30代・40代の生理のお悩みや疑問に、人気産婦人科専門医がお答え! 今回は、「アフターピルを飲む人の年代」について聞きました。
アフターピルを飲む人の年代は? 若い世代が多い?
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30代・40代女性の、アフターピルを飲んだ人の年代に関する「リアルな生理・妊娠悩み&疑問」!
・「去年、39歳でアフターピルを服用。薬を処方してもらいにクリニックに行ってみると、周りはまだ若い女性ばかり。場違いな気がしました。アフターピルを飲むのは、若い人が中心? 30代後半や40代で飲む人は少数派なんでしょうか!?」
・「40代で子どもアリ。もう出産の予定はないのですが、排卵日に避妊具なしで性交渉をしてしまうことも多々。今、妊娠したら困るな……と思うのですが、アフターピルは若い世代のものという印象があり、踏み切れず、ドキドキしながら生理を待っています……」
医師がお答え!
30代、40代も含む幅広い年代がアフターピルを服用
「望まない妊娠をしたくないという意味では、どの年代も同じ。確かに訪れるクリニックの立地や特性によって、患者に多い年代が偏る場合はあるとは思いますが、アフターピルは幅広い年代の人が飲む薬です。
もちろん、若い年代だと『今妊娠したら困る』と思う状況の人が多かったり、相手の男性も若くてコンドームを使ってくれないケースが多く、アフターピルを飲むことになる人がほかの世代に比べて多い、という可能性はあります。
ですが、実際は30代、40代で飲む方も多いです。
たとえば人工妊娠中絶をする方も、40代の女性が一定数います。年齢的にもう妊娠しないだろうと油断して妊娠するケースが多いように思います。ということは、裏を返せばアフターピルを飲むことで望まない妊娠を回避できていれば、人工妊娠中絶をしないですんだかもしれない、ということですよね。
生理のある間は、どの年代の方でも妊娠する可能性はありますので、性交渉をする人はきちんと避妊をする、ということが肝心です」
アフターピルは、妊娠する可能性のある年齢であれば、何歳であっても服用してよい薬、とのこと。
取材・文/櫻木えみ