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【スタイリストが解説】洗濯表示、正しく理解できてる? 基本知識から洗い方のコツまで<おしゃれ疑問一問一答>

おしゃれを楽しむためには欠かせない、日々の洋服の「お手入れ」。シミ抜きの方法や、傷みにくい洗濯の仕方、帽子やサンダルの汚れの落とし方など、今さら聞けない素朴な疑問にスタイリストが徹底的にお答え! 今回は、お手入れの基本である「洗濯表示」の見方をわかりやすく解説します。

洋服の洗濯表示タブ

New Africa/shutterstock

教えてくれるのは
鷹取 美咲さん

スタイリスト

鷹取 美咲さん


吉村友希さんに師事し、独立。アシスタント時代に培った素早いアイロンさばきや、洋服の丁寧な取り扱いに定評あり。

目次

  1. 1.まずは5つの基本記号をしっかり覚えて
  2. 2.付加記号と数字で、強さや温度、禁止を読み解く
  3. 3.具体的な洗濯表示の意味と、取り扱い方法を解説!

1.まずは5つの基本記号をしっかり覚えて

「洗濯表示は、『家庭洗濯』『漂白』『乾燥』『アイロン』『クリーニング』の5つの基本記号と、強弱や温度、禁止を表す付加記号・数字の組み合わせで構成されています。洗濯表示をすべて覚えるのは大変ですが、基本記号を覚えれば、あとは規則性のある付加記号を読み解くだけなので意外と簡単です! ぜひこの機会に覚えてみてくださいね」(鷹取さん、以下同)

洗濯表示の5つの基本記号

洗濯表示 基本記号

(1)洗濯の仕方

(2)漂白の仕方

(3)乾燥の仕方

(4)アイロンのかけ方

(5)クリーニングの種類

2.付加記号と数字で、強さや温度、禁止を読み解く

「基本記号をベースに、付加記号と数字で取り扱うことのできる上限を表します。強さや温度、禁止行為など、洗濯をする際に注意するべきポイントとなります」

【強さ】線の本数が増えるほど、弱い力で

洗濯表示 付加記号の意味 強さ

洗濯の強さは、横線で表します。線の本数が増えるほど“弱く”を意味します。

【温度】数字:家庭洗濯での上限温度/記号:点の数が増えるほど高温で

洗濯表示 付加記号の意味 温度

温度の表示には、2種類あります。数字の場合は、家庭洗濯できる液温の上限限度。記号(点)の場合は、点の数が増えるほど“高温”を意味します。

【禁止】基本記号とバツを組み合わせて禁止を表す

洗濯表示 付加記号の意味 禁止

禁止は、基本記号と組み合わせたバツで表します。

3.具体的な洗濯表示の意味と、取り扱い方法を解説!

「基本記号と付加記号が読み解けたら、あとは洗濯表示の意味と適切な取り扱い方法がわかればOK! 洗濯表示の意味がきちんと理解できていれば、取り扱い方法はなんとなく想像ができるはず。覚えておくと安心なポイントも併せてご紹介します!」

① 家庭洗濯について

洗濯表示 家庭洗濯

自宅での洗濯方法に迷ったら、桶に水が入ったマークで確認を。やさしいコースを使用して洗濯するものは、編み目の細かい洗濯ネットに入れるとより衣類を傷めずに洗えます。

② 漂白について

洗濯表示 漂白

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漂白剤には、塩素系(液体)、酸素系(粉末/液体)の種類があります。漂白力の強さは、塩素系(液体)が一番強く、その次に酸素系(粉末)、酸素系(液体)と続きます。色柄ものやおしゃれ着に漂白剤を使用するときは、色抜けしないよう漂白力の弱い液体タイプの酸素系漂白剤を使用するのがおすすめです。

③ 乾燥について

洗濯表示 タンブル乾燥

タンブル乾燥は“衣類を、熱と共に回転(一部ゆりかご動作)させながら乾燥させること”を意味します。「繊細な繊維を使った衣類は、乾燥機の回転と熱や風によって、型崩れを起こしたり縮んだりしてしまう可能性があるので、乾燥前には必ず洗濯表示の確認を!」

洗濯表示 自然乾燥

自然乾燥については、棒の向きで「つり干し」「平干し」を表します。さらに、マークの左上に「/」がついている場合も。「日陰で」という意味なので、こちらも合わせて覚えておくと安心です。

④ アイロンについて

洗濯表示 アイロン

表示のとおり、衣類によって適温が決められています。しっかりシワを伸ばしたいからといって、むやみに高温をあてるのは避けて。また、きれいにシワをのばすためには、ゴシゴシ力をいれず、すべらすようにかけるのがコツ。シルクなどの繊細な生地は、縮んだりテカリがでたりしないよう当て布は必須です。

⑤ クリーニングについて

洗濯表示 クリーニング

クリーニング方法も、しっかり洗濯表示に示されています。基本的にはクリーニング店にお任せで大丈夫ですが、理解しておくと正しいクリーニング方法をお願いできるので、知っておいて損なし!

お気に入りの洋服を長く愛用するためにも、日頃のお手入れは重要! まずは洗濯表示をしっかり理解して、適切なお手入れを心がけて。

撮影/柳香穂 スタイリスト/鷹取美咲 取材・文/伊佐治里保

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