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【食べ比べ】お土産にも良いかも!西のどん兵衛、東のどん兵衛

どん兵衛美味しいよね。

みなさんこんにちは。バイラーズ清水まやです。

少し時間を遡るのですが、年始に実家の神戸から東京に戻ってくる際に日清食品さんのどん兵衛を大量に持って帰ってきました。その数なんと8個。
実家に帰ったり、出張に行ったりするたびに大量に持って帰ってくるのですが、何故そんなに面倒なことをするかと言うと、どん兵衛は西と東で味が分かれているからです。
そして私は、西の味が大好きなのです。隠れたお土産銘品だと勝手に思っております。
(お土産として東日本出身の子にお渡しすると喜んでもらえるんですよ)

そして先日、西のどん兵衛を食べていたのですが、「そういえば並べて食べたこと無かったな」と思い至り、東との食べ比べを行うことにいたしました

質問をいくつか日清さんにお送りしてみた

ただのアラサーOLによる食べ比べにも限界があるだろうと考え、ダメ元でいくつか質問を日清食品お客様相談室のほうにメールさせていただいたのですが、快く記事掲載の許可と質問のご回答を頂きました。
本当に、ありがとうございます!これからも朝昼晩飯たくさんお世話になります!
そんなこんなでご回答いただいた点をふまえつつ、早速実食を始めたいと思います。

【食べ比べ】お土産にも良いかも!西のどん兵衛、東のどん兵衛_1

あんまり意識をしたことがなかったのですが、そもそもパッケージが異なります。
西日本は「華やぐ旨味の本鰹と昆布のWだし」、東日本は「コクのと旨みの本鰹と宗田鰹のWだし」表記が右下にあります。
西はカツオと昆布の合わせダシ、東日本はカツオと宗田節の合わせダシ。
ちなみに宗田鰹は、うま味成分が多く濃厚なだしが取れるため、「宗田節」(そうだぶし)に加工して流通し、関東風のそばつゆなど濃い口の日本料理に利用されることが多いそうです。
宗田節は鰹節より濃厚でこくのある風味が特徴。西日本にいた私があまりなじみがないもの当然なのかもしれない。
それでは早速食べていきましょう。

味の分かれ目は『関ケ原』

【食べ比べ】お土産にも良いかも!西のどん兵衛、東のどん兵衛_2

さっそく開けてみると、袋の色も違うことが分かります。
西はオレンジ、東は緑の仕様になっている模様です。そして、注目していただきたいのが七味の小袋。
なんと、どん兵衛の仕様は、おあげや七味も地域によって変更されているそうです
“[東日本タイプ]
おあげ:しょうゆのうまみと甘みを強めた味付けの柔らかでジューシーなおあげ。
七 味:しょうゆの風味を引き立たせる、赤唐辛子を利かせたピリッと辛い七味。
[西日本タイプ]
おあげ:甘みを強めた味付けの柔らかでジューシーなおあげ。
七 味:だしを引き立たせる和山椒を利かせた華やかな香りの七味。”

なんという努力…このままお湯を入れるのももったいないのでお皿に出しちゃいましょう。

【食べ比べ】お土産にも良いかも!西のどん兵衛、東のどん兵衛_3

一度お皿に出して並べてみました。
東の方が少しおだしの色が濃いのがお分かりいただけますか?また、七味の色が若干西の方が明るい朱色に見えます。(写真では伝わりにくいのですが…)

【食べ比べ】お土産にも良いかも!西のどん兵衛、東のどん兵衛_4

気になる東西の味の分かれ目についてですが、『関ケ原付近』とお教えくださいました。とっても素敵なお話だったので、そのまま引用させていただきます。

“生産時の効率を考えても、つゆは全国で統一した方が良かったのですが、関東のうどんは麺が隠れて見えないほどつゆの色が濃く、味もカツオ風味が強くやや辛め、関西のつゆはあっさりとして甘口、色は薄く深みのある味わいと、これだけ嗜好が違うのに同じという訳にはいきません。
そこで、東と西でつゆの味を変えると決めたのですが、味覚についてのはっきりした文献がなかったため、開発担当者が新幹線のこだまに乗り、ひと駅ごとに駅や駅周辺のお店でうどんを片っ端から食べていきました。そして、ようやく「関ヶ原付近」に味の境界があることを突き止めました。当時、全国展開のカップ麺で地域別に味を分けることは業界でも初めての試みでした。“

驚きですよね。確かに上京した頃、浅草で食べたそばつゆの色の濃さにびっくりしたのですが、どこから違うのだろうと考え一駅ごとに調べようとは思いつきませんでした。
しかも、1976 年 8 月の発売当時から、東西で味を分けていらっしゃるとのこと。
企業努力と担当者様の研究心の賜物ですね。もう何も考えなしにどん兵衛を食べられる気がしません。しかしどうして関ケ原付近なのだろう…

