皆さん、こんにちは。市川友梨香です。
今回はサンローランの「スモーキングジャケット」をお届けします。
vol.5_女性に自信を与え続ける永遠のアイコンジャケット
幼い頃から、ジャケットをさらっと着こなすカッコいい女性に憧れていた私。学生時代から私のワードローブの大半はジャケットが占めるほど。ジャケットを手にしない日の方が少ない私なので、いつかはジャケットの原点、サンローランの黒のジャケットを、と願っていました。
サンローランが提案するスモーキングジャケットは、男性用のタキシードをアレンジし、クールな女性用のスーツに仕立てあげたもの。もともとタキシードジャケットは、社交界で男性がタバコを吸う際に衣装にニオイがつかないように、と羽織るためのアイテムでした。
誕生は1966年。当時はまだ男性のみが着用を許されていたタキシードを、イヴ・サンローランが新しい女性のエレガンスとして世に提案をした、歴史ある革新的なアイテムです。
今でこそ女性がマスキュリンなジャケットにヒールをあわせる装いが当たり前ですが、まだまだ女性の社会進出がなされていなかった当時は斬新な提案でした。
肌を出さずともどこか官能的。マニッシュな強さがあるからこそ、女性の魅力が引き出される、唯一無二のジャケットだなと感じます。
特徴はサテンのピークドラペルにくるみボタン。そして、フラップポケット。ドレスアップはもちろんのこと、Tシャツに羽織れば肩の力が抜けた大人なカジュアルスタイルもはまるので、意外と日常にも落とし込みやすいデザインです。
数多あるコレクションの中から私が選んだのは、2023秋冬のランウェイで発表された、こちらのジャケットでした。
力強いパワーショルダーと、細くシェイプされたウエストにかけての計算されたシルエットに、一目惚れ。この肩から腰にかけてのコントラストが、本当にエレガントで。このジャケットを手に取るたびに胸が高鳴ります。どこを切り取っても完璧な、自立した女性像を映し出す、美しい仕立てのジャケットです。
これから先何年も、いや、何十年も。心をときめかせながら、大切に着続けたい。そして歳を重ねる度に、このジャケットが似合う自分になっていきたいなと思っています。
羽織るだけで背筋が伸び、今日も自信を持って歩めそう、という気持ちにさせる。
社会の荒波に揉まれながらも、前を向いて生きる女性たちに寄り添い、どんなときもパワーを授けてくれる。サンローランのスモーキングジャケットはまさに、"自信を羽織る"名品です。
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市川 友梨香