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【 #三代目JSOULBROTHERS #岩田剛典 さんインタビュー〈後編〉】未来を変えるのは、自分次第【BAILAhomme掲載】

ワイルドで熱く、やんちゃながらまじめでクール。岩田剛典という男は、ひとつでは形容できない。アーティストとして俳優として、その胸の内を探るインタビュー、前後編の後編。

岩田剛典インタビュー〈前編〉はこちら

後輩たちに「こういう生き方もあるよ」って、新しい道を提示したかった

岩田剛典  後輩たちに「こういう生き方もあるよ」って、新しい道を提示したかった

自分には何ができるのか。証明したくて、俳優業を開始

日本を代表する人気ダンス&ボーカルグループのEXILEと三代目 J SOUL BROHTERSにおいて、パフォーマーとして活動する岩田さん。確固たる地位を築きながらもそれだけにとどまらず、俳優としての活躍も話題だ。ただその出発点は、意外なことにコンプレックスからだったという。

岩田剛典  自分には何ができるのか。証明したくて、俳優業を開始

「今35歳なんですが、グループとして活動しているときは青春を感じさせてもらっていて、なんて言うか仕事だけれど仕事じゃないような感覚なんです。多分それは、僕がパフォーマーだからなのかも。デビュー当時からグループ内での役割は決まっていて、そこは揺るぎないものなんですよね。ボーカルはグループを背負う存在で、パフォーマーは言わば縁の下の力持ちといったポジション。その中でも、どう自分を認知してもらうかを軸に約14年活動してきたけれど、俳優業を始めようと思ったのは、まさにコンプレックスがあったからなんです。貢献、って言葉はまじめすぎちゃうかもしれないけれど、自分はグループ内でも武器が少ないメンバーだと思っていたので、自分には何ができるのか、何かを成し遂げたい気持ちがあったんですよね。そうしないとほかのメンバーとの張り合いも生まれないというか。だから俳優業を始めたし、その撮影の現場で、ものすごく多くの人たちから『歌はやってないの?』って言われて。それがきっかけで、ソロアーティストの活動も始めることになったんです。失敗も成功も全部自分で背負わなくちゃいけないけれど、挑戦したり戦ったりしながら、また違うベクトルで“仕事してる!”って実感しています。その上で自分に返ってくるものを、またグループ活動に還元できたらいいですよね」

岩田剛典

さらに、自分のこの先の人生についても、冷静に見つめている。

「パフォーマーは体が資本。俳優は年齢とともに演じられる役柄に幅が生まれるけれど、これから先、年齢を重ねたら若いときと同じようには踊れなくなるのは事実だと思うんです。どこかで絶対にリミットが来てしまうということを10年前から意識しながら活動してきて。一本道の美学もあるかもしれないけれど、今こうやって色々なお仕事をさせていただいていることは、後輩たちに新しい道を見せられた気がしています。自分でも俳優やソロ活動をしていなかったらどうなっていただろうとも考えるけど、人生をどう生きるのか、自分次第で変えていけると思っているので」

岩田剛典  ソロアリーナツアーの成功が自分の心の大きな支えに

ソロアリーナツアーの成功が自分の心の大きな支えに

2月に発売になるニューシングル『Phone Number』に収録された『Get Down』と『MVP』の2曲は、岩田さん自身が作詞を担当した。そこには、怒りにも似たエモーションに満ちあふれた言葉が並ぶ。

「まさにそのとおりで、反骨心が自分のエネルギー源ですね。コンプレックスの裏返しというか、周りの庭を見て羨ましいと思う気持ちとかいまだにありますし。とは言え、2曲とも作詞した時期の自分の中にあった『なにクソ!』っていうメンタルがかなり反映されているかも。今は大分落ち着きましたけどね。それは多分、去年ソロアリーナツアーを成功させたことが大きいかな。正直、責任をすべて背負って、ソロアーティストとしてステージに立つのは気持ちよかったです。HIROさんも「すごいよ」って言ってくれたけど、ソロ活動する上でドームやアリーナツアーを絶対にするって決めていたんで、2年で実現できたことは心の大きな支えになりましたね」

岩田剛典  人生をどう進んでいくのか。未来を変えるのは、自分次第だと思ってる

人生をどう進んでいくのか。未来を変えるのは、自分次第だと思ってる

岩田剛典

岩田剛典


いわた たかのり●1989年3月6日生まれ、愛知県出身。ダンス&ボーカルグループのEXILEと、三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー。2022年にソロアー ティストとしてデビューしたほか、俳優としても活躍中。

New Single『Phone Number』

New Single『Phone Number』
2月12日発売 通常盤¥1500、ほか5形態
ユニバーサル ミュージック
「リード曲の『Phone Number』は、僕の中で昭和歌謡的なムードを感じるんです」と、岩田さん。大人の恋愛模様を想起させる楽曲のほか、魂の叫びを感じる本人作詞の2曲までも楽しめる、まさに多面性あふれる一枚。

ジャケット¥520300・レザーベスト(参考商品)・花柄シャツ(参考商品)・パンツ¥220000・靴¥198000/すべてボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ ヴェネタ) アクセサリー/本人私物

記事が続きます

撮影/ISAC〈SIGNO〉 ヘア&メイク/下川真矢〈BERYL〉 スタイリスト/渡辺康裕 取材・原文/森山和子 構成/渡辺敦子  ※BAILAhomme vol.4掲載

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