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【働きやすくなる“褒めニケーション”術】褒め下手あるあるなお悩み事例にアドバイス

実際どうやって褒めればいいの? 褒め下手さんあるあるなお悩み事例に、褒め上手なお二人、イラストエッセイスト犬山紙子さんとリクルートエージェント カスタマーサービス3部 部長 中村果代さんがアドバイス!

教えてくれたのは
犬山紙子さん

イラストエッセイスト

犬山紙子さん


エッセイストとして多数の連載を持つほか、コメンテーターとしても活躍中。著書に『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』(扶桑社)など。

中村果代さん

リクルートエージェント  カスタマーサービス3部 部長

中村果代さん


転職エージェント、カスタマーサービス部門の部長として約75人をマネジメントしている。リクルートエージェントは、仕事について表彰する機会や、褒め合うことも多いそう。

【To 職場全体:CASE1】Q 褒めたいと思ってもどこを褒めたらいいかわからないし、タイミングもわかりません(30歳・メーカー事務)

A
相手の努力していそうなところに目を向けてみては(犬山さん)
「結果ではなく、努力を褒める。ふと見かけたときに頑張っていたこと、たとえば“集中して企画書作ってたね!”とか、小さなことでもいいと思います」

「ありがとう」のタイミングで事実とセットで伝えてみましょう(中村さん)
「感謝を伝えるときに“〜まで確認くださるなんてすごいですね!”と一緒に褒めると、自然な褒めの流れになりますよ」

褒めはとにかく鮮度が大事!

褒めはとにかく鮮度が大事! by 犬山さん
「褒めは寝かさない。私は素敵だと思ったら、すぐ伝えるようにしています。1カ月後に伝えても、本人は“いつの何の話?”とピンとこないかも。その場ですぐ伝えれば、タイミングに悩む必要もありません。いいと思ったらすぐ、です!」

【To 職場全体:CASE2】Q テレワーク中にメールやチャットで褒めたいとき、感情や“褒めている感”を文字に載せるのが難しい(36歳・食品メーカー)

Q テレワーク中にメールやチャットで褒めたいとき、感情や“褒めている感”を文字に載せるのが難しい(36歳・食品メーカー)

A
文書の最後にさらりと短くつけるくらいが心地いいはず(犬山さん)
「むしろ文章は短めのほうが重くなくていいかも? ほかの用事で連絡したときに、最後2行くらいでさらりと具体的に褒めるのが自然だと思います」

言葉に悩むよりスピード優先でOK(中村さん)
「すぐに伝えられるのがチャットのいいところなので、“すごくよかったよ! 今度会ったときに詳しく言うね!”くらい速さ重視でいいと思います」

褒めニケーションは練習あるのみ

褒めニケーションは練習あるのみ by 犬山さん
「みんなきっと最初は褒め下手だと思うんです。私もうまくできなくて、駅ですれ違う人の褒めポイントを探したり、身近な人に伝えたり、練習しました。その成果か、褒めが習慣化して、褒めモードに入りやすくなりました」

イラスト/二階堂ちはる 取材・原文/東 美希 ※BAILA2023年5月号掲載

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