ちなみに、日清食品さんにおける「東」と「西」の境界は以下になるそうです。
東日本タイプ:新潟県、長野県、岐阜県、愛知県、三重県以東
西日本タイプ:富山県、石川県、福井県、滋賀県、奈良県、和歌山県以西
三重県、愛知県は東日本タイプだったのか…!!(驚)

お湯を入れて5分

【食べ比べ】お土産にも良いかも!西のどん兵衛、東のどん兵衛_5

出来ました!
とってもいい匂いがします。左が西、右が東です。
この時点での見た目の差で一番大きいのは、やはり『おだしの色』です。東のほうがかなり黒い印象を受けます。

【食べ比べ】お土産にも良いかも!西のどん兵衛、東のどん兵衛_6

関東と関西をよく行き来される方はご存じかと思いますが、関東の麺類のおだしは基本的に黒いので、再現度に驚かされるばかりです。
それでは、おだしだけでなく、七味やおあげにも注意して食べていきましょう。

どん兵衛東西レビュー

食べなれている西日本からレビューしたいと思います。

【西日本】
・七味は山椒の味が効いており、東日本よりも甘みを感じる七味。個人的にはこっちのほうが好き。
・おあげは、おだしの味を崩さないように東日本に比べ甘めでお上品な味付け
甘味の印象が強く前面に来る。
・おだしは昆布の味がしっかりと効いたお上品な味。東日本のものを同時に食べて初めて薄めの味付けになっているのだと気が付いた。甘め、かつまろやかで繊細な味。

続いて東日本のレビューです。

【東日本】
・七味は唐辛子の味がしっかり効いており、唐辛子の味が好きな方にはおすすめ。鰹と醤油味がしっかりしている東日本のどん兵衛だしにはアクセントとなって良く合う。
・おあげは、しっかりとおだしと同じ味がするので驚いた。おあげ単品でも食べられるくらいしっかりと味が付いている
おだしの第一印象は「醤油」。しっかりとした鰹ベースに醤油の効いたおだし。西日本に比べて味が濃いが、その中にも甘さがあり、くどくなくってスッキリとした食べやすいお味。

どちらが美味しいとかは無く、本当に好みだと感じました。本当に双方ともにおいしい…!!
並べて食べることにより、こんなにも味がちがうのだと驚きました。
ちなみに私は関西出身なので、やっぱり昆布の味が効いた甘めで優しい味の西のどん兵衛が好きだなぁと思ってしまいました。

北のどん兵衛が存在する

東西のどん兵衛以外にも、北海道地域では2009年10月より『北のどん兵衛シリーズ』として違った味わいのどん兵衛を販売されているようです。
こちらは北海道産利尻昆布を使用していることが特徴。絶対美味しいじゃん…
今回は手元にないのですが、北海道旅行に行った後など、また食べ比べしてみたいですね。

やっぱりお土産にしたい東西と北のどん兵衛

今回の実食と質問を経て、日清食品さんのこだわりや研究心に驚かされ、「やっぱりどのどん兵衛も美味しいな」と言う結論に至りました。

私自身デザイナーと言う仕事をしているのですが、一つのものを仕上げるのにとても労力を使います。
物を作ることって、とても大変でアイデアが浮かばなくなり行き詰ると何もかもが辛くなってくるのですが、そんな中、日清食品さんの『こだまに乗って一駅一駅降りて周辺のうどんを片っ端から食べる』と言う発想は目から鱗で、自分も頑張ろうと背筋を伸ばされる思いでした。
やっぱり、いい仕事をするときってぶっ飛んだアイデアと行動力が大切ですよね。

そんな日清食品さんの努力から生まれ、日本各地で様々な展開を行っているどん兵衛、お土産に最適だと思いませんか…?
冒頭でも述べましたが、自分用として自分の住んでいる地域以外のものを買ってくると結構楽しいし、お友達に配るのも喜ばれるので是非お勧めしたいです。
胃袋に余裕があれば、同時に食べくらべするととっても楽しいですよ!(私は今回二つ一気に食べました。おなかいっぱいです)

どん兵衛さんと言えば、2022 年 3 月 28 日には、和風カップ麺の最高峰として「日清の最強どん兵衛 きつねうどん」「日清の最強どん兵衛 かき揚げそば」が発売される予定だそうです。全てが主役級。とっても楽しみ~!
日清の最強どん兵衛

いかがでしたでしょうか?
お土産って結構悩んじゃいますが、地域性を利用して、こういうのもありだと思うんですよね。
良ければぜひお試しくださいませ!それでは皆様また来週~!

P.S
今回お送りした質問すべて丁寧にご回答して下さった日清食品ホールディングス株式会社広報部のみなさま本当にありがとうございました!これからも沢山買わせてください…!

清水まやtwitter

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