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おりものが茶色や黄色っておかしい? 量が多いのは病気の可能性あり?【医師が回答! 30代・40代の生理・妊娠悩み&疑問】

30代・40代の生理のお悩みや疑問に、人気産婦人科専門医がお答え! 今回は、「おりものの色や量」について聞きました。

茶色や黄色、量が多い……おりものがおかしいのは病気?

黄色や茶色、量が多い……おりものがおかしいのは病気?

kei907/shutterstock

30代・40代女性の、おりものの色や量に関する「リアルな生理・妊娠悩み&疑問」!

・「おりものの量が尋常ではなく、悩んでいます。ショーツがサラサラの日はめったになく、何かしら出ている日がほとんど。婦人科で性病検査をしてもらいましたが、特に異常なし。セックスのときは、おりものが出ているので濡れている=感じていると彼に勘違いされていますが、実際は気持ちよさは特に感じていません。汗かきなのでそのせいかも?とも疑っていて、最近はデートの日は水分補給を控えています」
 
・「生理前になると黄色や茶色のおりものが出ます。普通は透明か白とネットで見て、不安。ここ数年パートナーはおらず、セックスはしていません。公衆トイレなどで何かうつったのでしょうか?」

医師がお答え!

【監修】
稲葉可奈子先生

産婦人科専門医 関東中央病院産婦人科 医長

稲葉可奈子先生


京都大学医学部卒業、東京大学大学院にて医学博士号を取得。現在は関東中央病院産婦人科で医長をつとめる。「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」代表理事。産婦人科診療の傍ら、子宮頸がん予防や性教育など、生きていく上で必要な知識や、正確な医療情報とリテラシー、育児情報などを、SNSやメディア、企業研修などを通して発信。プライベートでは、四児の母。

おりものの色や量はさほど気にしないでOK。かゆみや出血まじりには注意!

「医学的には、おりものはそんなに気にしないでよいもの。“おりものは健康のバロメーター”、“健康的なおりものの色はこんな色”といった主張を見かけることもありますが、細かいことは気にしないでOK。多少色が濃かったり、量が多かったとしても、正常の範囲内であることがほとんどですので、安心してください。

おりものの量は排卵の時期にはやはり増えますし、個人差も大きいです。適切な量という概念自体もないので、『どのくらいの量なら普通?』といった具合に気にしなくても大丈夫。おりものの量は基本的にコントロールできるものではありませんが、低用量ピルを飲んでいると少し減る傾向はあります。あまりに量が多くて心配という方は、婦人科に相談にいくとよいでしょう。

質問者さんのように、おりものの量が多いと潤うので、性交渉をしやすいと感じることはあるかもしれませんね。逆に、閉経後には女性ホルモンの減少によりおりものの量も減るのですが、そのせいで性交渉時に痛みを感じる方が増えます。

色や量は気にしないでよい場合がほとんどですが、かゆみがあったり、おりものの状態がモロモロしていて明らかにおかしい場合は、カンジダなどの可能性があるため、婦人科を受診しましょう。

茶色っぽいおりものを心配される方は多いですが、生理の始まりや終わりがけに出るおりものには出血が混じって茶色っぽくなります。この状態でしたら、まったく問題ありません。ただ出血が混じったおりものが生理前後以外も続く場合は、子宮頸がんや子宮体がんなどの病気などの可能性があるため、婦人科を受診してください」

量は気にしないでよいケースがほとんど。出血が続いたら婦人科へ!

取材・文/櫻木えみ

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