こんにちは。
スーパーバイラーズの渡邊りりあです。
父が香港人のハーフということもあり、私にとって第二の故郷でもある香港。
食事や観光スポットなど見どころはたくさんありますが、今回は注目のアートスポットをご紹介したいと思います。
アジア最大級の美術館「M+」

2021年にオープンした、アジア最大級のミュージアム「M+」。
2017年にオープン予定でしたが、様々な事情により延期や修正を重ね、待望のお披露目となりました。
20世紀・21世紀の視覚芸術をテーマにした美術館で、設立費用はなんと日本円で860億円以上。
香港のみならず世界中から注目されている、新たな文化拠点です。
世界的に有名な建築事務所、ヘルツォーク&ド・ムーロンとTFPファレルズ、アラップのグローバルチームが設計したビルは、外観からアーティスティック。
香港の西九龍文化区、ビクトリア・ハーバーのウォーターフロントに位置しており、新しいランドマークとしても存在感があります。
エントランスからアートな空間
まず敷地に入って驚くのが、その広さ。
65,000㎡の面積を誇るミュージアムには、33のギャラリーからなる17,000㎡の展示スペースがあります。
展示室以外にも映画館やミュージアムショップ、リサーチセンター、レストラン、ラウンジやオフィススペースも。
入場チケットは当日券が120香港ドル。特別展とのセットチケットもあります。
私は当日券を購入しましたが、前売券もあるので、日程が決まっている場合はオンラインで事前購入しておくのがスマートで良さそうです。

展示室はほとんどが2Fエリアにありますが、入口が複数あるので、どこから見るかワクワク。

ロンドンのテート・モダンやニューヨーク近代美術館(MoMA)、パリのポンピドゥー・センターなど世界的なミュージアムに匹敵する施設と聞いていたので、アートの知識がないと楽しめないかと少し不安でしたが、見るだけで楽しめるものも多く、作品数も多いので見応えがあります。
絵画やデザインだけでなく、映像で楽しめる展示もありますし、展示品と空間を一体で楽しめるアートも。
展示エリアは一部を除き撮影OKなので、ついつい写真を撮りたくなってしまいます。
(スマホはしっかり充電しておくべし!)
日本にまつわる展示作品にも注目
特にやはり気になるのが、やはり日本にまつわる展示品たち。
1964年東京オリンピックのポスターやPARCOのポスター、SONYの初代ウォークマン、ダイハツのミゼットやレトロなアイテムも。
見たことのある展示を見つけると、それだけでグッと身近に感じられます。
すし店「きよ友」

特に大きな話題となったのが、世界的なインテリアデザイナーとして知られる倉俣史朗氏がデザインした、1988年に新橋にオープンしたすし店「きよ友」。
長年休眠状態だった店舗を日本で解体して香港へ運び、外観内観共に再建されています。
移設には1,500万香港ドルもの費用がかけられており、中に入るとまるで日本にワープしたと錯覚するほどの再現度に驚きました。
カーブのデザインが美しく、和モダンな空気に惚れ惚れします。

他にも、ドコモの絵文字の展示資料も懐かしく、興味深かったです。絵文字ではなく"EMOJI"の歴史。
国内にいるとわからないことでも、世界から日本を見ると新たな発見がありますね。
景色を一望できるスポットも
展示の途中には、こんな絶景スポットも。
昼間も綺麗でしたが、夜も景色を楽しめそうです。ヴィクトリアハーバーを眺めながらゆったり過ごすだけでも贅沢なひととき。

こちらは「The Letter Writing Project」というインスタレーション。
ブースの中で手紙を書き、棚に展示することができます。
宛名がないものは展示の一部として読むことができ、宛名付きの手紙はミュージアムが投函してくれるそうです。見るだけでなく参加できる展示もあるのもポイント。
他にも見どころはたくさん!

全ての展示をご紹介するのは難しいですが、20世紀以降に香港やその周辺地域で制作された作品を中心に、近現代アートが幅広く集められているM+。
2023年5月14日まで、開館1周年記念として草間彌生さんの特別展が行われるなど、期間限定の展示も注目されています。
「アート」と聞くと敷居が高く感じられる人もいるかもしれませんが、実際中へ入ってみると、知識がなくても楽しめる展示が多い印象でした。
様々なグッズが揃うミュージアムショップ

もうひとつご紹介したいのが、ミュージアムショップ!
アパレルや日用品、ステーショナリーや食器など幅広いラインナップで、M+オリジナルグッズも揃っています。

展示の仕方も面白く、色彩も鮮やかで見ていて飽きません。
手に取りやすい価格のアイテムもあるので、アート好きの方にはここでお土産を買うのもおすすめです。
アートな香港を楽しんで!
今回は、アジア初の現代ビジュアル・カルチャー美術館「M+」をご紹介しました。
食事や有名な観光スポット以外の新しい楽しみ方の一つとして、"アートな香港"はいかがでしょうか?
2022年7月に開館した「香港故宮文化博物館」など、M+以外にもホットなアートスポットがありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
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