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コロナ禍や自粛期間…生理悩みや妊娠は増えた?減った?【医師が回答!30代の生理】

30代の婦人科系悩み&疑問に、人気婦人科医がお答え! 今回はコロナ禍における生理の気になることについて。「毎日会社で激務、生理不順に悩んでいた。コロナ禍は在宅ワークの日が増えたけど、今度は生理以外の出血らしきものが……」など、コロナ禍で変化したお悩みについて、専門医に教えていただきました!

「テレワーク中に不正出血」…コロナ禍における生理悩みとは?

「テレワーク中に不正出血」…コロナ禍における生理悩みとは?

30代女性のお悩み&疑問

・「毎日会社で激務、生理不順に悩んでいた。コロナ禍で在宅ワークの日が増えたけど、今度は生理以外の出血らしきものが……」
 
・「結婚して不妊治療を始めたけど、コロナ禍突入で一旦中止。ステイホーム中は我慢と思っていたけど……周囲からは妊娠や授かり婚の話をかなり聞く今日この頃。コロナ禍で妊娠は減ると思っていたけど、もしかして増えている?」

多くの読者が気になっていたコロナ禍における生理事情。専門医に実情を教えていただきました!

医師がお答え! ステイホーム中みんなどうしてる?

【監修】池下育子先生 「東峯ラウンジクリニック」院長

【監修】池下育子先生 「東峯ラウンジクリニック」院長


東峯ラウンジクリニック(旧・いけした女性クリニック銀座)院長。ストレスや加齢などによって起きる女性の心身トラブルに向き合い、幅広い年代の女性たちの相談に乗る。

ステイホームの日々、30代女性の生理悩みは…増加した!

都内や首都圏にある婦人科の現場をみてきた医師としての実感では、コロナ禍において、生理悩みで受診される患者さんは増えたと感じています。2020年で特に多かった時期は5〜7月。特に目立ったのは相談内容は「不正出血」の悩み。

 

私のクリニックの患者さんは、都心で働く女性が多数いらっしゃいます。新型コロナウィルスの流行前、通常の生活においては、「9〜17時の仕事や残業で感じるストレスで、生理不順に陥っている」と受診する女性が多かった。

それがコロナ禍で状況が一変。都内ではテレワークが導入されている企業が一定数ありますが、「在宅で働いているにもかかわらず、いつまでも不正出血が止まらない」「むしろ生理痛が酷くなった」という相談の件数が増えたのが印象的でした。

 

オフィスで時間に追われるストレスからは解放されたとしても、外を出歩かないステイホーム生活では、また違ったストレスが溜まるものです。「家にいることで生活リズムが崩れた」と自覚する患者さんも多いですね。会社で時間に追われていることで、規則正しい生活を送れていた人が、在宅で働くことによってメリハリがなくなり、家で一日中仕事をしている……そんな状況で、月経不順に悩む女性が多くなった気がします。

 

また、自宅にいる時間が増えることで体への関心が高まったため、婦人科への相談件数が増えたようにも感じます。これまでならやり過ごしてきたであろう体の心配ごとにも、家にいるからこそ向き合い、婦人科を受診したのでしょうね。

ステイホームで、緊急避妊薬や中絶手術を希望する女性が増えた

首都圏の婦人科現場での実感ですが、コロナ禍では緊急避妊薬をもらいにくる人がかなり増えました。望まない妊娠をした方も多く、中絶手術件数が増えたクリニックも多かったのではないでしょうか。

外に出られず、家にこもることの多かった時期ならではの傾向だと思われます。

家にいる時間が長くなっても、増える生理悩み。きちんと自分の体に向き合っていきたいものですね。

取材・文/櫻木えみ 企画/斉藤壮一郎〈BAILA〉

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