仕事もプライベートも自分らしく過ごす“言葉のプロ”たちは、どんなふうに「NO」と向き合っている? 今回は佐伯ポインティさんに、自分から軽やかに誘い、断られる経験を積むことで見えてきた、断ることへの向き合い方を教えてもらいました。

マルチタレント
佐伯ポインティさん
さえき ぽいんてぃ●1993年生まれ。漫画編集者を経て、猥談系YouTuberに。最新刊『嫌われおじさん 愛されおじさん』(亜紀書房)が発売中。
次の4つのシーンでどう断る? 佐伯さんの返答例
1.担当している大事な営業先から個人的に飲みの誘いが。
「会社のルールで、プライベートでごはんには行けないんです…!」
断る理由を明るく伝えれば、良好な関係をキープできる!
2.帰宅直前に仲のいい先輩から明日までの急な資料作成依頼チャットが!
「力を使い果たしてしまい、先輩にご迷惑をおかけしそうなので、今日は帰らせてください」
「先輩に迷惑をかけたくない」と、相手を思いやる気持ちを添えるのが重要。
3.恋人のノンデリ姉からランチのお誘いが
「今、仕事が大変な時期でして、また今度お願いします!」
多忙な状況を伝えて距離を置きつつ、「また今度」で良好な関係を維持!
4.学生時代の友人との女子会にパートナーを連れてきたいとの連絡が。
「久しぶりだから、今回は私たちだけがいいな! わがまま言ってごめんね」
「自分との時間を大切にしてくれているんだ」と納得してくれるはず。
軽やかに誘って断られる経験を積む
「断ること」って、そんなに身構えなくてもいいことだと思うんです。都合や条件が合わないだけで、相手を拒絶しているわけではないので。ただ、断ることを必要以上に重く考えてしまう人は多いですよね。そういう人は、自分から気軽に誘って、気軽に断られる経験をしてみるといいと思います。実際に断られてみると、“断られても関係は変わらないんだ”と実感できるから。そうやって断られることに慣れていくと、断ることへのハードルも徐々に下がって、不安や罪悪感を抱えすぎずに断れるようになるんです。それに断られる側の気持ちもわかるようになるので、相手に角を立てない断り方も自然と身につくと思います。
Q1は仕事上のルールや立場を理由にすれば、相手も“そういう事情なら仕方ないね”と受け止めやすく、気まずい空気にもなりにくいです。あと、“この度はお誘いいただき……”みたいに必要以上に丁寧に断る必要はなくて、口頭でも文面でもポップなトーンで、サラッと伝えるくらいがいいと思います。Q2は、正直に自分の状況を話せば、先輩も無理強いはできないので理解してくれるはず。“先輩に迷惑をかけたくない”とひと言添えれば、相手を気づかっての判断だということも伝えられます。Q3は、多忙を理由に断るのがベスト。もしその後も誘われたら、同じ理由で断り続ける。そうすれば、相手もあきらめてくれるはず。Q4は、相手やパートナーを否定するのではなく、“あなたとゆっくり話したい”という前向きな気持ちを伝えるのがポイント。最後に“わがまま言ってごめんね”と添えれば、自分のお願いとして伝わり、相手も納得してくれると思います。

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。
取材・原文/海渡理恵 ※BAILA2026年10月号掲載




















































