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BAILAhomme3発売中!#鈴木拡樹 #北村諒 #和田琢磨【舞台『刀剣乱舞』2.5次元のオトナな3人】

2.5次元作品で活躍し、苦楽をともにしてきた鈴木拡樹さん、北村 諒さん、和田琢磨さん。出演する舞台『刀剣乱舞』のこれまでの軌跡、そして、牽引し続けてきたこの世界の“その先”をBAILAhomme3で語ってくれた。

目次

  1. 7周年記念3人で本音トーク!
  2. 鈴木拡樹
  3. 北村 諒
  4. 和田琢磨
  5. 3つのQ&A

7周年記念3人で本音トーク!

7年前の初演から、バズる雰囲気があった

今年の5月で7周年を迎えた舞台『刀剣乱舞』(通称:刀ステ)。8月には感謝祭イベントも開催され、総勢45振りの刀剣男士が集結する(※8月6日公演のみ)。イベント資料に目を通し、「感謝祭で“初めまして”の仲間もいる!」と、盛り上がる3人。

北村 これだけの刀剣男士が一堂に会するなんて、壮観ですよね。

和田 僕らもお客さんも舞台『刀剣乱舞』好きが集まるわけだから、みんなで“楽しい”を共有できたらいいよね。

北村 (和田さん演じる)歌仙兼定とは一緒になったことがなくて、初めて同じ舞台に立つからドキドキしちゃうかも。

和田 ようやく、きたむーの短パン姿が見られる。楽しみだよ(笑)。

鈴木 ただ、これだけキャストが集まるとスタッフさんも大変そう。ヘア&メイクとか朝、何時から始めるんだろう。

和田 若い子たちに先に入ってもらって。僕と拡樹くんは最後のほうで(笑)。

北村 僕は朝早くに入ります(笑)。

和田 なんで急に謙虚なんだよ(笑)。それにしても45人ってすごい。まさにこの人数が、舞台『刀剣乱舞』の歴史を物語っているなと思いますね。

見目麗しい刀剣男士が繰り広げる激しい殺陣や重厚なストーリーでファンを魅了し続ける刀ステ。実際、これほど大きな作品へと成長する姿を当初から想像していたのだろうか。改めて、7年の歩みを振り返ってもらった。

鈴木 漠然とですが、可能性は感じていました。初演(「虚伝 燃ゆる本能寺」)は原案のゲーム(「刀剣乱舞ONLINE」)がリリースされて1年ちょっとたった頃でしたが、勢いがすごかったので、熱狂的なファンの方々とうまく作品がかみ合えば長く続けられるのではないかと。

北村 初演からお客さんの反応もすごかったですし。

鈴木 笑うところは笑い、真剣に戦う部分もしっかり見てくれていて。われわれが描いた世界観をちゃんと受け入れてくれているという感触はありました。

和田 僕は初演を客席で観ていたんですが、公演の始まりを待つお客さんから大きな期待感が伝わってきた。過去にヒットした作品と同じような空気感で、これはバズる作品の雰囲気だなと(笑)。お客さんと見せる側がシンクロして楽しんでいる感がありましたね。

鈴木 舞台『刀剣乱舞』の場合、お客さんがあらかじめ物語を知っているわけではなく、初演の頃はキャラクターを知れる材料も少なくて。自分たちで考えたものを具現化するしかなかった。それをお客さんが受け入れてくれたことで安心できましたし、特別なシンクロ感があったと思います。

鈴木拡樹  北村 諒  和田琢磨

話をどんどん広げていける自由度の高さも魅力

和田 そこから7年たってもお客さんの期待値とわれわれのモチベーションが変わっていないのがいいなって。舞台『刀剣乱舞』って、毎回ピリッとするしね(笑)。

北村 毎公演、試されてる感じがして。

和田 「これでいいでしょ!」みたいな感じでやったら見透かされるというか。

北村 常に緊張感やプレッシャーを感じますね。ただ、まだまだ広がりがある作品だなと。原案にストーリーがないからこそ、どんどん話を広げていけるし、それが楽しかったりする。可能性を秘めた作品だなと。

鈴木 その自由度の高さも魅力。だからこそ、ミュージカルや映画など、いろんなコンテンツが派生したと思うので。

和田 しかも、どの刀剣男士にも主人公としての物語がある。2年前と3年前に自分が演じた歌仙兼定の物語でも、観る前は「うーん?歌仙兼定?」という反応だった方々にも楽しんでもらえただけでなく、ほかの刀剣男士も観てみようと思ってもらえたり。広がりの力が強い。

