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推し活のプロに聞く!推し活の終了“推しじまい”を考えるラインとは?

推し活のプロに聞く!推し活の終了“推しじまい”を考えるラインとは?

推し活は楽しいことのはずが、段々ともやもやが募り、このまま続けていいのかどうか迷ってしまうことも。推し活そのものをストップする「推しじまい」のタイミングとは? どんなことを目安にすればいい? 推し活のプロ・イケメン俳優オタク/ライターの横川良明さんに聞いてみました。

「推し活疲れ」楽しいはずなのに“もやもや”しちゃうときの対処法
元乃木坂46/心理カウンセラー・中元日芽香さんがアドバイスする「推し活を終わらせるタイミング」

「未練たらたらで“推しじまい”してもいい」

推し活のプロに聞いてみた

イケメン俳優オタク/ライター

横川良明さん


よこがわ よしあき●1983年生まれ。映画、テレビドラマ、演劇など幅広いジャンルで取材・執筆を行う。『役者たちの現在地』(KADOKAWA)など著作も多数。

横川良明さん

「推しはこちらのことは知らない」。己のペースで卒業と応援を繰り返してみよう

イケメン俳優の推し活を続けている横川さん。今まで推し活にストレスを感じたことはないと言い、メンタル管理はさすがのもの。モットーは「推しを分散する」ことだそう。

「俳優推しだからできるのかもしれないですが、Aさん、Bさん、Cさんと、常に複数の推しをつくっています。今、僕はドラマ『波うららかに、めおと日和』で、ピュアな夫役が話題を呼んだ本田響矢さんがメイン推しなものの、彼以外にも応援中の人はたくさん。そして僕の信条は『推しに対して、一切の見返りを求めない!』ということなんです」

自分が心地よい距離感で推し活するのが、横川さんのスタイル。

「『推しが一流俳優に昇りつめていく様子を、応援するモブ』が、僕の立ち位置。推しは僕の存在など知ったこっちゃない。お互いが遠い関係性だからいいんです。本人とのリアルな交流も、まったく求めていません。もちろんライターという職業柄、推しの俳優にお会いする機会もありますよ。でも目的がある取材の場ですから、仕事に私情は挟まないです。ファンミも興味がないし、推し活仲間もつくらない、自己完結タイプ。SNSで情報収集はしますが、威圧的なコメントが多いと『この沼、治安悪いな~』と、深掘りをやめます。本人と同時に演じる役も重視しているので、ハマれない作品が続くと、推すのを離脱することも。その間にほかの推しの作品を楽しみ、しばらくたってメインだった推しが役に恵まれてくると、再び応援したり。あとは推しが国民的な俳優になるのを見届けたら、推しじまいという、独自の基準も。僕は結構、ライトに推しじまい&再開をしていますよ」

横川さんがバイラ読者に提案する「効果的な推しじまい」とは?

グッズが多い人は寺田倉庫など、レンタルスペースに預ける! 季節外れの洋服を預けるぐらいの感覚で、モノを目の前から減らしてみてください。恐らく『何をあんなに買い込んでたんだ?』と、なると思います。推し活ほど、見返りがなくて非生産的な趣味はないんですから(笑)。『人に課金じゃなくて自分のために貯金しなきゃ!』と、現実に戻れるかも。それから推しじまいで心が揺れる人は、推しのこと以外でも悩みがちなタイプではないかな、と。悪いことじゃないですよ。大事なのは悩みがち、という自覚。自分の心の特性を知っていたら『未練あるなあ~』って感じながら推しじまいしても、問題ないですよね。そして気が向いたら、また推し活してもいいと思います」

撮影/木村 敦〈Ajoite〉 取材・原文/石井絵里 ※BAILA2025年12月号掲載

BAILA編集部

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30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。

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