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働く30代女性に刺さる悩みが満載! 「ベイビー・フィーバー」シーズン2をレビュー【海外ドラマナビ】

海外ドラマに詳しいライター・今 祥枝と編集・ぴらが、働く女性におすすめのドラマをピックアップ! 今回は、 働く30代女性に刺さる悩みが満載の「ベイビー・フィーバー」シーズン2をレビュー。

ナビゲーター

今 祥枝&編集ぴら

今 祥枝&編集ぴら


今 祥枝(左)●23年より米ゴールデングローブ賞の国際投票者。
編集ぴら(右)●「エミリー、パリに行く」シーズン4のピエールマルリーのアイウェアが最高に可愛い!

「子どもが欲しい!」と焦る不妊治療医。働く30代女性に刺さる悩みが満載!

 検査の結果、妊娠できるのは残り半年であることが発覚した不妊治療医のナナ。酔った勢いで発作的に精子バンクから元カレの精子を強奪。自分自身に注入するという、ド級の過ちから物語はスタート!

編集ぴら(以下ぴ) 気持ちはわかる……。けれどダメなものはダメ。一人で育てるの? 父親である元カレには伝えるの? 仕事はどうするの? そしてナナ自身も直面している子どもが自らの出自を知る権利、さらに窃盗について。問題が次々と浮上します。

 テーマは重いけど、ドライでユーモアもある作風で楽しく観られる。道徳的にはともかく、タイトルのとおり「子どもが欲しい!」と熱に浮かされたようになる感じもよくわかる。

 忙しく働く女性に刺さる悩みが満載で、私にもぶっ刺さり! まずは忙しくても検査に行くことから始めないと……。

 ナナが不妊治療医として患者と会話する中で、自分自身の問題と向き合わされる構造も秀逸だよね。

 夫婦、男女の親友、ゲイやレズビアン、女性一人など様々な人が通院してきますが、「子どもが欲しい」という願いは共通しています。どのようにして授かるのか、どう育てていくのか、あらゆる患者が自分たちなりの考えで悩み、結論を出している姿に医学の進歩と価値観の多様化を感じます。


 シーズン2では、正解のない子育てに悪戦苦闘するナナの悩み多き日々が展開。

 不妊治療医として、子どもを望む患者に「すべての母親は完璧なの?」と詰め寄られるシーンには、はっとさせられました。

 ぶっ飛んだ設定だけど迷える女性のリアルな葛藤は共感度満点。男女のジェンダー非対称性について、あらためて考えてみるきっかけにもなると思うので、ぜひ!

「ベイビー・フィーバー」シシーズン2 Netflixシリーズ 独占配信中

©2024Netflix

「ベイビー・フィーバー」シーズン2
不妊治療医のナナは、自分の妊娠可能な期間が残り半年だとわかりショックを受ける。そんな中、酔った勢いで元カレの精子を使い人工授精してしまう。元カレは復縁したがっておらず、様々な問題に直面しながらも出産し、子育てに奮闘する姿を描く。クリエイターたちの実際の不妊治療の経験を反映した、デンマーク発のコメディ・ドラマだ。「ザ・ナース」のヨセフィーネ・パークがナナを好演。

Netflixシリーズ 独占配信中

イラスト/chii yasui ※BAILA2024年11月号掲載 ※配信情報は記事掲載時点のもので、変更になっている場合や、配信が終了している場合があります。

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