鈴木 登場する刀剣男士の背景が気になって調べたり、興味の幅も広がっていく。

和田 俺、大河ドラマに、自分の元の主が出てくると気になって、応援しちゃうからね(笑)。

3人トークの続きと、麗しい美貌をもっと見たい!という方はぜひ、発売中のBAILAhomme 3をチェックしてください♡ 紙媒体と電子版のご用意がございます(dマガジンや楽天マガジンなどの読み放題サービスの配信はありません)。

安心して舞台に立てるのはブレない拡樹くんのおかげ

手ごたえを感じた初演の勢いそのままに、大人気舞台へと駆け上がった刀ステ。成功の裏には演者たちの真摯な取り組みがあり、葛藤や苦悩も潜む。

和田 2020年の「科白劇」は大変でしたね。コロナ禍で自分の座長回が回ってきて、ある種、ろうそくの火が消えかかった瞬間に座組を任され、形容しがたいほどのプレッシャーに襲われて……。そんなとき、拡樹くんが掲げた“戦い続ける座組”というスローガンが頭をよぎり、それに救われたことも。無事にやり切ることができて本当によかった。

鈴木 しかも昨年、改めて「綺伝」をお客さまにお届けして。戦ってるなーと感動しました。

和田 「科白劇」のときは演者同士、2m以上距離をとった状態で芝居して。大変だったけど、制限されたなかでどう新しいものを作るかワクワクする気持ちもあったんだよね。結果的には、新しいものを作ろうと思ったら意外と古典になることに気づき……。戦う姿をどう見せようか悩んだとき、歌舞伎のように正面を向いて「わぁー!」とやったら、何とかなるもんだなと(笑)。

北村 回りまわって原点に戻ってくる。

和田 そう。貴重な経験でしたね。

鈴木 「无伝」のときも大変だったよね。

和田 100公演だもんな。

北村 「天伝」と「无伝」、合わせて200公演の予定で。僕は「无伝」に出演し、コロナ禍で83公演になったんですけど、あのときの大変さは体と記憶に深く刻まれてる(笑)。ただ、何がすごいって、公演中、拡樹くんがいちばん動き回って、体を酷使していたはずなのに、ケアしてくれてるトレーナーさんが「拡樹くんのコンディションがいちばんいい」と言っていて。

鈴木 あれは偶然。たまたまコンディションがよかったんだよ(笑)。

北村 偶然ってある(笑)? やっぱり体の使い方やケアが上手なんだなと思った。拡樹くんが絶対的な存在としてブレずにいてくれるから、僕らは安心して板の上に立てているんです。

鈴木 個人的に印象深いのは「悲伝」。僕が演じる三日月宗近だけは何度も同じ時間をループしていたことが判明した作品であり、大千秋楽公演だけは、それまでとは結末が変わるという。異端な作品でしたね。

和田 大千秋楽の朝に殺陣を稽古してたもんな(笑)。

北村 結末が違うからね。

鈴木 そうだね(笑)。

和田 大変だなーと思ってましたよ。

鈴木拡樹  北村 諒  和田琢磨

今、2.5次元は転換期を迎えているのかも

舞台『刀剣乱舞』をはじめとする2.5次元作品の人気はすでにブームから定着へ。その立役者でもある3人は進化のプロセスをどう感じているのだろう。

北村 僕が舞台に出演し始めた頃はまだジャンルとしてそこまで確立していなくて。その後、少しずつメディアで取り上げられ、2.5次元というワードが浸透しだすと、「3年で終わるだろう」みたいな言葉も耳に入ってきて。それでも一過性で終わらず、ここまで盛り上がっているのはすごいことだし、日本のアニメやマンガが海外にも誇れる文化になっている今、2.5次元というジャンルの成長にも大きな可能性を感じます。

和田 マンガやアニメ、ゲームを原作とした2.5次元作品の場合、キャラクターのセリフやポーズ、立ち方まで決まっている。そんな制限があるなかで、キャラクターを生き生きとさせるのは、実は高度な技術がいることだったりするんですよね。しかも、僕らが始めた頃は前例が多くなく、自分たちで試行錯誤して作り上げるしかなかった。今では参考にできるものも増えたけど、同時にお客さんの目も肥えてきているから、「はい、このパターンね」と中途半端に作っていては衰退していく一方だと思う。作り手側もその変化にしっかり対応していかなければならないし、そう考えられるぐらいジャンルとして定着してきたんだなと思いますね。

鈴木 刀ステにも出演している荒牧慶彦くんなんかは、このジャンルをもっと広めようと、今までにはなかった角度からの仕掛けにも挑戦していて。何事もやってみなければわからないですし、僕もできることは協力して、盛り上げていけたらいいなと思います。

ますます期待が高まる2・5次元界では次々と新たな作品が生まれ、有望な若手役者も続々誕生。20代前後のフレッシュな熱量に刺激を受けることも?

