【クセツヨ上司のトリセツ】え？ いつ休んでるの？　「働きすぎ上司」の対処法

あなたの上司はどんなタイプ？　どんなクセツヨ上司でも嫌いにならない方法はあるはず!?
上司と部下、先輩と後輩の間で“板挟み”になりがちだけれど、できればストレスなく働いて、つつがなくキャリアを重ねたい30代。そのためのコミュニケーション処世術を、秘書歴20年、15人のボスに仕えた経験をもつライターが教えます。

上司が帰るところ、そう言えば見たことない！ そんな【働きすぎ上司】の特徴を解説します！

心も体も仕事に捧げてしまったの？ 思わず心配してしまうレベルの「働きすぎ上司」。

ほかにもこんな生態が……

●在席率が高すぎて、上司の席だけ椅子のクッションがぺったんこ（もちろん私はフカフカ）
●少しの時間も惜しい？ 資料片手の「ながら」ランチが定番
●免許証の更新など納得理由の休暇でも、なぜか午後から律儀に出社してくる
●「有休未取得者ブラックリスト」の常連（私はいつも足りなくなるのに！）
●独身・単身赴任など家庭事情に左右されないプライベート条件がそろっている

身近な上司の行動パターン、チェックしてみて！

「上司しか知らない」は超危険。普段から担当業務や物のありかなど、マメなコミュニケーションを！

◎「お疲れ様です、何かお手伝いできること、ありますか？」

仕事をうまく部下に振れないが故の「働きすぎ上司」。せめて手伝う気持ちぐらいは伝えると、喜んでもらえるかも。

◎「そういえば○○の申込締切、今日までですよ」

全社員対象のアンケートや健康診断などの締め切りはついつい後回しにしがちな「働きすぎ上司」。これ以上社内のブラックリスト入りしないよう、スケジュールを教えてあげると喜ばれるはず。

×「先週オープンの○○、もう行かれました？」

昼夜問わずお仕事に勤しむ上司が、ニューオープンをチェックできている可能性は限りなくゼロに近い！

×「有休がそろそろなくなりそうで」

有休は売るほど残っている「働きすぎ上司」。境遇をシェアするにはいちばんふさわしくない相手かも？

そんな「働きすぎ上司」を社外の人に「どんな人？」って聞かれたら、どう答えるのがいいでしょうか？　「夜中にもメールが来るので参っています……」なんてさすがに失礼ですよね？　

そんな時のオススメコメントがコレ！

◎「私たちが早く帰れるように、気を遣ってくださる優しい上司です」

　→定時までは頑張って働きます！

◎「今だけでなく先のことまで考えてくださっているので、頼もしいです」

　→仕事が１つ終われば休んだらいいと思うんだけど……

誰だって褒められて嫌な気持ちはしないもの。マイナス用語はプラス変換するくせをつけておくと、オフィスのどのシーンでも使えます。

対して同じチームの部下や後輩には、「虎の巻」を作ってシェアしておくと安心です。

たとえば……

おやつは多めに用意する！
　→在席率は限りなく100％に近い上司、数に入れておくのがベター。余ったら差し入れに変身。

たまには上司を囲んでランチも！
　→私たちのいない時間、きっと1人で過ごしている上司。たまには「ながらランチ」から引っ張り出して、外の空気を吸わせてあげよう。

貴重な席外しのタイミングで、そっと上司の仕事量を把握
　→万が一上司が休んだら、代わりになれる人は皆無！なんてことを避けるためにも、チーム全体で上司の席はマメにチェック！

ついでにもらえる仕事は引き取ってしまう
　→少しでもできそうなお仕事を引き取れば、チリツモで評価UPの可能性も！

社内のネットワークを駆使して、締切や納期の偵察を
　→それってそんなに急ぎなの？ 意外に「働きすぎ上司」がまじめすぎるだけなのかも？ 時には上司に代わってお仕事を調整できたら、チームの女神になれるかも？

素敵先輩は「働きすぎ上司」も、上手にいたわってみんな笑顔に！　部下や後輩とも楽しみながら、今日も「三方よし」のチームワークで乗り切ろう！

イラスト／green K