夫婦の憧れや好きなことを一方的に伝えるだけではなく、ゲストを楽しませることを同じくらい重要視し、二人らしい個性を育てていくのがウエディングのトレンド。選択肢が広がる今、それぞれの“らしい”式をレポート!
“らしさ”あふれる演出が気になる!
二人の共通の趣味を細部までとことん具体化したコンセプトのある式も個性たっぷりで素敵!
ブライズメイドのドレスをおそろいで用意。初対面の友人同士も和やかムードに
「新婦側の友人のドレスをこちらで準備。親族のドレスコードはブルーにしたので、差がつくコーラルピンクに統一。挙式後、ゲストと打ち上げ花火を見たのですが、同じ衣装で見たことでゲスト同士の仲が深まりました」(37歳・スーパーバイラーズ小倉星羅さん)
キャンプ好きな二人ならではのテントフォトスポット
「コロナ禍で二人でキャンプに行くようになり、2023年に式を挙げた際には大ハマり! ゲストにも楽しさを感じてほしくて、会場のガーデンに私物のテントを置きフォトスペースに。ほかにも、高砂を木のベンチ&切り株にするなど工夫しました」(28歳・AYANEさん)
ハリー・ポッターをテーマにゲストと非日常を体験
「形式にとらわれない特別な式をしたくて二人が好きな映画『ハリー・ポッター』をコンセプトに。作品の世界観に合わせ、天井から椅子をつるしたり、ゲスト一人ひとりがミニ杖を置くことで作るオリジナル結婚証明書を提案したりと、遊園地に遊びに来たようなムードをイメージしました」(32歳・K.Aさん)
ドレスは「お色直しも白」の花嫁が急増!
お色直しは「カラードレス」を着なくちゃいけないという固定観念を取っ払って、好きなものを着て楽しむ人が増加。
挙式と披露宴で雰囲気をガラッとチェンジ
「夫婦でダンスをする演出があり、踊りやすいドレスに悩みました。結果、挙式で着たシルクとは印象の異なるチュールデザインを着られて大満足」(29歳・スーパーバイラーズ中嶋彩乃さん)
挙式とはトーンの異なるホワイトを選びました
「挙式では真っ白のレースドレス、2着目はほんのりピンクがかったオフショルのホワイトドレスを。意外性がありゲストに楽しんでもらえました♡」(29歳・落合綾子さん)
「近年インポートドレスの取り扱いが増えていて、「白」のバリエーションがとても充実しています。同じ色でもシルエットや素材で変化をつけて印象を変えるなど、「白」を2着選ばれる花嫁さんは最近増えていますね」(MIRROR MIRROR PR壬生浩子さん)
オリジナリティを出したいならDIYが断然おすすめ
感謝の気持ちや個性をダイレクトに伝えたいという理由から、ペーパーアイテムなどを手作りするのがもはや主流に!?
Q DIYしたものは?
1位 ウェルカムボード・受付札 22人
2位 プロフィールブック 16人
3位 招待状 13人
リングピローなどの紙以外のもの 13人
5位 席札・テーブルナンバ 12人
DIY初心者でも挑戦しやすく、フリマアプリや100円ショップなどで材料をGETしやすいペーパー類が多いよう。予算削減にも◎
(複数回答)
結婚証明書のベースは義母のハンドメイド
「ナチュラルな木製の板に、義母がウエディングツリーを手描き。色とりどりの葉っぱは、ゲストが押してくれたスタンプです」(28歳・AYANEさん)
パワポで自力で製作したプロフィールブック
「パワポで写真を配置し、印刷通販『プリントパック』で冊子に。デザインは数パターン作り、夫に選んでもらいました」(29歳・落合綾子さん)
取材・原文/宮田彩加 ※BAILA2024年1月号掲載