韓国ドラマ大好き! なライターが、ぜひおすすめしたい作品を紹介する連載コラムです。
今回は、“料理経験ゼロ”なのに炊事兵になってしまった新人兵士が、料理のステータスがPRGゲームのように見える特殊能力を手に入れて、伝説の軍事料理人へと成長していく『伝説のキッチン・ソルジャー』のあらすじと見どころをご紹介します。
CONTENTS
1.『伝説のキッチン・ソルジャー』作品概要

『伝説のキッチン・ソルジャー』(2026)
全12話
出演:パク・ジフン、ユン・ギョンホ、ハン・ドンヒ、イ・ホンネ、イ・サンイ、アン・ギルガンほか
ディズニープラス スターで見放題全話独占配信中
(c) STUDIO DRAGON CORPORATION & TVING Co., Ltd. All Rights Reserved
【あらすじ】
貧しい家に生まれた兵士カン・ソンジェ(パク・ジフン)は、ゲーム画面のように料理のステータスを見ることができる能力を手に入れる。奇想天外な料理スキルで部隊員たちの胃袋をつかみ、軍の不正を一掃する伝説の炊事兵が誕生する……!
2.炊事兵ってなに? 軍隊×グルメの異色コメディ

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漫画家ジェイロビン氏の同名ウェブトゥーンを原作とした本作は、ひよっこ炊事兵が“料理の腕”を戦力に、軍を変えていくミリタリークッキングコメディ。軍隊モノ=シリアスな作品というイメージを覆す、爽快で明るいドラマです。
「炊事兵」とは、食事の調理を専門に行う兵士のこと。韓国軍における正式名称は「調理兵」ですが、過去に陸軍では「炊事兵」と呼ばれていたことなどから、現在も「炊事兵」の通称で認識されているようです。土日・祝日関係なく1日3食兵士たちの食事を調理・配膳し、基本的に2人~4人で150人前を担当するそう。有名人ではEXOのD.O.やBTSのジョングクが炊事兵として兵役を果たしており、D.O.は4人で180人前を作っていたと言います。
配属先のカンリム小哨所に到着した瞬間、ソンジェはRPGゲームのようなクエスト画面が見えるようになり、炊事兵としての経験値稼ぎがスタートします。食糧庫の整理や包丁さばきなどの基礎から、わかめスープや冷凍タラのトマト煮といったレシピまで、謎の声に導かれながら次々と出現するクエストをこなして「炊事兵補助」から「初級炊事兵」にレベルアップするソンジェ。ゲームを攻略するように進んでいくのでテンポがよく、ストーリーもわかりやすくて見やすい!

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主人公カン・ソンジェを演じるのは、観客動員数1,600万人を突破した映画『王と生きる男』でトップ俳優に登りつめたパク・ジフン。映画が大ヒットを記録し、パク・ジフンの演技に対する世間の関心がピークに達したタイミングで、本作の配信がスタートするという絶好の流れ。俳優として全盛期に突入した瞬間を目撃した気がしました。
しかし振り返ると、『恋愛革命』『弱いヒーロー』シリーズなど、これまでに出演した作品はどれも話題性が高いんですよね。ソンジェは絶品料理を作ることができる「料理人の目」という特殊能力を手に入れますが、パク・ジフンには“作品を見る目”がありそう。もちろん、初期装備に“優れた演技力”が備わっているからこそですが!
3.実力派俳優たちが“本気でふざける”モッパンシーンが強烈(笑)

上士役のユン・ギョンホ

中隊長役のイ・サンイ
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そして、本作最大の見どころとなるのが、料理を食べた瞬間のリアクション。顔芸と妄想で味を表現するのですが、壊滅的に味音痴な先任炊事兵ユン・ドンヒョン(イ・ホンネ)の料理がマズすぎて戦場で銃弾に倒れたり、ソンジェの絶品わかめスープを飲んだ大隊長の前に“わかめの女神”となったソンジェが舞い降りたりと、妄想がぶっ飛んでいるかつ、趣向が凝らされていて面白いんです!
脇を固める実力派俳優たちがまた豪華なんですよ。ユン・ギョンホ(『エージェント・キム: リアクティべーティッド』)、イ・サンイ(『ブラッドハウンド』)、チョン・ウンイン(『Pachinko パチンコ』)、アン・ギルガン(『殺し屋たちの店』)が軍の幹部やカンリム小哨所の指揮官役で出演しており、演技レベル100のベテラン俳優陣が全力で演じる妄想食レポは爆笑必至! ソンジェの腕前を聞きつけて視察にやって来た国会議員が、苦手なタラの料理を食べて「これはご飯泥棒や~!」と叫び、妄想の中で幹部たちとご飯茶碗を持った泥棒を追いかける第4話のモッパンシーンは傑作です(笑)。

大隊長役のチョン・ウンイン

連隊長役のアン・ギルガン
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また、第6話で登場する「味覚ボーイズ」は、ドラマの世界を飛び出してMnet「M COUNTDOWN」と「第5回青龍シリーズアワード」にも進出。こちらは若手俳優で構成されているのですが、先輩兵士役のひとりがどこかで見覚えのある顔だなと思ったら、ボーイズグループ・MYNAMEのジュンQ! しなやかでキレのあるダンスやカメラを捉える表情は、さすがのうまさです(笑)。
アイドルファンの間で「かわいいを全力でやる男はかっこいい」という言葉がありますが、本作を一言で表するなら「おふざけを全力でやる俳優はかっこいい」。笑いに全振りしたモッパン(食事)シーンが毎回楽しみで、その本気ぶりに笑いを超えて感動すら覚えちゃいました。『暴君のシェフ』のモッパンシーンが好きな方は、本作も刺さるはず!
4.特殊能力がズルく見えないソンジェの誠実さにグッとくる

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「初級炊事兵」のソンジェが「料理人の目」を使えるのは基地の中のみ。それでもソンジェは、入隊2カ月前に急死した父の思いを受け継いだ母親のキッチンカーが繁盛していないことを知ると、貴重な初休暇を返上して人気店に弟子入りするんですよ。なんていい子なんだ……! シェフを夢見て小さな食堂を営んでいた父。ソンジェは料理に関心がないと言いながらも、ちゃんとその背中を見ていたことが伝わって来て、胸が熱くなりました。
ソンジェが軍の食堂で無双する時も父の料理からヒントを得たりと、ヒューマンドラマの要素が絶妙なバランスで織り込まれていて、笑って、お腹が空いて、ジーンときて、最後まで飽きることなく完走しちゃいました。
もちろん、あのベテラン俳優陣が「おもしろい」だけで終わるわけがなく。思いがけず軍内部の不正に近づいてしまったソンジェは伝説の炊事兵になれるのか? フュージョン料理のようにさまざまな要素を楽しめるドラマです。
























































