スーパーバイラーズ井上あずささんのライフ＆キャリア現在地【働く30代BAILA世代ルポ】

BAILA誌面や＠BAILAで活躍するスーパーバイラーズを毎月一人ずつ紹介する「スーパーバイラーズインタビュー」シリーズ。

第4回は、カフェ巡りレポや、KALDIやコンビニで見つけたグルメ記事も人気の井上あずささんにクローズアップ。産休・育休を経て、新しい環境で復職したばかりの井上さんは、3歳の女の子の母。「最近、似合う服が変わってきた」という通勤スタイルとは？　仕事と家庭との両立のコツとは？　ハマっている腸活のことから記事執筆の裏側まで、深掘りインタビュー！

Cardigan / LARUTA

One-piece / LARUTA

Shoes / GU

Bag / YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE

Pierce / PAPILLONNER

出産を経て、アパレルに転職した井上さん。今の職場の服装ルールは肌見せも派手色もOKだそう。仕事で色々な洋服を着る機会が増えたからこそ、似合う服が明確になってきたんだとか。

 「自分の好みとは違ったり、今まで着たこともなかったり、幅広いタイプの洋服を着る機会が増えました。その中で、好きな服と似合う服は違うということが見えてきましたね。もともとは可愛い系の洋服が好きなのですが、キュートな色や柄、シルエットがしっくりこなくなってきて。『可愛い系よりクール系のコーデの方が似合うのかな』と思ったときに、このヒョウ柄のワンピースを見つけて着てみようかなと。インパクトのあるヒョウ柄のワンピースなので、ヘビロテ感を見せないようにカーディガンやニットを重ねて着回しを楽しもうと思っています」

通勤服が自由だから、オンもオフも同じムードの服を着るようになってきたそう。マイルールというほどではないけれど、共通しているのは「脚を出さない」こと。

 「ひざを出すのも恥ずかしくて、今年買ったひざ丈のスカートもまだ一回もはいていません。年齢を重ねたことと、母親になったことも理由のひとつかもしれません。脚を出すとヒール靴を履きたくなるのですが、子育てが始まって避けるようになりました。その分、フルレングスのパンツや、スカートやワンピースならロング丈を楽しんでいます」

今年4月に社会復帰したばかりの井上さん。アバレルブランドのウェブスタッフとしてブランドのPRをメインに行っている。

「もともと好きなブランドで、展示会に行ったときに『ウェブスタッフの席が空いてるよ』と声をかけていただいたことがきっかけです。業種も職種も未経験。SNSをメインとした仕事になるため、流行の動画を観ることも多く、気持ちが若返った気分です。

アパレルの中でもトレンドの動画があるので、編集や見せ方などを勉強しています。紹介した商品が売れたり、動画の再生数が増えたりすると嬉しいですね」

出産前は、派遣社員として勤務しながらウェブデザインの学校に通っていたそう。

「学校の課程を終えたら副業か転職でウェブデザイナーとして始動しようと思っていましたが、妊娠・出産でその勉強もお休みに。以前の職場に復帰はせず、今の会社に入りました。まずは社会復帰に慣れることが今年のミッションでしたが、少しずつ余裕も出てきたので勉強も再開していきたいと思っています」

社会復帰と同時に娘さんの幼稚園が始まったこともあり、今はてんやわんやの毎日。仕事と育児の両立は、好きなカフェ巡りをうまく利用しているのだとか。

 「毎週金曜日は『娘と二人でカフェの日』と決めていて、幼稚園の帰りにカフェに寄り道。お腹を空かせて家に帰って食事の支度に追われるよりも、カフェで娘のお腹と私自身の気持ちも少し満たしておけば、家事もはかどるんです。今はどうしても娘優先で自分のことは後回しにしがち。もっと自分の時間が欲しいなと思うことも多いですが、先輩ママは口をそろえて『あっという間に大きくなる』と言うので、今は娘優先を楽しもうかなと思っています」

気分を上げてくれるお守りアイテムや、どんな日でもバッグに絶対入れておきたい頼れるアイテム。井上さんにとっての“マイ・エッセンシャル”を拝見！

百円ショップで買ったビーズで娘さんがつくってくれたブレスレットは、家でお守りみたいに手首に着けているそう。「家事をしているときのテンションを上げたり、言うことをきかない娘にイラッとしたときの気持ちを静めてくれたり。目に入ると気分をコントロールしてくれる頼れるアイテムです」

