メリハリのあるお金の使い方、できていますか？ 自分を喜ばせるためにお金を使う一方、抑える部分をつくるのも大事。バイラ世代の賢いマネーライフをのぞき見！
収支は家計簿アプリで徹底的に管理！
まりこさん（31歳・金融）
「クレジットカードや口座はすべて家計簿アプリに連携。欲しいものを見つけたらまずアプリを開いて収支を検討するのが習慣で、お財布のひもは固いと思います」
《かけどころ》キャリアアップのための資格取得
「USCPA（米国公認会計士）を取得後、現在はCFA（米国版・証券アナリスト）取得に向けて勉強中。受験料や教材費は計150万円ほど。将来への投資と思えばまったく惜しくないです」
《締めどころ》ふるさと納税の返礼品は真珠を
「ふるさと納税の返礼品として受け取った、真珠のネックレス。税金の控除を受けられるだけでなく、冠婚葬祭でも使えるしっかりしたアクセサリーが手に入り、有意義な使い道でした」
自分をご機嫌にするものにお金を使いたい
あやかさん（35歳・不動産営業）
「旅行や食事は自分の経験としてストックされるものなので、お金を惜しみません。その代わりただ銀行に預けるのではなく運用に回し、増やす努力もしています」（あやかさん・以下同）
《かけどころ》南アフリカのサファリに宿泊
「南アフリカのサファリ内にある、1泊約6万円のロッジに宿泊。付近をドライブすると、ライオンやチーターを目の前に見ることができ感動しました！ この経験は一生の宝物です」
《締めどころ》海が見えるマンションに引っ越し
「コロナ禍で通勤が減ったのを機に鎌倉に家を購入。東京に住んでいた頃の家賃と比べると月々の支払額は減ったので、得をした買い物でした。写真は家のすぐそばから見た海の景色♡」
ものを買うときは、必ず事前にリサーチ派
スーパーバイラーズ
森 理加さん（32歳・デザイナー）
「1歳の子どもがいるので大きな買い物は家族で相談。それ以外の洋服やコスメなどは、よりお得に購入できるタイミングを待つことが多く、慎重なのかもしれません」（森さん・以下同）
《かけどころ》月1回のヘアトリートメント
「産後、特に仕事復帰してから髪のパサつきが気になって。月に1回髪質改善トリートメントをしていて、費用は6600円。自分の気分を上げるためには欠かせない出費だと思います」
《締めどころ》コスメはスタメンを長年愛用
「メイクはもちろん好きですが、コスメは一度気に入ったら使い切るまで愛用するほう。子どもが小さいので朝は慌ただしく、使うコスメが決まっていれば準備に悩まないのも楽です」
先輩世代にも聞いてみました
ひとりっPさん
元SPUR編集長で、希代の旅好き。海外一人旅歴25年以上、回数は400回超え。圧倒的知識が詰まった著作は刊行のたび話題に。
《かけどころ》ペルーのエプロンを色違いで爆買い
「海外ならではの豊富なカラバリやデザインにどうしようもなく惹かれます。このエプロンもアップリケやプリーツが超可愛い。ペルー・カフェでも始めるのか？レベルで複数買いしました」
《締めどころ》キッチンつきホテルで蒸した上海蟹
「大好きな上海蟹。香港のレストランで食べるとそれなりの値段になるので、丸ごと蒸すだけなら自分で、と思いホテルで調理しました。外で食べる予算の5分の3くらいに抑えられたはず」
旅先での一期一会はすべて自分に返ってきます
旅は人生の貯金だと思っているので、節約のために旅に出ること自体を断念しようと考えたことはありません。年齢、メンタルなど含め、その旅でしか出会えない景色や得られない感動があるんです。私が30代で訪れた場所で、今は自然保護のため入れない土地もあります。あの日の経験は今も自分の糧になっていますから、時間や健康な体があるならば、そのチャンスは大事にしてください。
旅先でのお金もケチりたくないですが「旅先で何を重視するか」は考えます。リゾート地に行くならホテル代は削りませんし、逆に香港や台湾なら部屋にいる時間がほぼないのでシンプルなホテルをチョイス。それから、移動費など、ムダだと感じる経費はとことん削ります。たとえば朝5時発の飛行機に乗るならば、早朝タクシーは使わず、前日の終電で空港に向かい、待合室で朝を待ちますね。今は航空券をお得に購入する方法もあるので、お金を惜しまず旅先で一生ものの経験をしてほしいです。
NEW！
『明日も世界の果てまでひとりっぷ®6～香港の推し111編～』
（集英社）￥1750
著者が180回訪れた街・香港編が満を持して刊行。
取材・原文／海渡理恵 ※BAILA2024年2・3月合併号掲載
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