BAILA誌面や@BAILAで活躍するスーパーバイラーズを毎月一人ずつ紹介する「スーパーバイラーズインタビュー」シリーズ。
第7回は、ファッションやコスメ、スイーツなど幅広いジャンルの発信に加え、SNSで使える英語レッスン企画も人気の萱野ゆかさんにクローズアップ。最近、フリーランスの翻訳業から外資系転職エージェント会社に就職したばかり。新しい環境に飛び込んだ萱野さんの通勤スタイルとは? 転職をしたきっかけとは? 家族や友人との休日の過ごし方から記事執筆の裏側まで、深掘りインタビュー!
スーパーバイラーズ萱野ゆかさんのお仕事スタイルは?
お仕事コーデのモットーは「やわらかさ」と「骨格に合っていること」!
Coat / Plage
Cardigan / CABaN
Skirt / Deuxieme Classe
Shoes / PELLICO
Bag / Valextra
昨年の12月にフリーランスの翻訳業から外資系転職エージェント会社に就職したばかりという萱野さん。国際色豊か、日本人のほうが少ない職場で特に仕事服のルールはないが、入社したてということもあり、きれいめな服装を心がけているそう。
「オフィスでの内勤の日の服装です。コンパクトなカーディガンにタイトなスカートを合わせて縦ラインを強調しました。ウエストの位置を上げて、スタイルアップを狙うところもポイントです。職場にはジーンズで出勤してくる人もいるくらいなので服装のルールはないに等しいですが、今はまだ新人なので周りの様子もうかがいながらもう少し慣れたらジーンズなどもお仕事服に取り入れたいですね」
お仕事スタイルをコーディネートするうえでこだわっているポイントは、「やわらかさ」と「骨格に合っている」ということ。
「基本的には外国人の方から仕事の依頼を受けるため、話しかけやすいやわらかい雰囲気を意識しています。ベージュやブラウンといった優しい色や、ニットなどのふんわりとした素材でやわらかい雰囲気が出せるようにしています。また、骨格的にダボっとしたシルエットが苦手なので、ピタっとしたコンパクトなものを着ることが多いです。特に、『CABaN』のカーディガンは何枚も集めるくらいのお気に入りアイテム。少々お値段はしますが、着心地がよく、触っていても気持ちいいので、色違いでつい毎年買ってしまいます」
スーパーバイラーズ萱野さんが働くうえで大切にしていること
新卒で入った渉外法律事務所での翻訳業、そして英語発音指導士、現在の外資系転職エージェント会社まで、仕事はすべて「英語を使う」ものだったという萱野さん。
「小学生の頃から英語が好きだったので、法律、医療、経済、エンターテインメント、スポーツなど、どんな分野であっても英語に関するものであれば積極的に学び、吸収することを大切にしてきました。現在の職場は周りがほぼ外国人。見るのも、書くのも、聞くのもすべてが英語で、外国にいるような環境です。多様な国の文化に触れるのも楽しめています」
今回の転職活動にも通じることだが、最近は「年齢を言い訳にしない」ということを大切にしているそう。
「バイラーズに加入したこともあり、ここ数年で少し下の世代の友人が増えました。あまり私の年齢を気にせず仲よくしてくれて、お世辞かもしれませんが『ゆかさん若いよ!』と言ってくれます(笑)。特に、同期バイラーズの友人たちは、バイラの活動もプライベートもお仕事もみんな全力投球で。実は転職しようとやっと重い腰を上げられたのも、同期バイラーズの友人に刺激を受けたからです。
実は転職活動中は複数の日系企業にアプライしましたが、なかなか厳しくて。今回入社した外資系企業は私の経歴だけを見てすぐにオファーを出してくれたのもあって、年齢に固執しない価値観の大切さをあらためて実感しました」
新しいキャリアのスタート。理想的な環境で楽しみながら頑張っていきたい
新卒で日本の四大法律事務所のひとつに入所し、インハウス翻訳者として4年ほど勤めたあと、出産を機にフリーランスの翻訳者に。
「法律事務所が翻訳業で募集をしていたので、大学を卒業して入社しました。上の子どもの出産を機に、より自由な働き方を求めてフリーランスに転向しました。
その後は子育てをしながら自宅で翻訳業をするほか、英語発音指導士の資格を取ってオンラインでレッスンをしたり、英語の歌詞をきれいに歌いたいアーティストの方への指導をしたりと、10年ほどフリーランスで働いてきました」
そして2024年12月、外資系の転職エージェント会社に就職。
「翻訳の仕事は英語に関わる仕事ですが、ほぼ自宅でパソコンに向かって作業をしていて、自分が英語を話す機会はほとんどありません。もっと英語に触れる環境にいたいという思いから、転職活動を始めました。今の職場は、転職エージェントとしてお世話になっていたこともあり、募集を聞いてアプライしました。
学生時代に長期留学ができなかったので、英語しかない環境にいられるのは嬉しいです。まだ入社して少ししかたっていませんが、すばらしい環境なので、少しでも早く慣れてチームに貢献できればと思っています」
エッセンシャルアイテムは「カルティエ」のネックレスと「FUJIFILM」のカメラ
気分を上げてくれるお守りアイテムや、どんな日でもバッグに絶対入れておきたい頼れるアイテム。萱野さんにとっての“マイ・エッセンシャル”を拝見!