上の２つはセブンｰイレブンの「チョコっとグミ」。「人気で完売していましたが、最近復活しました」。下の「HARIBO」は、持ち歩きやすい小さいサイズをセレクト。「HARIBOは小さい方が固くて美味しい。普通のサイズは開けても食べきれないので、娘と一緒に食べるのにちょうどいいサイズです」

右上のカラフルなヘアクリップは、ぱくちーひとみさんというアーティストのオリジナルヘアアクセ。「SNSで見つけて、たまたまポップアップをしていたので行ってきました。カラフルな色使いも“love yourself”というメッセージにもひとめぼれしました」

あとはすべて「POTETE」のもの。可愛らしいビジュアルに、髪をしっかり留める機能性も叶えるPOTETEのヘアアクセは娘さんと兼用で使っているものもあるそう。

きゅうり、大根、きくらげ、にら、ねぎが入った手作りキムチ。「娘の幼稚園のお母さんの中に韓国の方がいて、キムチをつくってその人に味をチェックしてもらうのが幼稚園のお母さんたちの間で流行っているんですよ。

キムチの基本のレシピを見て、唐辛子の粉、しょうが、にんにく、塩、はちみつ、塩こんぶなどを使用していますが、そのうち塩→塩麹、はちみつ→オリゴ糖と、腸活につながりそうなものは代用しています」

Jackets / TSURU By MARIKO OIKAWA

Tops / &.nostalgia

Pants / しまむら

Shoes / BIRTHDAY BASH

Bag / DISCOAT

娘さんがもっと小さいときは、コーデを考える余裕がなく、一枚でサマになるワンピ率が高めだったとか。最近ではパンツや重ね着アイテムを増やして、コーディネートを考えることが楽しいそう。

「休日コーデは夫も一緒にいるので小さめバッグも選択肢に。ウエットティッシュやおやつなどを入れた娘用の荷物は別のバッグに入れたり、夫に持ってもらったりできるので、おしゃれが楽しめます」

バイラーズに加入していちばん嬉しかったことは、バイラーズの友人ができたこと。「大人になるとなかなか友人づくりも難しいですし、まったくちがった環境にいる人は刺激になります。バイラーズは、働き方も様々で目標を持って努力している人が多い。勉強にもなりますし、自分も頑張らなきゃと思いますね」

毎月途切れることなく一定数のブログを公開している井上さん。スムーズにブログを書くコツは、忘れないうちに写真だけを用意しておいたり、タイトルや目次を先に入力しておいたりといった工夫にあるそう。体験の熱が冷めないうちに記事を更新するよう心がけていて「月末に翌月分の記事のテンプレートを、タイトルや写真だけを入れてあらかじめつくっておきます。記事の内容はざっくりと決めておき、もっとよいネタをあったときは差し替えたりして、月に４本は書きたいなと思っています」

昨冬投稿した「KALDIのお餅」の記事は、単月ではずば抜けてのヒットに。３年越しでゲットした念願のお餅への執念も、多くの人の心に響いたポイント。ブログを投稿した時期も、お餅が発売される直前と、タイムリーなタイミングもあって、多くの人が閲覧した。

「もともとKALDIが大好きで、お餅も大好き。ずっと気になっていた幻のお餅だったんです。一部店舗での販売ということもあり、KALDIでも公式でのアナウンスはされていなかったため、ブログにまとめてみました」

もう１つ昨冬ヒットしたのが「ヨーグルトメーカー」の記事。便秘が原因で虫垂炎になったことで始めた腸活について、麹調味料のつくり方が丁寧に記されている。発酵食品はもちろん、ヨーグルトメーカーを買って甘酒や麹調味料もつくるようになったそう。

画像をクリックで井上さんのヒット記事をチェック！

井上さんをはじめ、スーパーバイラーズは仕事にプライベートにアクティブに楽しみ、自分らしく発信する個性豊かなメンバーが勢ぞろい！ぜひチェックして！

撮影／沼尾翔平　ヘア＆メイク／YUMBOU（ilumini.）　取材・文／坂田圭永