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壇蜜さんが語る「なぜかむしょうにさみしい夜」の乗り越え方とは?

友達や家族、パートナーがいても、いなくてもふとしたときに感じる、さみしいという気持ち。どうしようもなくさみしい夜、どう過ごしている? タレント・女優の壇蜜さんに、気持ちと対処法を語ってもらった。

先を想像して不安になる“さみしさの前借り”にご注意あれ

壇蜜さん

タレント・女優

壇蜜さん


だんみつ●1980年秋田県出身。日本舞踊師範、調理師などの資格を取得、様々な職種を経験後に、29歳でグラビアデビュー。映画やドラマ、バラエティ番組からラジオ、執筆業などマルチに活躍。

「さみしさとは外的要素から芽生える感情だと思います。その中でも、気温や体温はいちばんのさみしさを引き出す要因かと考えます。すごく暑い日って、さみしさって芽生えにくい気がしませんか? 昔々、隣でワカサギ釣りをしているような極寒の氷の湖で半裸でグラビア撮影をしたことがありまして。生命の危機に瀕するほどの極限状態の手前で、とてもさみしくなったんです。つまり、体の寒さ=心の寒さかなぁと。さみしくて眠れない夜があるなら、まずは湯船につかるなり、温かいものを飲むなり、冷えた体を根本から温めることに努めてみてはどうかと思います。そうすれば、不思議とマイナスな感情は少し和らぐのではないでしょうか。

私自身はさみしいという感情に浸ることはあまりないのですが、先々のことを予想して、ふとさみしくなることはあります。たとえば子どもがいない老後とか、食事会を断り続けていることにより起きる人間関係の悪化とか。でもそれって、今が本当にさみしいわけではなくて、自分の中の想像や刷り込みでしかない。いわば、さみしさの前借り状態といえましょう。このいつかのさみしさを考えて不安になってしまうのは、頭が煮詰まっている状態。体や心は温めるべきだけど、頭の中はクールな状態でいたほうがいい。私は中高、ミッション系の学校に通っていて、そこの伝統儀式として『ともしびミーティング』というものがありました。一人ひとり燭台を持ってみんなで車座になって話し合うんです。人は炎の前だと正直に冷静に、そして寛容になれるという教えで、炎のゆらぎやロウが減っていく様子を見ると、不思議と心は温まり、頭の中がクリアになっていくんですよね。何だか色々考えすぎて不安になるときは、キャンドルの炎をともして5分ほど見つめてみてください。自分は今、どうして不安なのかと、さみしさを客観的に分解できるはず。炎が消える頃には気持ちに整理がついて、おのずと、煮詰まった頭の中の風通しもよくなりますよ」

壇蜜さんのさみしい夜の推薦物&本

『世界で一番美しい 海のいきもの図鑑』

『世界で一番美しい 海のいきもの図鑑』
吉野雄輔著 武田正倫監修 創元社 3960円
「私的に、現実逃避する映画や小説よりも、煮詰まった頭を一回クールダウンさせてくれる情報のみが記された図鑑がおすすめ。魚、動物、船でもいい。妙な知識も増えて面白いですよ」

あずきのチカラ おなか用

あずきのチカラ おなか用
¥1100/小林製薬
「まずは体を温めることから。おすすめはチンして使えるあずきの温熱ピロー。蒸気でじんわり温まり、あずきの香ばしい香りに癒されます。ちょっと甘いものが欲しくなるかも……」

取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2022年1月号掲載

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