読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第578回は「冬子」の読み方です!
今日のお題【冬子】
おせち料理に入っている、あれのことです。
■ヒント
「冬子」の意味は、
「冬期に育つ肉厚のしいたけ。乾燥させたものは高級品とされる。(集英社『国語辞典』[第3版]より)」
■使い方はこう!
「冬子の肉厚な食感が大好物で、お正月が待ち通しい」
「冬子しいたけを煮物に入れると出汁が出でおいしい」
正解は……
↓↓↓
■正解は……
正解は……「どんこ」でした!
「ふゆこ」と読んでも正解。
漢字は「冬菇」とも書きます。「冬子」と「冬菇」、どちらも意味は一緒です。
■ちなみに、これは読める?
■正解は……
正解は……「こうしん」
「冬子」と「香信」はどちらも干し椎茸のこと。
違いがわからないという人が多いのですが、
違いは、わずかな“見た目”。
「冬子」は丸い形なのに対して、「香信」は傘が開き、内側に見えるヒダが美しいのが条件。
味はほぼ一緒なんだそう。
肉厚の食感を楽しむなら「冬子」、出汁を楽しむなら「香信」が適しているとも言われています。
取材・文/高橋夏果