仕事もプライベートも自分らしく過ごす“言葉のプロ”たちは、どんなふうに「NO」を伝えている? 今回は宇垣美里さんに、相手との関係を大切にしながら、自分も無理をしないスマートな断り方のコツをシーン別に教えてもらいました。

フリーアナウンサー・俳優
宇垣美里さん
うがき みさと●1991年生まれ。アナウンサー、俳優、執筆など幅広い分野で活躍。主演ドラマ「おちたらおわり」(日本テレビ系)が放送中。
次の4つのシーンでどう断る? 宇垣さんの返答例
1.担当している大事な営業先から個人的に飲みの誘いが。
「会社の規定/パートナーとの約束で個人的な飲みは禁止されていて。すみません」
外的な事情を理由にすることで、相手を否定せずに遠ざけることができる。
2.帰宅直前に仲のいい先輩から明日までの急な資料作成依頼チャットが!
「今、余裕がない状態で…。先輩にお渡しできるクオリティまで仕上げるのが難しそうです」
正直に打ち明け、誠意をもって対応すれば、相手の理解を得られるはず。
3.恋人のノンデリ姉からランチのお誘いが
「二人きりは緊張するので、彼も連れて行ってもいいですか?」
自分の気持ちを伝えつつ代案を添えれば、相手も引き下がりやすい。
4.学生時代の友人との女子会にパートナーを連れてきたいとの連絡が。
「ごはんは二人だけでもいいかな。女子会の最後に合流してもらう形はどう?」
今後も同じ状況を繰り返さないために気持ちを伝えつつ、譲歩案を添える。
周囲のためにも“断れる”前例をつくる意識
正直、断るというのは面倒で、エネルギーも使います。だから私はその負担を少しでも軽くするために、普段から周囲に自分のキャラクターを知ってもらい、本音を言い合える関係を築くことを心がけてきました。そのおかげもあって、仕事でもプライベートでも、“今日は難しいです”“今回は遠慮しておきます”と、罪悪感にとらわれることなく、まっすぐ断ることができています。
断ることに苦手意識を持っている方は、断るときに“自分のため”だけではなく、“周りのため”と考えると、少し気持ちがラクになる気がします。たとえば、Q1のような場面は、自分がきちんと断ることで、後輩が同じような状況に巻き込まれにくくなると思いますし、仮に同じ場面に遭遇したとしても、“断っていいんだ”と思える前例にもなるはずです。だから、なかなか勇気が出ないときは、“自分が“断れる前例”をつくる”という気持ちを持ってみるのもいいと思います。Q2は、今の自分の状況をそのまま伝えれば充分。理由がきちんと伝われば、先輩も理解してくれるはずです。Q3に限らず、必要であれば“嘘も方便”だと私は思っています。それは相手をだますためではなく、相手が気持ちよく引き下がれる理由を添えるということ。本当は相手が苦手だったとしても、“二人きりだと少し緊張してしまって”と伝えれば、良好な関係を保ちつつ、ちょうどいい距離感を保てると思います。Q4は、親しい間柄なのであれば、正直に気持ちを伝えていいと思います。その上で、“最後だけ合流してもらうのはどう?”と相手に寄り添うひと言を添えれば、お互いに気まずくならずにすむはず!

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。
取材・原文/海渡理恵 ※BAILA2026年10月号掲載





















































