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【賢くお金を増やすには?】「確定拠出年金」って何? 正しく理解して老後に備えよう!

話題の新NISAがいよいよスタート。このタイミングでお金について向き合おう! 今回のテーマは「確定拠出年金」。そもそも「確定拠出年金」って何? 企業型DCとiDeCoの違いは? 併用できるの? メリットは? ファイナンシャル プランナー高山一恵さんがすべて解説!

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老後のための資産形成「確定拠出年金」はどうする?

教えてくれたのは
高山一恵さん

ファイナンシャル プランナー

高山一恵さん


Money&You取締役。女性向けWebメディア「FP Cafe」「Mocha」やYouTube「Money&You TV」の運営、女性にお金の知識を伝えるための講演や執筆など幅広く活躍。近著に『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(頼藤太希氏との共著・自由国民社)など著書多数。

編集T

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つみたてNISAを始めて3カ月。早くも成長投資枠で、応援している企業の株を買ってみたい願望が。

確定拠出年金には企業型と個人型がある

漫画−1

企業型DCとiDeCoの違いは、誰が掛金を出すか。企業型は会社が出します
確定拠出年金とは、事業主や加入者が掛金を支払って、加入者が自ら運用し、老後の資金をつくる制度。「企業型年金(企業型DC)」と「個人型年金(iDeCo)」の2種類あります。企業型DCは掛金を会社が出し、iDeCoは加入者本人が出します。企業型DCでマッチング拠出をしていなければ、iDeCoと併用できます。

企業型DCとiDeCoの違い

企業型DC
加入者:制度を導入している会社の従業員
掛金の拠出者:会社(加入者も一緒に拠出するマッチング拠出もある)
毎月の掛金の上限:毎月 2万7500円または5万5000円(会社の年金制度の有無により異なる)
加入できる年齢の上限:70歳まで(会社により異なる場合あり)
運用商品:会社が利用している金融機関の定期預金・保険・投資信託
運営にかかる手数料:会社が負担


iDeCo
加入者:国民年金保険料を納めている加入希望者
掛金の拠出者:加入者
毎月の掛金の上限:毎月 1万2000円〜6万8000円(加入者により異なる)
加入できる年齢の上限:65歳まで
※厚生年金加入者または国民年金の任意加入者以外は60歳まで
運用商品:自分で選んだ金融機関の定期預金・保険・投資信託
運営にかかる手数料:個人が負担

企業型DCとiDeCoを併用して老後に備える

漫画−2

iDeCoは節税をしながら老後年金を用意できる個人型確定拠出年金です
iDeCoは、毎月一定の掛金を自分で支払って運用し、60歳以降に受け取る制度。メリットは、積立時、運用時、受取時の3つの税制優遇が受けられること。商品には定期預金、保険、投資信託がありますが、運用益非課税を生かす投資信託がおすすめ。

iDeCoの全体像

iDeCoの全体像

Q.iDeCoは好きなだけ毎月かけられる?
A.掛金の上限額は人により異なる

iDeCoは月額5000円から利用できます。掛金の上限は、国民年金の種類や企業年金の有無などで変わります。最も掛金が多くできるのは、自営業・フリーランスの人や学生などで月額6万8000円。会社員は企業年金の有無によって月額1万2000~2万3000円。公務員は月額1万2000円。専業主婦・主夫などは月額2万3000円です。

イラスト/サレンダー橋本 取材・原文/佐久間知子 ※BAILA2024年2・3月合併号掲載

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