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都心の賃貸と持ち家、どちらが得? 分譲マンションを買うならいつ?【お金の疑問にプロが回答!】

気になっているお金の疑問や不安をバイラ読者にリサーチ。特に多く寄せられた質問から具体的なお悩みまで、リアルな声をお金のプロであるFPのお二人に聞きました。今回は「資格取得にお金かけた方がいい?」「都心の賃貸と持ち家どっちがいい?」「分譲マンションを購入するタイミングは?」の3つの質問にアンサー。

松嶋真子さん

ファイナンシャル プランナー

松嶋真子さん


大手英会話学校の運営を経て、結婚を機にファイナンシャルプランナーに転職。FPバンク(https://fpbank.co.jp/)で年間100世帯前後の相談を受けている。

風呂内亜矢さん

ファイナンシャル プランナー

風呂内亜矢さん


CFP®認定者。『つみたてNISAの教科書』(ナツメ社)など、これまで手がけた著書は20冊以上! YouTubeチャンネル「FUROUCHI vlog」も更新中。

Q.資格取得、やっぱりお金をかけたほうがキャリアアップにつながりやすい?

資格取得、やっぱりお金をかけたほうが キャリアアップにつながりやすい?

A.どんなキャリアを目指すかによって選択肢が変わります
「まずは、仕事に必要なスキル向上や資格を取る『スキルアップ』、未経験の新たな業界や職種へ転職する『キャリアチェンジ』、目指すポジションに必要な経験と計画を重ねる『キャリアパス/プラン』のどこを目指すか考えるといいですね。総務を極めたいなら社労士や宅建、人事ならキャリアコンサルタントを取得して教育分野に転職することも可能です。過去に『1級建築士の資格を取れば年収は100万円UPするが、1年学校に通うのに100万円かかる』というご相談がありました。確かに100万円は高額ですが、1年で取得して年収がUPすれば学費はすぐに回収できますし、収入も大幅にアップするので取得をおすすめしました。世の中にはたくさんの資格がありますが、人生は一度きり。やみくもに取るのではなく、自分なりのビジョンをつくって専門性を磨くことが重要です」(松嶋さん)

Q.今は夫と賃貸マンションで二人暮らし。都心の賃貸と持ち家、結局どっちが得?

A.ライフスタイルに合わせて資産性or居住性の判断を
「結局、どちらが得かは人によって違います。大切なのはそれぞれの違いを整理して、自分にとってのメリットを考えること。たとえば賃貸なら、相場が下がれば安く借りられますし、ライフプランに合わせて住居のサイズダウンをしやすいメリットはあるけれど、家賃を払い続ける必要があります。持ち家は、大きな額が必要になるけれど、返済計画を立てることでお金の見通しはつきやすくなります。そして都心部は売買時に損が出にくいエリアなので、たとえば比較的資産価値の高いDINKs向け物件なら『買ったほうが後々得かも』と考えられますよね。一方、地方在住&子どもがいてある程度の広さを求める場合は、“資産性”を狙うのが少し難しくなるため、“居住性”重視の、『家族構成の変化に合わせて借り換えられる賃貸』といった判断の相性がよさそうです」(風呂内さん)

Q.分譲マンションの価格が高騰しているので、購入のタイミングを迷っています…

A.「内的要因」を満たすかどうかがタイミングを決めるポイントです
「物件価格は需要と供給で決まるので、利便性の高い都心部は価格が下がる要因が見当たりません。ただ、上がり続けるかどうか誰にも予測できないのも事実。迷ったときは『内的要因』で判断を。物件価格や金利、住宅ローン減税など、自分では変えられない『外的要因』に対して、健康状態や貯蓄、職業、間取りの選択、地元へのUターン予定といった自分自身にまつわる要因を指します。外的要因はコントロールできませんが、貯蓄習慣があり、想定より1段階狭い間取りを選ぶなどすれば、安全に購入できる可能性があります」(風呂内さん)

イラスト/田中麻里子 取材・原文/国分美由紀 ※BAILA2022年9月号掲載

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