スーパーバイラーズが得意な部活動に分かれて、毎月活動報告をしていく連載。今回は、読書部の2人がおすすめの「ミステリー小説」をご紹介。一度読み始めたら続きが気になって止まらない、絶対に読むべき名作はこれ!
『白夜行』
とある事件の被害者の息子・桐原亮司と、その容疑者の娘・西本雪穂。まったく別々の道を歩んでいる二人の周りで起こる数々の不可解な出来事……。
約20年にもわたる濃厚で深い二人の人生がゆっくりと進んでいきます。それはまるで…… 永遠に続く白夜のように。真相がわかればわかるほど、本来であればスカッとするはずなのに、胸がぎゅっと締めつけられます。それでも、最後まで見逃したくないと思ってしまうのが、この『白夜行』のすごみであり、魅力なのです。

『白夜行』東野圭吾著 集英社文庫 1430円
累計発行部数は250万部を突破し、ドラマや映画、舞台化されたことでも大きな話題となった東野圭吾による長編ミステリーの傑作

渡邊りりあさん (企画広報・32歳)
『十角館の殺人』
「館シリーズ」の中でも『十角館の殺人』は、ミステリー作品のランキングにおいて常に上位に君臨しているので、ご存じの方も多いかもしれません。
タイトルになっている奇妙な「館」の中で殺人事件が起きる物語。そんな「館」には秘密の抜け道や隠し部屋などの仕掛けがあって「そういうことだったの⁉」と、予想外の展開が盛りだくさん。また、作品全体に叙述トリックが施されており、終盤のどんでん返しにしてやられること間違いなし!

『十角館の殺人』綾辻行人著 講談社文庫 946円
推理作家・綾辻行人のデビュー作 となる長編推理小説。「館シリーズ」の1作目であり、累計発行部数は100万部を突破している

杉松千紘さん (金融関係・28歳)