心ときめく雑貨やスイーツに目がないライター轟木愛美が、今おすすめの手土産をご紹介する連載。
「初めまして」の挨拶や、お世話になっている方への御礼、友人との食事会などにぴったりなアイテムをご紹介していきます。
資生堂パーラー銀座本店限定の「プティフール セック」
明治時代創業。太宰治や谷崎潤一郎、森鷗外など多くの文化人から愛されてきた資生堂パーラー。
誰もが知っている有名ブランドでありながら、定期的に商品のリニューアルを実施。そうして今も昔も常に人々にときめくスイーツを提供し続けてきた資生堂パーラーは、まさに手土産の鉄板といえるブランドの一つです。
全国の有名デパートにも出店していることから比較的手に入れやすいことも魅力ですが、せっかく大切な人に贈るからには、特別感を添えたいもの。
そこで今回は銀座本店だけでしか手に入らない、とっておきのクッキー缶をご紹介したいと思います。
資生堂パーラー銀座本店があるのは、銀座のシンボル「東京銀座資生堂ビル」
かつての銀座レンガ街をイメージしたレンガカラーの外観が目を引く「東京銀座資生堂ビル」。
各フロアには資生堂パーラーのカフェ、レストランが揃い、シーンに合わせて上質な時間を過ごすことができます。
焼き菓子が買えるショップがあるのはこのビルの1階。
フロア内にはブランドを代表する「花椿ビスケット」を始めとした美しいお菓子たちが美術品のように並んでいます。
その中でぜひ手に入れたいのが、千鳥格子に箱型のロゴが描かれたデザインが目印の本店限定商品です。
【銀座本店限定】プティフール セック/プティ 2160円
数ある本店限定商品の中で特におすすめなのが「プティフール セック」。
プティフール セックとは、一口大の焼き菓子の詰め合わせのこと。
中身はフランスの伝統的なお菓子を中心とした10種類の焼き菓子。
価格は2160円と、クッキー缶としてはかなりお手頃価格。
加えて賞味期限は約1か月と日持ちもするので、私にとって手土産探しの救世主のような存在です。
銀座本店のコンセプト「革新と継承」を体現するレトロシックな缶デザイン
千鳥格子に箱型のロゴが入ったデザインは、銀座本店限定商品だけに使用されているもの。
ロゴ内の「8」は、「東京銀座資生堂ビル」の所在地である銀座8丁目に由来したものだそう。
店名と商品名がデザインに織り込まれた大胆なパッケージに、ブルーのリボンがアクセント。
洗練されたムードに媚びない強さも併せもったビジュアルは、銀座という街のイメージにぴったり。
銀座本店限定商品には、専用のショッパーを付けてくれます。
10種類の焼き菓子がアソートされたクッキー缶
胸を高鳴らせながら蓋を開ければ、色も形も異なる10種類の焼き菓子がパズルのピースのように敷き詰められた芸術的なビジュアルがお目見え。
ここからはその中身をキュートなイラストで示した宝の地図を頼りに、一つずつ味と名前を確かめていく幸せな時間。
口の中でしゅわりと溶ける「ムラング ア・ラ・ヴァニーユ」、ナッツたっぷり&ハード食感の「トリアングル オ アマンド」、シナモン香るサクサクの「パリュール」、ベリーの甘酸っぱさとお花のようなビジュアルにキュンとする「フランボワーズ」など、味も食感も個性豊かで、最後の一口までわくわく感が途切れることなく続きます。
焼き菓子というと豊潤なバターの香りが楽しめるものが多い中、こちらは素朴な美味しさが感じられる、軽やかな味わい。
それゆえ、ついつい手が伸びてしまうちょっと危険なクッキー缶でもある資生堂パーラーの「プティフール セック」。
東京の手土産としても喜ばれるので、ぜひ銀座本店に足を運んでみてください。