忙しい方必見！ヘルシーランチでリラックスした週末を

繁忙期、こういったご経験ありませんか？
そんな私に見かねて、友人が西荻窪にある『ごゆるり』と言うとっても素敵なお店を紹介してくれました。
本当に疲れが取れて心があったまるリラックス空間でした。

※画像はごゆるりさんのアンケートを引用しています

ごゆるりさんは週に1度土曜日にオープンします。事前予約制になっており、まずは公式HPから行きたい日程を選択し予約をします。
日時が決まっているので並んだりすることもなく快適…！
驚くのはここからですが、なんと予約日の前の週になるとアンケートフォームが自身のメールアドレスに送られてきます。
好きな食べ物や嫌いな食べ物だけでなく、体調や悩み、『どんな食べ物が食べたいか』などとっても丁寧な質問が並んでいて驚きました。

こちらのお店、なんと毎週このアンケートをもとにご店主さんが来るお客様に合わせたメニューを用意していらっしゃるそうです。
なるほど、だから『一生に一度のひとさら』なのですね。同じメニューの日が一度も存在しない。
私は素直に「ダイエット中であること」「それでも気にせずたくさん食べたいこと」「日々忙しいため食事がずさんになっているが、これを機に健康管理に気を付けたいこと」をフォームに書いて提出しました。
こんなわがままな客のリクエストに応えて下さるお店があるのかしら…。

西荻窪駅を出て神明通り沿いに10分ほど歩いたところにあるのが『暮らしのいろいろ　ていねいに』というお店。
レトロな商店街にも馴染む白いナチュラルな外装。さっそくごゆるりの看板を見つけました。
『暮らしのいろいろ ていねいに』。こちらでは食べる、安らぐ、住む、学ぶにフォーカスした4つの事業を一つの店舗で行われています。わたしが本日伺う『ごゆるり』さんは土曜日のランチタイムを担当されているようです。

内装もとってもお洒落。少しレトロな感じが落ち着いて良いなと感じます。
迎えて下さったのはのご店主のりささん。眩しい笑顔が素敵な女性です。「まやさん来て下さるのとっても楽しみにしていました」初めて伺うにも関わらず私のことを名前で呼んで下さるのとってもうれしい…
「お仕事忙しそうだなと思って元気が出る料理を用意しました。今日はまやさんの要素もたくさん入れてみたんです」
事前アンケートに好きなものや色など様々なものを書いたのですが、こうやって使ってくださるのですね…本当に一人一人の方のアンケートと向かい合いながらメニューを考えられているのだろうと思うと頭が上がりません。
料理が出てくるまでしばらくのんびりとした時間を過ごします。

旬のお野菜をたくさん使ったヘルシーな料理が出てきました…！
お味噌汁までついています。ワンプレートランチなので一つのお皿に色とりどりの食べ物が盛り付けられています。見ているだけで心がワクワクする。

何よりも驚いたのはこちらのメッセージカードでした。
なんと店長のりささんが一人一人手描きのメニューを用意してくださっています。
「今日は来て下さってありがとうございます。ごゆるりでは同じメニューの日がないため、こうやってメニューを作っています。今日のメニューを説明します。」

ごゆるりさんでは、事前アンケートをもとにその週に来た方の要素を詰め込んだメニューを1皿にしているため、同じメニューの日が存在しません。
3月１２日のメニューは
・紫キャベツのゴマ酢
・桜えびのれんこん
・鶏ナススパイスカリー
・五目たきこみご飯
・ほっくりかぼちゃ煮
・菜の花のカッテージ白和え
・サーモン新じゃがコロッケ
・春やさいたっぷりオムレツ
・とうふとねぎ入り味噌汁
・おいもトリュフ

と、盛りだくさんでした。

そして、本日のメニューで私の要素の入ったものにはメニューカードに〇がついています。
ダイエット中な私のために、安心して食べられる紫キャベツ、そして菜の花のを用意してくださったようです。
また、卵が好きなのでオムレツがメニューに入っていました。
自分のことを考えて作ってもらえたごはん、とっても暖かい気持ちになりますよね。

元々は会社員生活を送っていたご店主のりささん。その生活は毎日が忙しく大変だったとのこと。
そんな彼女がなぜ『ごゆるり』を始めたのかお話をお聞きしました。

「元々食べることと、人にご飯を作ることが大好きなんです。」
りささんは、フードロス(本来食べられる食品が廃棄されてしまう現象)問題に心を痛めており、学生時代から食品ロス問題に取り組んでいました。サルベージパーティーの活動などを通し「食を通して人をハッピーにしたい」とより強く考えたりささん。
そんな彼女ですが社会人になって転機を迎えます。

「入った企業は学ぶことも多く楽しかったのですが、あまりにも忙しく無意識のうちにコンビニでごはんを買ったりするうちに、あんなにも真剣にフードロス問題に取り組んでいた自分が何も考えられなくなっていた現状に悲しくなりました」
りささんの飛び込んだ環境は学びも多い分過酷だったと言います。『パソコンの前で仕事をしながらごはんを食べる』食事が作業になっていく様子に心を痛めたりささん。

「忙しい人も誰かに優しくされて余裕を持つことで自分に優しくなれるんじゃないか」
そう考えたりささんは、2019年10月から会社員の傍ら『ごゆるり』を開業しました。

『人はどういうときに幸せを感じるんだろう。贅沢とか特別なことをするとかではなく
「自分って愛されてるなあ」とか、「必要とされてるんだなあ」って、愛とかあったかさを感じられるときなのではないでしょうか。
だからこそ、ごゆるりでは、ひとりひとりへの愛を詰め込んだ、あったかい時間・空間を提供していきたい。
愛を感じて幸せ〜って思えたときに、きっとその人は自分にも他の誰かにも、ちょっとやさしくなれると思うんです。』
(ごゆるりHPより引用)

現在は会社員を辞め、『ごゆるり』を中心に活動をされているそうです。