポーツなどにより汗や水の影響を受けるシーンでも使えるもの、ウォーターレジスタントは日常生活で汗や水を防ぐものに、表示されることが多いです。（小田さん）

A.防ぎ方の違い。どちらもUVコスメの進化とともに改良

紫外線吸収剤はエネルギーを吸収・変換。以前は乾燥するものもあったが、技術の進化で肌に負担を与えないように。一方紫外線散乱剤は、紫外線を反射・散乱。以前は白浮きするものもあったが、ナノ化などの技術により自然に。（貴子先生）

A.こすれ、摩擦に強く落ちにくいこと

触れたり、衣類、タオルを当てるなどの「こすれ」で効果がダウンしてしまうのがUVコスメ。フリクションプルーフのものは、こすれや摩擦で塗膜が壊れにくく作られています。（水井さん）

撮影／李 哲　イラスト／ユリコフ・カワヒロ　取材・原文／小田ユイコ　構成／渡辺敦子〈BAILA〉　※BAILA2020年4月号掲載

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