冷えやだるさ、乾燥やむくみ、メンタル的な落ち込み…。実はその不調、ゴースト血管が原因かも。食生活を見直して、体の中からアプローチしよう。ハーブティーやお味噌汁は巡りを良くするには最適な飲み物!
植物療法士
菅原あゆみさん
下北沢にあるカフェ「ネロリハーブ」オーナー。英国式植物療法や、漢方、和漢などを基本としたオリジナルのハーブブレンドを展開。
イシハラクリニック 副院長
石原新菜先生
内科医。「温活ドクター」としてテレビやラジオ出演、執筆活動を行う。漢方医学や自然療法、食事療法を中心に治療を行う。
水をとりすぎない
「体の巡りが悪いのに水を大量に摂取してしまうと、体の中に水分をため込んでしまい、冷えやむくみ、代謝の低下などの原因に。白湯も体に入って冷めてしまえば、実は同じこと。だからこそ、しょうがやシナモンパウダーなどをちょい足しするのがおすすめ。巡りよく、体を温める効果も」(石原新菜先生)
血液サラサラにはポリフェノールや酢を
「油物の食べすぎやお酒の飲みすぎは、ドロドロ血のもと。必然的に血液の流れも悪くなるので、ゴースト血管を助長。お酢、魚の油などに含まれるEPA、黒ごまや玉ねぎなどに含まれるポリフェノールなど、血をサラサラにする効果を持つ食材を積極的に取り入れて、根本的な解決を」(石原新菜先生)
循環にいいハーブティー
「血管拡張作用で体を温めてくれたり、老廃物の排出をサポートしてくれる効果があったりと、ハーブティーは賢く選べば、体質改善に効果的。おすすめはドクダミやルイボス、ゴールデンベリー、ジンジャーなど。体全体の血流を促すことで体温が上がり、代謝もUPにもひと役」(菅原あゆみさん)
ネロリハーブ ぽかぽかブレンド
血行を促し、末端から温めることをサポートするハーブをブレンド。ギンコウ、エルダーフラワー、カモミールなどがIN。25g ¥1430
ネロリハーブ 巡りブレンド
オリーブやオレンジフラワー、カモミールなど、巡りをサポートするブレンド。ルイボスの香りで気持ちもリフレッシュ。25g ¥1390
朝晩の巡り習慣に長生きお味噌汁レシピ
「巡りをよくするためには、腸内環境を整えることが大前提。腸内の善玉菌を増やす味噌を使った味噌汁は、毎日積極的に取り入れましょう。ここに血液をサラサラにする玉ねぎを加えると効果倍増。ただし、これらの栄養素は熱に弱いので、沸騰させてはNG。お湯を注ぐ味噌玉を作るのが◎」(菅原あゆみさん)
長生きお味噌汁の作り方
1.玉ねぎ1個分をすりおろす。そこにお好みの味噌2種類を80gずつ(赤味噌と淡色系味噌など味の濃淡があるのがおすすめ。なるべく無添加のものを)とリンゴ酢大さじ1を混ぜ、素手でかき混ぜる
2.10等分し、冷凍する。食べる際はひとつずつカップに移し、熱湯を注ぐ
撮影/久々江満 イラスト/いいあい 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2022年3月号掲載