クラシック音楽に魅了された各界の著名人に聞いた「MY BEST 3」を発表! 今回はモデル、タレント 市川紗椰さんのお気に入りのナンバーをご紹介。
モデル、タレント
市川紗椰
1987年、愛知県生まれ。モデル、タレントとして活動。音楽、鉄道、相撲など幅広い知識と趣味からテレビやラジオのパーソナリティとしても活躍。
① 「トゥーランガリラ交響曲」 メシアン
【収録盤】
指揮:リッカルド・シャイー、演奏:ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)、原田 節(オンド・マルトノ)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団『メシアン:トゥーランガリラ交響曲』(ユニバーサルミュージック)
② 「セレナーデ」 シューベルト
【収録盤】
シューベルト「セレナーデ」のほか、モーツァルト「ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調」など全9曲を収録。演奏:ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)『ホロヴィッツ・アット・ホーム』(Deutsche Grammophon)
③ 「ピアノ協奏曲第2番」 ラフマニノフ
【収録盤】
指揮:レオポルド・ストコフスキー、ユージン・オーマンディ、演奏:セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)、フィラデルフィア管弦楽団『ラフマニノフ自作自演~ピアノ協奏曲第2番&第3番』(RCAレッドシール)
思考をリセットしてくれる幾何学的な音の連なり
「4歳からバイオリンを習い始めたので、クラシック音楽は自然と日常で耳にするものでした。移動中などに聴くことが多いのですが、頭の中をスッキリと整理したいときには数学的な美しさのある近現代音楽をかけています。とくに愛を表現したメシアンの『トゥーランガリラ交響曲』が大好きで、聴くたびに楽しかったり悲しかったり、感じ方も様々。自分の感情のバロメーターになっています。またドキュメンタリー番組で耳にしてからお気に入りになったのは、シューベルトの『セレナーデ』。メロディの美しさを感じるため、あえてピアノ版で聴いています。王道のところではラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』。ベタと言われても、やっぱりすごくいい曲。本人が弾いている貴重な収録版も残っていているのですが、思った以上に早くて軽快。意外性が楽しめるので、ぜひ聴いてほしいです」
取材・原文/池田旭香 ※BAILA2024年10月号掲載