和田 熱量というか、“あの先輩たち、いつになったら退くんだろう”という圧は感じてます(笑)。

北村 むしろ、それをストレートに言われることもありますから(笑)。特に最近は2.5次元に憧れて入ってくる子も多く、「2.5次元舞台に出たいです」と言ってる子たちに会うと、なんだか申し訳ない気持ちになる(笑)。

鈴木 われわれは役者業のひとつとして2.5次元に関わっていて、2.5次元だけやっている役者という感覚はないから。

和田 俺ら世代はそうだよね。

鈴木 でも、若手の世代からは、2.5次元専門の役者が誕生するかもしれない。ミュージカル界にはミュージカル俳優がいて、歌舞伎界には歌舞伎役者さんがいるように、“2.5次元役者”というものが生まれて、そこでようやくひとつのコンテンツとして確立されるのだとしたら、今が新たな転換期なのかもしれないですね。

2.5次元舞台は、まだ確立されきっていないからこそ、いろんなチャレンジができると思う(鈴木)

鈴木拡樹

鈴木拡樹

2.5次元は「熱を共有し、世界観に浸れるステージ」

「日本の強みであるマンガやアニメ、ゲームに演劇を組み合わせ、ときには海外も視野に入れて作られたステージが2.5次元舞台。家の中でマンガを読み、アニメを見て、自分の頭の中だけで広がっている世界観に、舞台という360度から刺激が来る大きな空間の中で浸れるのが、2.5次元のよさだと思うんです。会場には作品を好きな方が集まるから、その熱を共有できるのも魅力ですよね。そんなコンテンツのひとつとして、舞台『刀剣乱舞』が7周年を迎えられたことに感謝の思いでいっぱいです」

鈴木拡樹

鈴木拡樹


すずき ひろき●1985年6月4日生まれ、大阪府出身。舞台『刀剣乱舞』では座長を務め、多くの作品で主演を担う2.5次元のレジェンド。近年の出演作にミュージカル『SPY×FAMILY』、舞台『アルキメデスの大戦』、「バクマン。」THE STAGE、『映画刀剣乱舞-黎明-』など。

北村 諒

北村 諒

2.5次元は「初心者こそ、足を踏み入れやすいジャンル」

「オリジナル演劇とは違い、2.5次元は原作ありきの作品が多く、キャラクターや物語を知った状態で観ることができるので、演劇に初めて触れる方には特に入りやすいものだと思うんです。だから、舞台を観たことがない人にこそ来てほしい。作品によっていろんな演出や見せ方、仕掛けがあって、驚いたり、楽しんでもらえる要素が詰まっているので、ぜひ、沼りに来てください(笑)。『刀ステ』はお客さまと築き上げてきた感が強い舞台で、僕の中でも長いシリーズ作品。物語やお客さまと一緒に僕自身も成長していると感じられる、特別な作品ですね」

北村 諒

北村 諒


きたむら りょう●1991年1月25日生まれ、東京都出身。主な出演作に、EX『仮面ライダーギーツ』、「僕のヒーローアカデミア」The"Ultra"Stageシリーズ、舞台『青の炎』など。直近では8月3日より上演の舞台『転生したらスライムだった件』に出演予定。

和田琢磨

和田琢磨

2.5次元は「広がりのある、自由で楽しい世界」

「10数年前、僕が2.5次元作品に携わらせてもらった当初はマンガやアニメファン、2.5次元好きな方々に対する"オタク"という言葉にはネガティブ要素も含まれていて。でも、今では何か熱中できるものがあるポジティブなワードに変化しています。自分たちが2.5次元で頑張ってきたことがそうした変化に少しでも貢献できたのだとしたら嬉しいなーと。2.5次元はどこまでも広がっていける自由で楽しい世界。刀ステもどんどん新たな刀剣男士が登場し、成長し続けている。そんな作品の一員になれていることを光栄に思いますね」

和田琢磨

和田琢磨


わだ たくま●1986年1月4日生まれ、山形県出身。2.5次元からストレートプレイまで幅広く活躍。出演作に舞台『鋼の錬金術師』、東映ムビ×ステ『仁義なき幕末』など。11月4日より上演のCOCOON PRODUCTION 2023『ガラスの動物園』『消えなさいローラ』に出演。

3つのQ&A

Q. プライベートで7年以上続いたことは?

和田 20歳の頃に知り合ったバイト仲間とのつきあいはいまだに続いていて。15年以上になるけど、今でも毎年、クリスマスパーティやってる。

北村 かわいい(笑)!どんなことしてるの?

