「マッチングアプリの中のひと」として、YouTubeをはじめSNSで大活躍のとーまさん。恋に悩む女性の気持ちを受け止め、男性心理を的確に分析して大人気! そんなとーまさんの「婚活相談」第25回。今回は、22歳下の男性との結婚に悩む女性の相談にお答え!
「48歳・法律関係、独身。20歳以上も年下の彼との結婚、進めていいですか?」
「サチです。20代の時に一度結婚をして離婚を経験したバツイチ子なしです。法律事務所で弁護士をサポートする仕事をしていて、恋愛は4年前つきあっていた彼と別れて以来していませんでした。
自分で言うのも恥ずかしいですが、私は見た目よりかなり若く見られ、年齢を教えていない人には30代前半と言われることばかり。金銭面も困っておらず、当時の彼と別れてすぐにマンションも購入し、もう恋愛することも、結婚することもないんだろうなと思っていました。
しかし1年前、事務所で働くことになった26歳の弁護士の顔がどタイプで、いわゆる一目惚れをしてしまいました。最初はアイドルを見るような感覚で目で追っていたのですが、彼は本当に賢く人懐っこくて人一倍努力家。いつのまにか本気で好きになっていました。もちろん20代・30代の女性からも大人気なのですが……そんな彼に2カ月前なぜか告白され、驚きながらも『こんなチャンスはない!』とつきあっています。
自分的には不思議な展開だったのですが、彼は私がずっと目で追っていたのを気づいていたらしく(笑)。仕事でも私が彼をサポートするという関係性だったので『こんな人と結婚したい』と思ってくれたようです。
勢いでつきあってはみたものの、彼と話しているとあっけらかんと『子どもがほしい』と言われますし、『将来は海外で経験を積みたい』とキラキラとした夢も語ってくれます。
私は、彼が私との未来をどう考えているか不安で『私が一緒にいると叶えにくい夢もあるんじゃない?』と正直な気持ちを伝えました。しかし、彼からは『サチさんといることが僕の一番だから、それで夢が叶えられないなら違う夢を探す』と言われました。続けて、『もしサチさんが僕との将来を不安に思うなら今すぐ結婚しよう』とプロポーズされたんです。
プロポーズはすごく嬉しかったですが、まだ社会人になりたての彼は私と出会わなければきっと叶えたい夢を叶えられる人だし、子どもがほしいという願いも叶えられる可能性が高いです。
お互いが好きという気持ちだけで結婚を進めてもいいものでしょうか?」
相手に好意を気づかせることが恋愛のファーストステップ!
「サチさん、相談ありがとうございます。
職場で一目惚れする出会いがあることも稀なのに、その彼から告白されるのはとてもすごいですね。
サチさんの話を聞いていると、やっぱり恋愛は『見る』ことが大事なのだと気づかされます。
サチさんが『見てくれているかも』というところから彼も気づいてるわけですもんね。
逆に目も合わない、見てくれてもいないとなると、男性側は『アプローチしていいのか?』『嫌われているのかな?』と思うので、基本的なことかもしれないけど『見る』ということは、他の人も改めて参考にしてほしいです。
それと仕事を丁寧に行うサチさんの姿勢に彼が惚れたということで、職場恋愛では必ず『仕事に真摯に取り組む』ことが前提になりますよね。
そんな素敵な恋愛をしているサチさんのお悩みが『お互い好きという気持ちだけで結婚を進めてもいいものか』ということで、一緒に考えていきたいと思います。
二人の将来を計画するなかで、彼も客観的に、広い視野で判断できるようになるはず
結論から言うと、僕はもう少し様子を見てからでもいいのではと思います。
現状、つきあってまだ2カ月ですよね。
そして社会人になりたての彼ということは、プロポーズもあらかじめ準備していたというよりも、サチさんに安心してほしい、自分の本気度合いを伝えたいという気持ちからか、突発的に口にしたものだと思います。
彼の行動はすごく素敵なことですが、つきあって2カ月のときは、まだお互いにいいところしか見えていないし、そこまでお互いのことがわからない状態ですよね。
その盲目的な状態で、勢いのままに結婚を決断するよりも、半年、1年と、もう少し付き合って計画的に考えて結婚してもいいのではと感じました。
また、結婚するとなると、いろんな準備が必要だと思います。
住む家はどうするか、それまでに貯金はどうするか、結婚後のやりくりはどうするかなど……。
彼の夢を可能な限り実現させたいというのがサチさんの願いならば、なおさらこれらのことについて『いつ、どうしたいのか』を計画する必要があります。
ざっくりとでも計画していくことで、彼も自分の夢のこと、結婚のことを客観的に、そして広い視野で捉えられるようになるかもしれません。
年の差で結婚をするのであれば、老後のことまで二人で考えることは必要
それと、これはどのカップルにも言えることですが、結婚するということはその人とずっと過ごしていくことなので、パートナーの最期を看取る可能性があります。
人生何が起こるかわかりませんが、二人が健康的に過ごしていけば、年上の方を年下の方が看取る可能性が高く、残った側の人はすごく苦しい、辛い思いをしますよね。
今その覚悟を決めなさい!というわけではないですが、そういったことも含めて結婚するということを考える必要があるのです。
最近僕の友人で12歳離れている年の差カップルが結婚をして、結婚するときにそういった話もしたと聞いたので、大事なことだなと思い書かせていただきました。
結婚は二人の生活。サチさんだけでなく、彼も冷静な状態で決断を
こうしたことを踏まえると、勢いも大事ですが、結婚は生活なので『計画』も必要なことだと思います。
そこを彼と1回ちゃんと話して、半年間なのか、1年間なのか一緒に過ごし、そこからあらためて結婚について考え直してもいいのでないかなと感じました。
本当にお互いのことを思っていたら、半年後だろうが1年後だろうが結婚はできます。
サチさんは、嬉しさを感じつつも相手のことを考え相談してくれましたよね。
ただ、彼は勢いが先走り、サチさんしか見えていない状態かもしれません。
サチさんだけでなく彼も冷静な状態で話し合い、お互いが何かをあきらめることなく、納得した関係を進めていってほしいなと思います。
今回は相談ありがとうございました。また何かあればいつでも相談してください」