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【働きやすくなる“褒めニケーション”術】#ぺこぱ #松陰寺太勇 さんに聞く! “自分も相手も心地よくする”褒めニケーションルール

ビジネスで“褒め”はとても重要。…わかっているけど、うまく褒めるのは難しい! そこで、よいことだけでなく、ネガティブをもポジティブに覆してきた芸人・ぺこぱ松陰寺さんに“褒めニケーション”ルールを伺いました。

松陰寺太勇さん

お笑い芸人・ぺこぱ

松陰寺太勇さん


しょういんじ たいゆう●1983年11月生まれ。アルバイト先で出会ったシュウペイとぺこぱを結成。「M-1グランプリ2019」で決勝に進出し大ブレイク。「ぺこぱポジティブNEWS」(テレビ朝日)など、レギュラーTV番組多数。

バイト時代、俺が見る後輩は絶対伸びるって言われてました

自分のことを褒め上手だと思ったことはないと話す松陰寺さん。けれど、バイト時代は後輩を育てることに定評があったのだとか。

「新人の子にマンツーマンで教えてました。できるまでやってもらって、最後にはすごく褒める。それだけで成長してくれるんですよ。何かを注意したいときも、褒めってかなり役に立ちますよね。僕もネタ見せのとき、よくない点だけ言われた経験がたくさんあります。もちろん指摘はありがたかったけれど、いい点も一緒に言ってもらえるとやっぱり嬉しいですよね。同じ指摘でも“あそことあそこは面白かった、でも最後ちょっとつまずいちゃったかな”みたいな言い方のほうが、いい。“ダメだった”ではなく、“よかったものがさらに2倍3倍よくなる”というふうに伝わりますからね。注意するときこそ、褒めるべきタイミングだと思いますよ」

わざとらしくなりそうで褒めるのが苦手……。そんなBAILA読者のお悩みに対して、松陰寺さんは“ながら褒め”をおすすめ!

「“こいつ褒めにきたな”って思われたくないってことですよね。じゃあもう、逆に目を見ないこと! 書類に目を通しながら、ページをめくりながら、運転しながら、“ついでに言ってる感”を出すんです。この“ながら褒め”を会得すれば、わざとらしさは軽くなるはず」最後に、褒めるポイントの探し方について聞くと……?

「褒めるところがまったく見つからないんだったら、無理しなくていいと思いますけどね(笑)。でも、少しでもいいところがあるならふくらませて褒めればいい。たとえば“いいところ:悪いところが2:8だな”と思う相手なら、心の中で5:5にしてあげて、褒める。そもそも人間は悪いところのほうが目につきやすいものです。でも、悪いところって、ひっくり返せばいいところ。だから逆側から見て、いいところにしてあげる。雑なやつはその分“仕事が早い”し、行けるタイミングで営業をかけられない人は“人当たりがいい”。食べ方が汚い人だって“ワイルド”と言ってしまえば褒め言葉! それでも褒めどころが見つからない、だけど褒めたい……というときは、“何かよかったわ”と曖昧に褒めて、“何がよかったかは明日までに考えとくわ”って言っちゃえばいいんじゃないですか? とにかく褒めたい! という気持ちだけ伝えるのもありだと思いますよ」

松陰寺太勇さんのイラスト

人を褒めることは自分のためにもなりますか?

結果、必ず自分の仕事に返ってくる
「“頑張りを見ていてくれる”と思ってもらえれば信頼関係が築きやすくなるし、褒めることは“自分もできているかな?”という振り返りにもなり、気も引き締まる。相乗効果で自分の仕事もよくなるはず」

褒められたときはどうしたらいいですか?

まずは「ええっ⁉」って驚け!
「自信をつけようと褒めてくれているのに、謙遜するのはもったいない。受け入れるのが難しいならまず驚く。“自分じゃ気づかなかったです!”とリアクションするのも◎。褒めがいのある人になろう!」

MY褒めニケーションルール

1 まずは伝聞で褒める
「“〜さんが言ってたけど……”と、人から聞いた相手のいいところを伝える。ちょっと大げさに。“前よりよくなったけどもっと頑張ってほしい”と聞いていたなら、“前よりよくなったって言ってたよ!”でOK。そしてさらに、自分で褒めれば効果絶大!」

2 自信がない人には結果を褒める
「“過程を褒めろ”といわれていますが、僕は自信がない人にほど結果を褒める。“これでいいんだろうか?”という不安を払拭するには、完成したものを褒めるのがいちばん。逆に、注意するときは取り組み方に言及。修正の仕方がわかりやすいですから」

3 褒めの香りを背中に残しながら去る
「後輩を褒めるときは話の入りで褒め、話の終わりにまた褒めるサンドイッチ方式です。べた褒めすると、“裏があるかも”と不安になる子も多いので。最後は相手のリアクションは見ず、背中に褒めの残り香を漂わせながら去る。これがちょうどいい!」

イラスト/二階堂ちはる 取材・原文/東 美希 ※BAILA2023年5月号掲載

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