「カルティエ」のネックレスは子育て10年の記念に
愛用中の「カルティエ ダムール ネックレス」は子育て10年の記念に購入。
「今年1月に娘が10歳になったので、子育てを10年間頑張ったご褒美にと購入しました。後に完治したのですが、娘は赤ちゃんの頃に先天的な心疾患があったりして、色々と心配なこともあり、一つの節目として購入したネックレスは大切な宝物です。デコルテを華やかに彩ってくれるラージサイズを選びました。オケージョン用の一粒ダイヤは持っていなかったので、特別なシーンを彩るネックレスとして大活躍しています」
SNS用に購入した「FUJIFILM」のカメラ
購入して一年くらいという「FUJIFILM X-S20」のカメラは、「雰囲気のある素敵な写真を撮りたい」という思いから購入したとか。
「インスタグラムで見た素敵な写真が購入のきっかけです。いいなと思う写真を調べるとFUJIFILMのカメラを使っていることが続いたんですよね。ママ友のパートナーがカメラマンをしていて、おすすめされたことも後押しになりました。
フィルターモードやトイカメラモードなどがあって、エモーショナルな写真が撮れます。SNSを本格的にやるために購入しましたが、バイラーズブログにも役立っていて、バイラーズと出かけるときは毎回持参しています」
家族や友人と過ごす時間でパワーをチャージ! 萱野ゆかさんのスイッチオフの方法
音楽が大好き! 好きなアーティストのライブはチケットが取れれば参戦
音楽が大好きという萱野さん。中でも、ONE OK ROCKやTani Yuuki、Vaundyの大ファン。
「好きなアーティストのライブには時間とチケットさえ取れれば参戦しています。友達と行くこともあれば、一人で行くこともあります。
写真は、ワンオクとVaundyの対バンライブを見に大阪へ行ったときのもの。ワンオクのTaka君が大好きで、帰国子女ではないのに英語が上手で頑張っているところに親近感を覚えています。初期のアルバムから英語力も向上していて、ライブに参戦する度に『あの部分の発音がさらにうまくなってる!』などと、英語オタク目線で観てしまいます(笑)。大人になってから発音を矯正するのはたいへんなことだと思うので、すごく努力したんだろうなと思って。歌が好きなのはもちろん、英語に対する姿勢や向上心なども含めて世界で戦っている彼を応援しています」
韓国への家族旅行では初のカンジャンケジャンを堪能
昨年3月に家族で訪れた韓国で、初めてカンジャンケジャンを食べたそう。
「昨年の春に家族で行ってきました。明洞(ミョンドン)で買い物をしたり、聖水(ソンス)でカフェ巡りをしたり、子連れながら満喫できました。初めて食べたカンジャンケジャンはトロっとしていて日本のカニとは違った美味しさが味わえました」
休日コーデも足もとはヒールでバランスを
Coat / MaxMara
Tops / CADUNE
Pants / YANUK
Shoes / 2.718
Bag / Valextra
休日はジーンズなどでリラックス感のあるコーデが多くなるそう。この日はお気に入りのマックスマーラのテディベアコートにジーンズを合わせたカジュアルスタイル。
「オフの日は、友人と食事に行くか、家族と出かけるか、ライブに行くかのどれか。基本的にカジュアルスタイルです。この日は、友人と食事に行ったついでに、外苑前のいちょう並木に立ち寄りました。ハイウエストのジーンズに足もとはヒールを合わせて、休日コーデもウエストの位置が高くなるように意識しています」
ヒット記事も多数! 萱野さんのスーパーバイラーズ活動は「一つの作品のような読了感のあるブログを意識」
バイラーズに加入した当初、ブログを書いた経験がなかったという萱野さん。ブログについての書籍を読んで参考にしたとか。
「バイラーズのブロガーとして活動を開始するにあたって、ブログライティングのいろはについて書かれた本を数冊読みました。常に読者を引き付けられるようなコンテンツを選び、読者が満足する姿を想定して一つの作品を作るように努めています。
特に工夫しているのはサムネの編集です。海外風のおしゃれな写真が好きなので、写真の撮り方や、フォントの種類・サイズなど、写真の雰囲気にはこだわっています。記事を執筆するにあたってまずは可愛いサムネを作ることが私のモチベーションアップになっています」
萱野さんのヒット記事をプレイバック!
「村上開新堂のクッキー」の記事は、萱野さんのブログ記事の中でPV数No.1のヒットに。入手困難である商品の貴重な情報と、クッキーの中身や味まで丁寧に綴ったことがヒットにつながり、長く読まれる記事に!
「この村上開新堂のクッキーは、お世話になっている方から定期的にいただいているもので、すごく入手困難なものだとは知っていました。調べると中身まで詳しくレビューしている方がほとんどいなかったので、すべてを紹介しようと思ったのがこの記事を書いたきっかけです。クッキーをすべて取り出して種類を書いたり、味のレビューをしたり、このクッキーを販売している山本道子さんのお店まで出向くなど手間はもちろんかかりましたが、結果的に私の書いた記事の中ではいちばん読んでいただける記事となり嬉しい限りです」
「The Row パークトート」の記事は、まだバイラーズになって間もない頃に書いたもので、初めてのレビュー記事だったとか。このバッグが「欲しい」「気になる」と思った人が少しでも参考にできるよう、表面をアップで撮影したり、動画を交えたりして、なるべく詳しく丁寧にレビューしたこともあり、思い入れのある記事になったそう。
画像をクリックで萱野さんのヒット記事をチェック!
イギリス系転職エージェント勤務
日本にいることを忘れるほど、英語メインの生活を送っています。リーガル翻訳歴10年以上。
英語で日々を豊かにするお手伝いがしたいです♡
As a translator, I'm here to make sure nothing gets lost in translation and make everyone's life happier.
wave 春秋
萱野さんをはじめ、スーパーバイラーズは仕事にプライベートにアクティブに楽しみ、自分らしく発信する個性豊かなメンバーが勢ぞろい!ぜひチェックして!
撮影/沼尾翔平 ヘア&メイク/YUMBOU(ilumini.) 取材・文/坂田圭永