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【風間俊介の“答えを出さない”人生相談所】女友達のパートナーとの距離感が難しい。どう付き合えばいいですか?

【風間俊介の“答えを出さない”人生相談所】女友達のパートナーとの距離感が難しい。どう付き合えばいいですか?

正解を教えてほしいわけじゃない。でも、誰かに話を聞いてほしい——。そんな働く大人たちのモヤモヤに、風間俊介さんが独自の視点で向き合う連載。今回のお悩みは、女友達のパートナーとの距離感について。ひと味違う(?)アドバイスに、ほっと心をなでおろせるような。風間さんが全力で励ます相談所、開店中です。

風間俊介

風間俊介


かざま しゅんすけ●1983年生まれ、東京都出身。俳優として多くのドラマ、舞台、映画等で活躍し、数々の賞を受賞する実力派。俳優業以外にも、バラエティ番組や情報番組等でもマルチに活躍する。現在NHKハートネットTV『フクチッチ』では司会として出演中のほか、ドラマ「Tokyo middle 30」(フジテレビ系)にも出演中。

Vol.3 女友達のパートナーとの距離感が難しい

仲のいい女友達が結婚後、毎回のように「彼もいい?」と旦那さんを連れてきます。旦那さんがいる手前彼女と話したい話もできなかったり、気をつかったり……だんだんと会う約束をするのが億劫になってきてしまいました。仲のいい友達のパートナーとの距離感の正解が知りたいです。(アパレル・32歳)

友達の旦那は「友達」ではない。積み重ねてきた時間も関係性も違って当たり前

イラスト

これに関しては逆パターンも存在しますよね。たとえば、地元の男友達の集まり。そこになぜか、彼女を連れてきちゃうヤツがいたりして。そうなると、ついつい思ってしまうんですよね。「僕たちは何十年という時間をかけて友情を築いてきた。彼女になったからといって、急に同じステージに上がった気持ちにならないでいただけますか」って。ただ、それはすべての彼女に思うわけじゃなくて、中にはそう思わない彼女も。その違いはきっと、距離感と心づかいなんだと思います。この相談者さんの場合も「女友達に旦那さんを紹介する会」であったら、なんの問題もなかったと思うんです。そこには「はじめまして」の気づかいや、「今日は皆さんが集まっている中に旦那として参加させていただきます」という分をわきまえた対応が必要になってくるから。そうなれば、こっちも「どうぞ」の気持ちになるじゃないですか。でも、そこを軽々と飛び越えて、いきなり「友達」フェーズに入ってくるからモヤッとしてしまう。よく知りもしないのに「友達だよね」のテンションで何度も現れ、当たり前のように目の前にいるから、こっちも「え、どうして?」の気持ちになってしまうんだよね。

人間関係は自分でつくり上げないと完成しません。誰かに誘われて高レベルのパーティに参加したとしても、自分が高レベルな人間になれるわけじゃない。誰かのつき添いで参加できても、その仲間になれるわけじゃないんだよね。僕自身、仕事でいろんなチームに参加しますが、そのときは礼儀を大切に、「お邪魔します」の気持ちをちゃんと持つようにしています。その人たちが頑張ってつくってきた世界があって、自分はそこにお邪魔させていただくのだから、それは至極当たり前のこと。間違っても「オレがきてやったぞ」なんて思ってはいけない。そんなの論外中の論外ですよね。

僕が相談者さんの立場ならどうするか。相手が親友だったら「おまえのことは好きだけど、今の彼女のことは好きになれないから、また別の機会に」ってハッキリ伝えるんじゃないかな。ただ、そうじゃない場合はやり過ごしてしまうかもしれない。心の中に芽生えた嫌悪感の処理は時間に任せるしかないかな。まるで、土の中に埋めたものが分解されて自然に戻るのをじっと待つようにね。それは苦手な人に出会ったときの、僕のいつもの対処法。ただ、この処理方法は、豊かな土だと早いんだけど、土がやせていると遅くなる。土(自分)の調子のよさも求められるんだけどね。

この相談者さんにメッセージを届けるとしたら「億劫なことになりましたね」。友達が空気の読めない旦那と結婚してしまったことも残念だし、そんな旦那のせいで友達との関係が変わってしまう怖さもあるだろうし。その気持ちはすごく理解できるから。でも、悲しいかな、一生変わらないものなんてこの世にはなくて。環境や状況の変化とともに「その人」も「その人との関係」も自然と変わっていくんだよね。寂しいけれど、それはきっと「お互いさま」。思いを伝えても、待ってみても、旦那がくっついてくるようならば、友達は新しい世界へと旅立つときが来たのだと、そう思い笑顔で送り出すしかないよね。いつか状況が変わればまた楽しい時間が戻ってくるかもしれない。「そのときにまた会いましょう!」ってね。

「億劫」と感じるあなたは変じゃない。大丈夫、その「億劫」は間違っていない。

▶︎風間さんへのお悩み、随時募集中です!

撮影/延命悠大 ヘア&メイク/清家いずみ スタイリスト/手塚陽介 コラージュアートワーク/花梨〈étrenne〉 イラスト/藤原琴美 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2026年10月号掲載

BAILA編集部

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30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。

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