新たな「始まり」の上半期から、「成長」の運気へと切り替わっていく2023年下半期。これから何を選び、育てていけばいいのか? 鏡リュウジさんに、5つの開運のキーワードを教えてもらいました。
鏡リュウジさん
1968年、京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。心理占星術研究家・翻訳家。新装版『魂のコード』(ジェイムズ・ヒルマン著 鏡リュウジ訳/朝日新聞出版)が好評発売中。
どうなる? 2023年下半期【5つの開運キーワード】
【アクション】
金銭感覚を見直し、新たな価値を学ぶ
【開運のヒント】
状況、感情のゆらぎを恐れることなく調整する
【アイテム】
カトラリー
財布
ライフログ手帳
【世界情勢】
医療や農業、世界の経済変動に注目を
【カラー】
自然を思い起こす「グリーン」を身につける
「スタート」から「持続」へ。いびつさに気づき、見直す動きも重要に
「マネー」や「大地」「五感」を象徴する牡牛座に星々が集まってくる2023年下半期は、世界的に経済の動きが変わり、通貨の概念などが変化する可能性があります。
キャッシュレス経済が発展する一方で、不要品を捨てずに必要な人同士で融通し合う物々交換が注目を集めるなど、これまでの為替や株といった見えないお金による資産形成、経済観に変化が生まれ、ダイナミックな動きが出てくるかもしれません。
また、平等や多様性といった理念から生み出されたものに批判や疑問が寄せられ、本質を見失っていたものは見直し、軌道修正することになりそう。
さらには、医療や看護、介護の分野での燃えつきが社会問題化し、高い職業意識だけではカバーしきれない部分をどうケアしていくのか考える場面も出てくるでしょう。
世の中はデジタル化し、ChatGPTに代表されるAIテクノロジーやアバターなども浸透していきそうですが、同時に、野菜を育てて食べる、ライフログをつけて自分がどう生きたか確かめるなど、生身の人間としての“肌感覚”の重要性もクローズアップされそうです。
原文/浅島尚美〈説話社〉 イラスト/Qoonana ※BAILA2023年7月号掲載