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生理のこと、家族の間でどう話す? 益若つばささんが息子さんに伝えていること

一緒に過ごす人を気づかったり、忙しく働いたり。頑張り屋な人ほど、「自分が我慢すればいい」と思ってしまいがちな生理の症状。“話して、理解してもらうこと”でちょっと気持ちがラクになるかも。日常的に息子さんと生理の話をしている益若つばささん。その裏には「息子のために自分を大切にしたい」という思いがあるという。

話すって誰とどう話すの?×子ども《益若つばささん&息子さんの場合》

益若つばさ

益若つばさ


1985年10月13日生まれ、埼玉県出身。コスメブランド「CandyDoll」、つけまつげブランド「DOLLY WINK」を手がけるほか、季刊誌『TOKYODOT』の編集長を務めるなど、マルチに活躍。登録者数24万人以上を誇るYouTubeチャンネル(@tsubasamasuwaka1013)では、ファッション&メイクから、生理、避妊リングなど、様々なテーマを取り上げる。

息子のためにも自分を大切に。 セルフケアの延長線上に 生理の会話がありました

“息子のためにも自分を大切に。セルフケアの延長線上に生理の会話がありました”

Q.息子さんに生理をどう説明した?

息子に生理を教えよう!と思ったことはなくて、日常的に話しているんですよ。私自身、生理は恥ずかしいもの、という意識がまったくないので……“今日ママお腹痛いんだ”“どうしたの?”“生理痛”という感じの会話は、5歳くらいからしていますね。生理の仕組みについては、理解できる年齢になってから話したかな。私はよく自宅に友人を招くので、私たちの会話から学んでいることも多いですね。その際にPMSなど、息子が知らない単語が出ると、簡単な説明を加えています。生理に限らず、何事も答えはひとつじゃないから、私以外の大人の意見を聞ける環境づくりを意識しています。

Q.子どもとの生理の会話を発信する理由は?

私は生理を一切教えられずに育ち、生理が来たとき、パニックになったんです。あまりの恥ずかしさから家族にも言えず、隠すために下着を捨てていて。学校でも、“小柄な子は初潮が遅い”などの偏った知識が広まっていたせいで、早く来た自分は異常だと感じていました。それらを振り返ったときに、子どものときに生理を学んでいたら経験せずにすんだのに、と気づいて。避妊や性病に関する動画同様、自分の発見が少しでも社会の役に立てばいいな、という気持ちで発信しています。中でも反響が大きかったのが、息子に生理用品を買ってきてもらったエピソード。賛否両論ありましたが、“そういう家庭もある”と知ってもらえただけで、意義があったと感じていています。

Q.生理を話すことでポジティブな変化はありましたか?

出産後、数年は、完璧な母親にならなきゃ!と思い込んでいて。シングルマザーとして父親と母親の両方の役割や、仕事、家事、育児を完璧にこなそうとしては、体を壊して、“自分はダメな母親だ”と落ち込み……。息子のために頑張っているはずなのに、子育てとはこうだ!と勝手に決めつけて、自分で自分を追い込んでいる状態にハッとし、無理をやめて自分を大切にしようと思い直したんです。体調が悪いときは、素直に息子に伝えて家事を休む。セルフケアを徹底していった延長線上に、自然と生理の話題がありました。不調を共有できる関係性は精神的にも支えになったし、心に余裕ができて、より優しくなれた。結果、生理を話すことが自己愛につながりました。

“子どもに生理を教えるリスクってなんだろう? 恥ずかしくて 下着を捨てていた自分のためにも正しい生理の知識を伝えたい”

息子もYouTubeに出演中

とっても優しくて自慢の息子♡ 中学2年生です!

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「全寮制の中学へ進学し、普段は離れ離れ。私が中学の頃と比べると、驚くほどピュアです。好きな子ができたら、避妊や妊娠について話そうと思っています」

撮影/花村克彦 ヘア&メイク/五十嵐夕子 取材・原文/中西彩乃 ※BAILA2022年10月号掲載

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