SNSでも大人気の料理家・管理栄養士、長谷川あかりさん。簡単でおいしく、体に優しい“ご自愛ごはん”のレシピを月2回ご紹介いたします。第9回のレシピは、お疲れ気味の日もするりと食べられる「鶏ひき肉とアスパラガスの和風あんかけ丼」です!
鶏ひき肉とアスパラガスの和風あんかけ丼
今回のレシピは、春から初夏にかけて旬を迎えるアスパラガスを使った「鶏ひき肉とアスパラガスの和風あんかけ丼」。
「市販の出汁の素などを一切使わず、鶏ひき肉と昆布の出汁をベースに作るほっとする味わいのあんかけ丼。アスパラガスからもいい出汁が出て、ひと口味わうごとに癒されます。あんかけは温めたお豆腐にかけても◎。取り分けた鶏昆布出汁を付け合わせのスープに変身させれば、大満足の献立に!」
材料&作り方はこちら!
材料(2人分) 所要時間/約20分
ごはん 2人分
アスパラガス 1束
A 水 3カップ(600ml)
A 鶏ももひき肉 150g
A 昆布 5g
B 塩 小さじ1/4
B 味噌 小さじ1
B 薄口醤油 小さじ1.5
B みりん 小さじ1
水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1を水大さじ2で溶いておく)
トッピング:白髪ねぎ適量
①アスパラガスを斜め切りにする
アスパラガスは根元の固い部分を切り落とし、下1/3はピーラーで皮を剥いて斜め切りにする。
②鶏ひき肉と昆布で出汁をとる
小鍋にAを合わせてざっと混ぜたら中火にかける。沸騰後弱火で10分煮込み、鶏昆布出汁をとる(アクがでたら軽く取り除いておく)。時間が経ったら昆布を取り出し、鶏昆布出汁を1と1/2カップ(300ml)取り分けておく。
③出汁にアスパラガスと調味料を加えてあんかけを作る
②の鍋にアスパラガスを加える(写真左)。2~3分煮込んだらBの調味料を加え、ひと煮立ちさせる(写真右)。一度火からおろしよく混ぜながら水溶き片栗粉を加えたら再度火にかけ、煮立たせたら火を止める。
④ごはんを盛りつけてあんかけをかける
器にごはんを盛り付け、③をかける。白髪ねぎをトッピングしたら完成。
完成! 鶏ひき肉とアスパラガスの和風あんかけ丼
「今日は疲れたな……というときに『体にやさしいあんかけ丼が食べたい!』と思って作ったレシピ。当初、味噌は入れていなかったのですが、濃い味が好きな夫のためにほんの少し加えてみたら大正解! コクと風味がアップして、濃い味が好きな方も薄い味が好きな方も大満足の、ちょうどいい味わいになりました」
献立:プラスワン副菜「鶏昆布出汁と春にんじんの生姜スープ」で栄養バランス&彩りアップ!
「メインを作る際にとった出汁と旬のお野菜でもう一品。甘い春にんじんと、うまみたっぷりの鶏昆布出汁は相性抜群。ふんわりと柔らかい春にんじんはいくらでも食べられそう。地味めな色合いのあんかけ丼に鮮やかなオレンジが美しいスープを添えると、ごちそう感もアップします。みじん切りの生姜も加えるので、体もほっと温まりますよ」
副菜:「鶏昆布出汁と春にんじんの生姜スープ」(2人分) 所要時間/約10分
①春にんじん1/2本はスライサーで極細切りにしておく。生姜1/2片はみじん切りにする。
②「鶏ひき肉とアスパラガスの和風あんかけ丼」の工程②で取り分けておいた鶏昆布出汁1と1/2カップ(300ml)を小鍋に入れ、沸騰したらにんじんと生姜、塩小さじ1/2と黒胡椒を加え、ひと煮立ちしたら火を止めて完成。
次回もお楽しみに!
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■長谷川さんは、BAILA CHANNELにも登場してレシピを披露してくれています!長谷川さんのトークも楽しく、野菜の下ごしらえのコツなどもよくわかって大人気。こちらからぜひチェックしてみてください。
『なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん』をテーマに、食べ疲れないのにちょっぴりおしゃれで自己肯定感の上がる“新しい家庭料理”のレシピを発信。2022年11月29日に、初のレシピ本『クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん』(KADOKAWA)を出版。