BAILA世代が知っておきたいニュースキーワードをクイズ形式でご紹介。おうち時間が増えている今、知っているようで知らない時事ワードの意味をアップデートして、グローバルに視野を広げてみませんか?
第4回目の問題は今回の問題は「GAFA」。
ヒントは、私たちの生活に深く関わっている巨大IT企業の頭文字。あなたはちゃんと説明できますか?
【答えはこちら!】
まず、読み方は「ガーファ」。
“GAFAとは、検索エンジンサービスを代表する「グーグル(Google)」、デジタル端末やソフトウエアの開発・販売を手掛ける「アップル(Apple)」、SNS(交流サイト)を提供する「フェイスブック(Facebook)」、世界最大級のインターネット通販を運営する「アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)」という米国の多国籍企業4社の頭文字をとった造語。”
「日経キーワード2020-2021」(日経HR編集部)より引用
なぜ「GAFA」の4社が注目されているの?
世界に大きな影響力を持つ重要な「プラットフォーマー」だからです。プラットフォーマーとは、たくさんの人がモノやサービス、情報をやりとりするための基盤(プラットフォーム)を提供している事業者のこと。GAFAそれぞれが世界中のユーザーから集めた膨大な個人データを独占的に活用して、事業を拡大していることから注目されています。一方で、富やデータが集中することへの懸念から、世界各国がGAFAに対して個人情報の保護やデジタル課税などの規制を検討している動きもあります。
「GAFAM」と呼ばれることも
GAFA4社に「マイクロソフト(Microsoft)」を加えて、GAFAMと呼ばれることも。2020年5月時点において、GAFAM5社の時価総額の合計が、東証1部約2170社の合計を上回る約560兆円に達したことが大きなニュースになりました。わずか5社が、東証1部の優良企業約2170社の時価総額を超えるとは、いかにその存在が大きいかがわかります。
私たちが日々当たり前のようにサービスを利用し、すでに社会のインフラとなりつつあるGAFA。ユーザーとして、巨大に進化し続けるGAFAに対して世界や日本がどのような規制を行うのかという視点も持っておきたいですね。
取材・文/佐久間知子