ドラマ「First Love 初恋」で、佐藤健さん扮する並木晴道の若き日を演じ、一躍注目を集めた木戸大聖くん。知られざるルーツと、野心あふれるこれからについて。インタビュー前中後編の中編です。
Q 友達からどんな性格って言われる?
A 何事にも全力。無我夢中
好きなことに情熱的になりすぎて周りが見えなくなるし、かなりの負けず嫌い。最近、撮影現場でもその性格が発動されました。監督が共演者の方に対して、「その芝居、面白いね」と褒めていて。「あー、くそー!」って、めちゃくちゃ悔しかった(笑)。
Q 昔から変わらずずっと好きなものは?
A 『ONE PIECE』
フィギュアを集めていて、実家にあるものを合わせると40〜50体はあります。好きなキャラクターはエース。ガチのファンです。ちなみに漫画は単行本で読む派なので『週刊少年ジャンプ』派の方はくれぐれもネタバレのないようにお願いしたいです(笑)。
Q 最近好きになったものは?
A ゴルフとサウナ
ゴルフは数年前からの趣味ですが、最近は月2回行くくらいサウナ好きに。去年、「日立世界ふしぎ発見!」のロケで北極点を目指すクルーズ船に乗船させてもらったときに、船内にサウナがついていて。毎日のように入っていたら、ハマっちゃいました。
Q 好きなフレーバーは?
A SHIROのホワイトリリー
ここ数年で気づいたんですけど、僕、人より鼻がいいみたいで。周りが感じないにおいも敏感にかぎ取っちゃうので、苦手なにおいもあるんです。でもホワイトリリーはすごく上品で爽やかだし、香りが“ザ・香水”みたいにキツくないのも気に入っています。
Q 元気が出る食べ物は?
A 焼き肉!
好きな食べ物はほかにもいっぱいあるけれど、元気が出るのはやっぱり焼き肉です! 特に行きつけやお気に入りのお店があるわけではなく、もう、焼き肉が食べられるならどこでも嬉しいです(笑)。好きな部位は、ハラミと牛タン。タレよりも塩でいきたいタイプです。
Q 一人○○はできるタイプ?
A 一人旅にも行きます
高校生の夏休みに、青春18きっぷを使って初めて一人で東北を巡る旅をしました。人見知りだった僕にとって、感受性を磨く度胸試しのような旅。定食屋のご夫婦に優しくしてもらったり、震災の爪痕が残る景色を目にしたり……今でも強烈に思い出に残っています。
Q これだけは負けない特技は?
A “くしゃみ”の演技
大胆にするパターンや出そうで出ないパターン、いろんなバリエーションができます。特徴的なくしゃみをする親戚のことを、小さい頃から真似していたおかげかも!? 特に練習したことはないけど、役者になってから謎にクオリティを評価されるようになりました。
Q どんな30歳になりたい?
A 同性から見てかっこいい人
会話にクレバーさが感じられたり、スマートに行動できる人が理想。かっこいいと思うのは、お店の予約とかみんなのスケジュール調整とか、面倒くさいと思うことを「いいよ、俺やるよ」とさらっと言える人。今の僕は……甘えちゃってます(笑)。
Q 家族構成は?
A 父、母、3歳下の妹
母親は争いを好まない温厚な人で、僕の負けず嫌いは父親から受け継いでいます。妹は子どもの頃からCAになる夢を持っていて。コロナ禍で採用がなく一度は別の職種に就職しましたが、僕が「First Love 初恋」の撮影中に再度挑戦して夢をかなえました。
Q 言われて嬉しいことは?
A 「若く見える」も嬉しく感じるようになりました
昔はそう言われることが嫌だったんです。でも今は若く見えることも自分の個性だし、役者としての武器にしたいと思っています。ほかに言われて嬉しいのは「同じこと思ってた!」みたいな、共感の言葉。単純だけど、「一緒にいると楽しい」も嬉しいです。
ジャケット¥33000/ビームス 原宿(ビームス) 靴¥25300/クラークス ジャパン(クラークス オリジナルズ) その他/スタイリスト私物
Netflixシリーズ「First Love 初恋」
出演/満島ひかり、佐藤健、八木莉可子、木戸大聖ほか
監督/寒竹ゆり
Netflixにて独占配信中
1990年代後半の北海道。高校生の也英(八木莉可子)とクラスメイトの晴道(木戸大聖)は恋に落ちる。ところが大学生になった也英にある悲劇が起こり、二人は別々の道を歩むことに……。宇多田ヒカルの楽曲にインスパイアされて制作された。
木戸大聖
きど たいせい●1996年12月10日生まれ、福岡県出身。2017年から芸能活動を開始。主な出演作は教育エンターテインメント番組「おとうさんといっしょ」、映画『大怪獣のあとしまつ』ドラマ「First Love 初恋」など。
撮影/田形千紘 ヘア&メイク/松岡奈央子 スタイリスト/井田正明 取材・原文/松山 梢 ※BAILA2023年5月号掲載