クラシック音楽に魅了された各界の著名人に聞いた「MY BEST 3」を発表! 今回は歌手、ピアニスト 小林萌花さんのお気に入りのナンバーをご紹介。
歌手、ピアニスト
小林萌花
2018年「BEYOOOOONDS」のメンバーとして、ハロー!プロジェクトに加入。音楽大学を卒業し、ピアニストとしての一面も。
① 「英雄ポロネーズ」 ショパン
【収録盤】
ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインが演奏する「英雄ポロネーズ」など、ショパンの名作を全9曲収録。演奏:アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)『ショパン:ポロネーズ全曲』(BGMジャパン)
② 「交響曲第7番」 ベートーヴェン
【収録盤】
ヨハネス・ブラームスの「チェロ・ソナタ」第1番と第2番を収録。演奏:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)『ブラームス:チェロ・ソナタ集』(ユニバーサルミュージック)
③ 「チェロ・ソナタ第1番」 ブラームス
【収録盤】
カラヤンのベートーヴェン解釈の総決算ともいえる。指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン、演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団『ベートーヴェン:交響曲第2番&第7番』(ユニバーサルミュージック)
クラシック音楽を聴くことであらゆる感情を倍増
「ショパンの『英雄ポロネーズ』は、私の原点ともいえる曲です。ピアノを始めたばかりの頃に母が家で毎日クラシック音楽をかけていたのですが、その中で『英雄ポロネーズ』を聴いたときに『これを弾けるようになりたい!』と思い、練習を頑張ったことを覚えています。今でも耳にするたびに初心に返ることができる一曲です。ベートーヴェンの『交響曲第7番』はドラマ『のだめカンタービレ』のテーマ曲にもなっていましたが、まるでポップスのようにキャッチーなフレーズがクセになります。私はクラシック音楽を聴くとそのときの気持ちが倍増するので、ハッピーな気分のときはこの曲でテンションをグッと高めています。またチェロの美しい音の響きはもちろん、ブラームスのよさが全面に出ている『チェロ・ソナタ第1番』は心にしみる名曲。秋の紅葉シーズンになると、とくにこの曲が聴くたくなります」
取材・原文/池田旭香 ※BAILA2024年10月号掲載