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聞いたことのある話をされたとき「その話、前にも聞きました」と言うのはよけいなひと言! 代わりに何て言う?【働く大人の言いかえ術 vol.78】

良好な人間関係は、日々のひと言の積み重ねから! ビジネスシーンでの「よけいなひと言」を「好かれるセリフ」に変える言いかえ術をご紹介。第78回は、「その話、前にも聞きました」。

「その話、前にも聞きました」はNG

Dean Drobot/shutterstock

■「その話、前にも聞きました」がよけいなひと言なのはなぜ?

同じ話を何度もする先輩や上司に、「その話、前にも聞きました」と単刀直入に言うと傷つけてしまいますし、場も冷めます。

身内であれば、「その話は前にも聞いたよ」と言っても、「あ、そうだった?」で済む話ですが、特に上下関係がある場合にはそういうわけにもいかないもの。

もちろん、立場が上の人の同じ話を、何度も我慢して聞いてその場をやり過ごすのもひとつの方法。しかし、同じ話に何度も付き合いたくない人は、すでに知っている話であることをうまく伝えられるといいですね。

■言いかえるならこれ!

聞いたことのある話をされたとき「その話、前にも聞きました」と言うのはよけいなひと言!
では言いかえるなら何て言う?



↓↓↓



「その話、面白いですよね


が正しい!

プラスの感想をつけ加えることで、場が和やかに。

■さらに上手に使うには?

「それは、〇〇の話ですよね。面白いですよね」「その話を聞いて、私も頑張ろうと思いました」といった感想をプラスすると、相手も「自分の話を覚えていてくれていたんだ」とうれしく思います。

同じ話を人に聞いてもらうたびに気持ちの整理ができて、相手の同じような反応を見て元気が出るという人もいます。こういう人は、自己顕示欲や自己承認欲求が強いので、気持ちのゆとりがあれば話に付き合ってあげたほうが、良好な関係性を維持できるでしょう。

人間は予定調和が好きな生き物です。「この話をしたらこういう反応が返ってくる」ということがその通りになるのが心地いいため、あえて繰り返して安心したい面もあるのです。また、自分の話を聞いてくれる人に好印象を持ちます。そのことを知っていると、少し話に付き合ってあげる余裕を持てるでしょう。

■引用したのはこちら

好かれる人の言葉選びを身につける 大人の使え方練習帳

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宝島社 大野萌子著

大野萌子

大野萌子


公認心理師、産業カウンセラー。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ®資格認定機関)代表理事。2級キャリアコンサルティング技能士。法政大学卒。
企業内カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメント、ハラスメントの分野を得意とする。官公庁をはじめ、大手企業、大学等で5万人以上に講演・研修を行う。テレビ、ラジオ、新聞などのメディア出演、監修多数。

取材・文/佐久間知子

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