冷えやだるさ、乾燥やむくみ、メンタル的な落ち込み…。実はその不調、ゴースト血管が原因かも。カフェインを取るタイミングに気をつけたり、ハーブチンキを取り入れたりするだけでも体の巡りがアップ!
植物療法士
菅原あゆみさん
下北沢にあるカフェ「ネロリハーブ」オーナー。英国式植物療法や、漢方、和漢などを基本としたオリジナルのハーブブレンドを展開。
イシハラクリニック 副院長
石原新菜先生
内科医。「温活ドクター」としてテレビやラジオ出演、執筆活動を行う。漢方医学や自然療法、食事療法を中心に治療を行う。
カフェインは15時まで
「カフェインには血管を収縮させる作用があり、これが血行を悪くさせて体を冷やす原因に。交感神経から副交感神経へスムーズに移行させ、自律神経をきちんと整えるためにも、コーヒーや紅茶、緑茶などのカフェインが含まれている飲料は15時まででストップしましょう」(菅原あゆみさん)
夜チンキで巡りブースト
「ドライハーブを40度以上のアルコールに漬け込めば、その有効成分を濃縮して抽出したハーブチンキに。水やお湯では抽出できない成分もアルコールには溶け出すため、ハーブの力を効率よくとることが可能に。ジンジャーやクコ、ナツメやシナモンなどのハーブなら、体を温め、巡りをサポート」(菅原あゆみさん)
ネロリハーブ ヘルスサポートチンキ用 ブレンド
チンキ用のハーブブレンド。ウォッカなど40度以上のお酒に漬け込むことで、植物の水溶性成分・脂溶性成分を両方を抽出でき、体内への吸収率も高まる(漬け込むと下の写真のように)。50g ¥6490
2週間漬け込んだら完成!
寝ながらの締めつけ下着はNG
「ガードルや矯正下着、むくみ予防の着圧レギンスなどは、物理的に体を締めつけている状態。つまり、巡りも妨げてしまう原因に。日中などの一時的な着用はかまいませんが、寝るときまではくのは避けましょう。また、冷え予防の靴下の重ねばきも、巡りを妨げ、逆に体を冷やす一因に」(石原新菜先生)
撮影/久々江満 イラスト/いいあい 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2022年3月号掲載