和田 ごはんを持ち寄って、誰かの家に集まる感じ。プレゼント交換も何回かやったけど、続かなかった。

北村 集まるだけでも立派。俺は最近、昔からの友達とはゲームだったり、オンラインでしか会話してないから(笑)。

和田 サバゲーは続いてるよね?

北村 確かに。20歳の頃に始めたから10年以上かな。

和田 俺も1回、連れてってもらって。またやりたいな。

北村 予定合わせてやりたいね。ゲームもたまに一緒にやるよね。

和田 ただ、きたむーはガチ勢だから置いてかれちゃうんだよ(笑)。

北村 諒  和田琢磨

Q. 7年前からパワーアップしたことは?

和田 体重は5kgぐらい増やしました、意図的に。

鈴木 それは舞台で見栄えがよくなるように?

和田 拡樹くんもそうだけど、俺ら、痩せ型じゃん?

鈴木 ほっとくと痩せちゃうもんね。

和田 そう。正面向いて立ってるときはいいけど、横を向いたら「薄っ!」みたいな(笑)。

鈴木 あるあるある!

和田 だから、食生活を見直して、パーソナルジムでトレーニングして……肉体改造。

鈴木 僕は細身のキャラクターを演じることが多くて、今まで肉体改造には着手してこなかったけど、役の幅を増やすという意味で、そういう取り組みもありなのかなと、話を聞いて思った。

和田 拡樹くんのパワーアップしたことは?

鈴木 7年前というと30代に突入したあたりで、そこからさらに責任感は増したと思う。役を演じるだけでなく、座組のあり方を考えるようになり、ものの見方は広がった気がしますね。

和田琢磨 鈴木拡樹

Q. 7年後の自分は何をしている?

北村 ちょうど40歳になる年で……。田舎に家を買いたい(笑)。仕事に通える範囲内で、東京よりも落ち着いた場所で暮らしたい。

鈴木 江の島のほうとか?

北村 めちゃくちゃいい。鎌倉とかね。

鈴木 いいね。仕事をしながら、ちょっとスローライフ的な人生を送るとか。

北村 仕事とオフのバランスがとれた生活を送っていられたらいいなと。無理かもしれないけど。

鈴木 きたむーには実現してほしい。僕は、いろんな新しいジャンルの作品に挑戦していたいですね。7年前に『刀ステ』が始まったように、この先7年あれば、もっともっと新たなコンテンツが生まれてくると思うので、開拓はし続けたいなと。

北村 僕は年相応に、演じられる役幅を広げていきたいから、7年後、もっとオッサンっぽい役もやれるように、人として成熟していたい(笑)。

鈴木拡樹 北村 諒
舞台 『刀剣乱舞』七周年感謝祭 -夢語刀宴會-

舞台『刀剣乱舞』七周年感謝祭-夢語刀宴會-
原案/「刀剣乱舞ONLINE」より(DMM GAMES/NITRO PLUS)
出演/鈴木拡樹、北村諒(8/6のみ)、和田琢磨ほか
脚本・演出/末満健一
日程/2023年8月4日~6日
幕張メッセ 幕張イベントホールにて
詳細は公式HP
舞台『刀剣乱舞』の7周年を記念して、3日限りの感謝祭を開催。通常の公演とは異なるスペシャルな内容に!? 「科白劇」で刀装として登場した講談師・神田山緑も出演。

(北村さん)ジャケット¥79200・プルオーバー ¥39600・パンツ¥38500/DIET BUTCHER シューズ¥83600/FAITH(KIDS LOVE GAITE) リング ¥25300/GARNI Tokyo(GARNI)
(鈴木さん)シャツ¥22000/ナンバーナイン(ナンバーナイン) パンツ¥5940/シアン PR(キャスパージョン)その他/スタイリスト私物

撮影/土山大輔〈TRON〉 ヘア&メイク/城本麻紀(鈴木さん)、車谷 結〈zhoosh〉(北村さん)、野澤文愛(和田さん)  スタイリスト/中村美保(鈴木さん)、石橋修一(北村さん)、ホカリキュウ(和田さん) 構成・原文/関川直子 ※BAILAhomme vol.3掲載

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